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身体管理学でお悩み解決!Vol.11〜なぜ、タンパク質はたくさん摂らなきゃいけないの?〜

こんにちは。

日本身体管理学協会事務局の新美です。

土曜日は簡易的ながら、

いただいたお悩みにお答えしていきたいと思います。

もし宜しければご参考にしていただければと思います。

それでは、本日の質問に参ります。

健康系の本を読むと、多くの本でタンパク質をたくさん摂るように勧められています。糖質制限を勧めるような記事等でもタンパク質は摂るように書かれていることがよくあります。
どうして、タンパク質をたくさん摂る必要があるのですか?
宜しければ教えてください。
(40代・女性/会社員)

ご質問ありがとうございます。

それでは、お答えさせていただきたいと思います。

まず大前提として、世の中にある健康系の書籍で語られているタンパク質を摂取することの重要性については、

もしかすると、今回私がお答えする観点とは必ずしも一致しないかもしれません。

ただし、だからと言ってご質問者さまが取るべき行動が変わってくるわけではなく、

やはり、当協会でもタンパク質の摂取については、非常に重要であると考えております。

では、当協会が考えるタンパク質の重要性とは何か?

それについて今回は簡易ながらお伝えし、回答とさせていただきます。

①必須栄養素だから

まず初めに、タンパク質の重要性について言えることは、答えは単純で必須栄養素だからです。

これは以前から既にこのnote内でも、何度もお伝えしておりますが、

「必須栄養素=”不可欠”栄養素」ですから、欠けてはなりません。

ですからそれだけ見ても、栄養素の云々は抜きに、まずタンパク質を摂取することは当然必要であると言えます。

②摂取基準が定められているから

次に、必須栄養として定められているタンパク質の摂取基準を見てみましょう。

タンパク質は、「生きる上で必要な栄養素である」というだけでなく、

1日に摂取すべきタンパク質量も定められております。

つまり、「生きる上で必要なタンパク質量はこれくらい」ということが

医科学的に定義づけられているということでもあります。

その量は概ね「体重1kg当たり1g」とされています。

つまり「体重60kgであれば60g」です。

60gというと最もタンパク質含有量の多いお肉で計算した場合、

100g当たり20%の含有率として

お肉で摂るとすれば300g

これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、

それだけのタンパク質が毎日生きる上で必ず必要だということを忘れないようにしましょう。

そのため、「”たくさん”摂る必要があるか?」と言われれば、

「適量がいい」という答えになるでしょう。

③タンパク質は身体のあらゆる部分を作っているから

タンパク質と聞くと、一般的には筋肉のために必要とされる栄養素と考えがちになることもあると思います。

確かに、筋肉はタンパク質なくして作られません。

ですから、ボディビルダーのように筋肉をたくさん鍛えて強く、太くしたい人は

もちろんタンパク質をたくさん摂取する必要があります。

ですが、だからと言ってそうでない普通の人には関係ないのかというと

全くそんなことはありません。

例えば女性であれば誰しも気になるのは、

『髪の毛』『爪』『肌』などのコンディションではないでしょか?

そしてそのために、様々な美容液やトリートメントを行い、

外から栄養を補給しているのではないでしょうか?

もちろんこれらが無駄な努力であるということは一切思いませんが、

それらの主成分を考えてみるとタンパク質であることがわかります。

それであれば、美容にかける労力と同じくらい、主成分となる栄養素を適量摂るということをしても

良いかもしれません。

また、挙げればキリがありませんが、女性の方で貧血に悩まれる方は少なくありません。

そしてこのような方がサプリメントなどで栄養を摂取するときに

よく摂られるのは「鉄分」ではないでしょうか?

確かに鉄分は必要な栄養素ではありますが、

そもそも貧血時に必要なヘモグロビンというのは、

「ヘム鉄」と言われる鉄分と、グロビンと言われるタンパク質によって

構成されています。

ですから、いくら鉄を摂っても、タンパク質が不足していれば・・・

ということです。

実際必要量から言えば、鉄は約10mg、タンパク質は約50g

どちらも必要ですが、シンプルに量を比較すればどちらがより必要か明らかです。

さらに、今コロナが騒がれていますが、免疫細胞も元になるのはタンパク質です。

ですから、マスクをしてウイルスを取り入れないようにするのも良いですが、

本来の免疫機能を考えればタンパク質を摂取することも

十分にコロナ対策と言えるかもしれません。

これらは、本当に挙げればキリがありませんが、それくらいタンパク質は必要なものだと言えるでしょう。

まとめ

長くなってきましたので、まとめます。

もちろん特定の栄養素だけを取り上げて、

「それだけを食べていれば万事OK」というつもりはございません。

五大栄養素というベースが全て重要であるという点は

ぶれることがありません。

ただ、上のような理由を知っておくとことで、

タンパク質をちょこっと意識してみるきっかけになればと思います。

一般社団法人日本身体管理学協会公認 身体管理指導士養成講座

(整形外科系機能解剖、内科系機能解剖、整形外科系疾患学、内科系疾患学、トレーニング理論、栄養学、休養学、テーピングで人の身体をより良くするための知識を包括的に学べます。)

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