今後のJリーグの日程はどうなる？？シミュレートしてみた。

新型コロナウイルス感染拡大を受けて中断中のJリーグ。
当初は3/18再開を目指すとしていましたが、それを断念し、現在は4/3再開を目指す形になっています。

そこで、新しい日程はどうなるの？？と思ってのこのエントリーです。
今回は国際AマッチデーやACLなど、制約が非常に多いJ1のみ扱っています。J2は空いている平日に組み込めばまだなんとかなるでしょう。J3は照明ないところもありますが…まぁ頑張ろう。

当初予定したスケジュールの確認

まず、元々のスケジュールはこちらでした。

この日程から
・J1リーグ戦　第2節～第6節の計5試合が延期
・ルヴァン杯　グループステージ第2節・第3節の計2試合が延期
・ACL　グループステージの大半の試合が延期
となりました。

いまの日程はどうなっているのか？

このうち、ACLに関しては振替日程がおおよそ決まっております。
（正式決定はまだのようです）

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?299124-299124-fl

ACLグループリーグの期間が延長に…決勝T1回戦は8月に延期 | ゲキサカ

3月と4月に予定されていたグループリーグが開催できない場合、第3節を5月19日、20日、第4節を5月26日、27日、第5節を6月16日、17日、第6節を6月23日、24日に変更できることを発表。しかし、対戦する両クラブが合意した場合、予定通りに試合は開催できる。

また、グループリーグの期間が延長されることで、6月に開催される予定だった決勝トーナメント1回戦は第1戦が8月11日、12日、第2戦が8月25日、26日に延期。その後、準々決勝第1戦は9月15日、16日、第2戦は9月29日、30日、準決勝第1戦は10月20日、21日、第2戦は10月27日、28日に開催。決勝戦は当初の予定どおりに第1戦が11月22日、第2戦が11月28日に行われると発表している。

また、天皇杯は大会方式自体を変更し、J1勢では2回戦スタートの最大6試合から、4回戦スタートの最大5試合になりました。

天皇杯の日程が変更へ!! J1は4回戦から、J2は“昨季順位”でシード決定 | ゲキサカ

第100回天皇杯スケジュールは以下のとおり

1回戦:5月23日(土)、24日(日)/都道府県代表・アマチュアシード出場
2回戦:6月10日(水)/J2の12クラブ出場
3回戦:7月8日(水)/J2の10クラブ出場
4回戦:8月19日(水)/J1全18クラブ出場
5回戦:10月14日(水)
準々決勝:11月3日(火・祝)、4日(水)
準決勝:12月19日(土)
決勝:2021年1月1日(金・祝)

さらには、3月と6月の国際Aマッチデーで予定されていたカタールW杯アジア予選が延期することになっています。（こちらも正式決定はまだのようです）

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?299458-299458-fl

3月、6月開催予定のW杯アジア2次予選、延期が決定とFIFAが発表 | ゲキサカ

国際サッカー連盟(FIFA)は9日、3月と6月に開催が予定されていたカタールW杯アジア2次予選の延期を発表した。日本は3月26日にミャンマー(H)、31日にモンゴル(A)、6月4日にタジキスタン(H)、9日にキルギス(H)と対戦予定だった。

J1リーグ戦およびルヴァンカップは、再開日が未定のため振替日程も未発表となっておりますが、ひとまず上記3大会の中止・日程変更を加味したスケジュールがこちらです。

この日程に
・J1リーグ戦 5試合
・ルヴァン杯 2試合　を汲み込む必要があります。

…という話を書いていたら、JリーグTVにて原博実副理事長が振替日程作成の難しさについて述べてました。

・今、前提条件（3連続アウェイ禁止など）が崩れている
・週末は空いてない。振替先はミッドウィークにいれるしかない
・東京五輪期間中は味スタ・日産・埼玉などが空いていない
（大会期間中だけではなく6～9月などの長期間使用不可）
・練習会場として貸す予定の会場もある。中継スタッフもいない。
・ACLの日程が変更となった。火曜にACLアウェイだとしても直前のリーグ戦を金曜にしにくい（水J1→金J1前倒し→火ACLは厳しい）
・振替日程の会場確保が困難で、中立地になって公平性の問題になる
・J2、J3は五輪期間中も、首都圏以外でやりますかという議論にもなっている。
・五輪が延期だと日程面では助かるけど、その状態でJできるの？っていう
・国際AマッチデーにJ1は基本的に入れられない。必要だったらリーグ戦に使っていいとFIFAは言っているが、6月の代表戦はまだ未定

じゃあどうする？

そこで、自分ならこうする！な新日程案を作ってみました。

振替日程
▼J1リーグ戦
第2節　6/03(水) ※W杯予選延期前提
第3節　6/07(日) ※W杯予選延期前提
第4節　7/08(水)
第5節　9/22(火祝)
第6節　12/12(土) ※J1参入プレーオフ跡地、最終節1週順延
第32節予備（ACL決勝進出時）　10/28(水)→11/04(水)
第33節予備（ACL決勝進出時）　11/03(火)→12/02(水)
▼ルヴァン杯
GS第2節　5/27(水) ※旧プレーオフステージ1stレグ開催日
GS第3節　6/17(水) ※旧プレーオフステージ2ndレグ開催日
PO1stレグ　8/12(水)
PO2ndレグ　8/26(水)
※GS第4～6節、準々決勝以降は変更なし
▼天皇杯
4回戦予備日　9/23(水)→9/9(水)
▼J1参入プレーオフ
決定戦　今季限りの降格チーム0の処置につき廃止

6月のW杯予選が中止になった場合、昨今の情勢で「じゃあ親善試合を」という流れにはならないので、ここはリーグ戦消化に充てたいところ。それから、もともと天皇杯だった7/8を天皇杯大会方式を変えてまで空けたので、ここも使うだろう、と。

残り2試合分の置き場所が非常に難しいです。
そこで、リーグ戦が組まれていない土曜日・水曜日をピックアップします。

7/11(土)　東京五輪直前
7/15(水)　東京五輪直前
7/18(土)　東京五輪直前　※前日に五輪代表親善試合
7/22(水)　東京五輪直前
7/25(土)　東京五輪
7/29(水)　東京五輪
8/01(土)　東京五輪
8/05(水)　東京五輪
8/08(土)　東京五輪
8/12(水)　ACLラウンド16 1stレグ
8/19(水)　天皇杯4回戦
8/26(水)　ACLラウンド16 2ndレグ
9/02(水)　国際Aマッチデー/ルヴァン杯準々決勝 1stレグ
9/06(土)　国際Aマッチデー/ルヴァン杯準々決勝 2ndレグ
9/09(水)
9/16(水)　ACL準々決勝 1stレグ
9/23(水)　天皇杯4回戦 予備日
9/30(水)　ACL準々決勝 2ndレグ
10/7(水)　国際Aマッチデー/ルヴァン杯準決勝 1stレグ
10/10(日)　国際Aマッチデー/ルヴァン杯準決勝 2ndレグ
10/14(水)　天皇杯ラウンド16
10/21(水)　ACL準決勝 1stレグ
10/24(土)　ルヴァン杯決勝
10/28(水)　ACL準決勝 2ndレグ
11/04(水)　天皇杯準々決勝/J1第33節予備日（ACL決勝重複分）
11/11(水)　国際Aマッチデー/天皇杯準々決勝 予備日
11/14(土)　国際Aマッチデー
11/18(水)
11/25(水)

東京五輪は開催される前提にします。
シーズン終盤はともかく、ぽっと空いてるのが9/9なんですね。天皇杯の日程変更は発表されましたが、予備日については言及がなかったので、予備日を動かしてみたいと。9/9は国際Aマッチデー終了直後なので、リーグ戦は入れられないですが、天皇杯ならまだ大丈夫。そして、空いた9/23にリーグ戦をいれる。
そして、最後は12/12。本日の「降格なし」リリースには触れられてないですが、おそらくJ1参入プレーオフはなくなる（自動昇格2枠のみ）のではないかと思いますので、そうすると12/12が空く。12/12までリーグ戦をやるのは好ましくないですが、緊急事態なので仕方ないだろう、と。
※ルヴァン杯決勝12/26案がスポニチで以前報じられていたので、その案通りですと、5つ目の振替日が12/12ではない（10/24をリーグ戦で使う）可能性は高いと思います。

よく「ルヴァン杯は無くせばいい」という意見がありますが、ルヴァン杯開催日はたいていACLグループステージの真裏か、国際Aマッチデーの真裏。そこにリーグ戦を入れられないケースが多いので、あまり意味はないと思っています。
ルヴァン杯の日程もずれましたが、ACLの日程がずれましたので、ACLラウンド16の裏でルヴァン杯のプレーオフステージを入れることは可能です。同一チームの日程被りも発生しません。そうすると、10/24決勝も動かさなくて済むかなと。
（ただし、選手のコンディション面を加味すると”あまり意味はない”わけではないと思いますが、そこはしょうがないので頑張ってターンオーバーしましょう）

...といろいろ書いたものの、そもそも4/3に再開できるのかどうか…。
どうなるのかな。