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村人Aの出発

最初に

完全にモラトリアム期間だった5年の大学生活も終わり、来年の春から社会人になろうとしている。2020年は「はたらく」について考える時間が今までの人生で一番多かった中で、今回のPanasonic×note 投稿コンテスト「#はたらくってなんだろう」を見つけた。
https://note.com/info/n/n3d64a2c3c456


5月頃に数社から内定を頂き、就職活動が終了した私は現在、就活支援団体で大学の後輩達に「就活」や「はたらく」を偉そうに教えているが、実際ストレートに「はたらくってなんだろう?」と質問されるとすぐには答えが出せない。このnoteを書きながら自分の頭を整理できればと思う。

はたらくについて初めて考えた

大学2年生の時、当時付き合っていた1つ上の彼女が就職活動を開始し、初めて「はたらく」ことが自分にとって身近になった。ただ、当時は「パワプロ」と呼ばれる野球ゲームにほとんどの時間を浪費し、その合間に授業やサークル、バイトに行く日々を暮らしていたから全く「はたらく」のイメージが付かなかった。どうせはたらくなら好きなことがやりたいと思って、ドラマが好きだから当時はテレビ局に入りたいとなんとなく思っていた。

大学3年生が近づいてくると、就職活動が本格的に近づいてきた。なんの対策もしてなかったが、とりあえず合同説明会・インターンに参加していくうちに不安が大きくなっていった。「このまま働いて大丈夫だろうか?」という不安、やりたいことがみつからないのである。

1年間の猶予をGET

この不安を感じたまま就職活動に突っ込むとやばいという思いから、1年間大学を休学し留学を決意した。漠然とやりたいと思っていたメディアについて勉強することと、自分のやりたいことを見つけるためにアメリカのシアトルに行くことにした。奨学金などもあったが、全部で300万円を使ってつくりあげた猶予期間であった。

1年間の留学中は、現地の大学でメディアの授業を受けたり、学生団体に所属したり、雑誌会社でインターンをしたりした。実際に学んだり、働いて見たりする中で感じたこともあったが、留学で一番良かったのは1人の時間をしっかりと取れたことである。スタバのコーヒーを買って大学のベンチや芝生で2時間も3時間も人生について考えた。

ある日、大学のカフェで気づいた

その中で気づいたのは、経験したことの中からじゃないと自分がやりたいかどうかは判断が出来ないということであった。とにかくやってみないと好きか嫌いか分からないのだった。そして自分の経験の中で「これを人生賭けてやってみたい!」ということにも出会うことはなかった。人生の中でその時その時に熱中することはあったが、基本的に飽き性だから1つのことをずっとやっていることが出来ないのだ。

こうして色々考えたが自分では「はたらく」は何かの答えが出なかったので、周りの社会人に聞いてみようと思い所属していた学生団体でインタビュー活動を行った。(☟のnoteにインタビューの内容はまとめてあります)

総括すると仕事=「社会との接点」や「楽しいこと」などの意見が多く出てきました。あれ、留学に来る前に考えてた「どうせ働くなら好きなことがやりたい」ってのと似てる??なんも考えてなかった大学2年の自分のイメージは合っていたのかもしれません。

はたらくってなんだろう??

じゃあ、今の自分にとって「楽しいこと」ってなんだろう?って考えた時、留学を経て感じていたのは「自分がすごいって思う人と出会うこと」でした。すごいの定義は色々ありあますが、留学生の友達やインタビューをさせてもらった社会人の方と話していて、自分の知らない世界を観れた・感じられた時が一番ワクワクしたんです。

じゃあ、どうやったらすごい人達にもっと会えるんだろう?って考えると、自分自身もすごくなればすごい人達に出会えることに気づきました。(ハイキューって漫画に描いてありました)

はたらく=RPG??

長々と書いてきましたが、つまり私が働く理由は「自分がすごくなって、自分よりすごい人達と出会うため」です。なんかRPGとかと一緒ですね。

ただはたらくこととRPGの違うところは、RPGにはセーブポイントがあったりやり直せるところじゃないでしょうか?「はたらく」はゲームみたいにはなりませんが、自分自身で環境を変えることで違う物語を楽しめて、違う登場人物たちと出会うことが出来るんじゃないかと思います。

RPGでいうと私の物語はまだ村人Aの状態ですが、これから自分の人生の主人公として色んな物語のボスキャラ達と出会えるよう、来年から自分のレベルアップをしていきたいです!

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