目の手術をしたいが出来ない

ワイは糖尿病。かなり悪かったのだけど、去年の1月までは医者にも通えて血糖値なんかも順調に下がってた。h〜cみたいな数値もドンドン落ちてて、このままいけば…と淡い期待が持てていたんだ。

でも、コロナ禍が一気に生活を変えた。
先ずはやってる事業の売上がただでさえ低かったところに顧客がみるみるといなくなった。
そうなると、もちろん売上は下がる。売上が無ければいろんな固定費や従業員の給与なんかもいよいよヤバくなり、結果的に経営者の給与なんて無くなったし、一緒にやってた妻も同様で医療費を支払う事は出来なくなった。

持続化給付金があったので第一波は何とか越えても、直ぐに持ち直す事は出来ない。
住んでるのが長野の田舎なので、地元に顧客なぞ見る影もなく、実際仕事のほとんどが農家か飲食みたいなもんで、宿泊飲食はお客様が戻る事は無かったな。
GOTOでようやく戻り始めた矢先の年末年始にまたコロナが始まりある意味詰んでる。

こんな調子だったので、従来の病よりも医療費のかかる糖尿病治療はもちろん出来ず、併発していた目の不調も同時に行けなくなったので、秋くらいから利き目でない右目から見えなくなっていった。

左目だけで何とか運転やらパソコン仕事をこなし、それでもGOTOにあやかろうと必死だった年末前から徐々に残っていた左目も違和感が始まり、曇りガラスの世界になるまでにたいして時間はかからなかった。

これでは運転が出来ないと、帰省していた息子を無理やり引き留めて運転してもらうようにしたのだが、正直まともに仕事にならない。
目がどれだけ大事が改めて思い知ったのだけど、もう資金的に手遅れ。事業が回復しないと私の治療など到底出来ず…だけど、それでも見えないままじゃまずいと友人にお金を借りて眼科に行った。

「奥さんを呼んでください。」

医者に言われてこれがかなり効いた。
半年以内に失明する可能性が高い…というか失明しますよとハッキリ言われ、泣きそうになった。
網膜剥離だそうだ。糖尿病による血行障害から来てるため、糖尿病治療も合わせてやらないと手術しても意味が無いらしい。

いや、だって。。
金無いよ。医者にも言ったが医者がそれを出してくれるわけではない。
散々会社を維持するために借金しまくってきたので、新たに借りられる金も無いしコネも無い。

途方に暮れるってこういう事だな。

しばらくどうして良いか分からなかった。
ただ、日々の時間が勝手に流れていて、金を支払えと業者さんに電話で迫られ、明日や明後日の会社がどうなるかさえ分からないほどに口座にはお金が無かった。
法人の口座に数百円ってヤバいっしょ。

経営の話はおいおい書くけど、とにかく治療が受けられない今が不安でたまらない。
でも、家族とは笑顔で過ごしてる。妻に負担ばかりかけてるけど、それで将来100倍返ししたくて生きようと今は思ってる。
そのためには何としてでも目の手術代に糖尿治療と腎不全までの道のりを長引かせる治療をしなければと思う。

少々危ない橋も渡ることにした。
幸い日本政策金融公庫でコロナ緊急融資枠が追加になったと聞き再度申し込んだ。
支払や借金の対応を頑張り会社を潰さないように踏ん張っている。

2月中に上手くいけば資金化できて手術が出来るかもしれない。
それまでこの記事を書いていられればまだ目が見えているということ。パソコンはキツいのでスマホで書いてる。

どうかなぁ。間に合えば良いなぁ。

#糖尿病
#網膜剥離
#コロナ禍
#経営難

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