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請願、陳情、意見書ってなに? ご説明します。

私たちは選択的夫婦別姓の実現に向けて、長野県と県内各自治体へ請願・陳情を行い、国会へ意見書を提出していただくことをめざしています。

請願(せいがん)、陳情(ちんじょう)、意見書……聞きなれない言葉だと思います(私たちもそうでした!)。今日はこちらの言葉についてご説明します。

請願、陳情とは

市民が各議会へ意見を伝える方法です。今回、私たちは長野県議会やその他県内の議会に対し、「〇〇議会から、選択的夫婦別姓の法制化について国会で早急に議論してもらえるように意見書を提出してください」という声を届けようとしています。

請願陳情はどちらも意見を伝える方法ですが、少しだけ違う部分があります。

請願:議員さんの紹介が必要。担当の議員さんが参加する「委員会」で議論された後、議員さん全員が参加する「本会議」で多数決を取り、議会の意見とするかどうかの判断(採択)が行われます。
陳情:議員さんの紹介は不要。「委員会」での議論で採択するかどうかが決まり、「本会議」では結果の報告だけが行われます。

参考:上田市の場合(リンク

意見書とは

自治体の議会が国会に対して意見を伝える方法です。自治体の議会で請願、陳情が採択されると、国会に対して「〇〇議会として早急に選択的夫婦別姓の法制化について国会で議論されることを求めます」という意見書を提出してもらえます。

参考:参議院の説明(リンク

なぜ地方自治体から意見書を出すのか

選択的夫婦別姓を求めている人が日本全国にいることを国会に伝えるためです。実は、国会へも直接、請願や陳情を出すことは可能です。しかし選択的夫婦別姓・全国陳情アクションでは国会議員の方からのアドバイスなどをもとに、日本全国から意見書を提出することで、国会を動かすことができるのではと考えています。2020年5月時点で114の自治体から意見書が提出されています。

参考:選択的夫婦別姓・全国陳情アクション(リンク

勉強会をやっています

国会に意見書を届けるには、議員さんの協力が不可欠です。委員会でお墨付きをもらえなければ、議会でも議論されず、意見書の提出ができません。

一人ひとりの不安や困りごと、社会をよりよくしたいと考えていることを市民の代弁者である議員さんに伝え、議論していくことで、陳情や請願が採択されやすくなるだけでなく、暮らしが快適になるのではと考えて、「ゆるっとお茶会」という勉強会を開催しています。

「政治家は不安や困りごとを取り除くのが仕事」

勉強会を通して、ある議員さんからこのような温かい言葉をいただきました。

メンバー、サポーター募集中!

長野県や県内各自治体の議員さん、会派向けの勉強会を実施し、意見書の提出をめざしています。議員さんに困りごとを伝えたいという方は、ぜひメンバー、サポーター登録をご検討ください。「どちらにするか迷う…」という方はご相談に乗りますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
メンバー……長野県、市町村での請願提出、勉強会の企画・開催を事務局として一緒にやってくださる方。全国陳情アクションへの登録を別途お願いします。
サポーター……活動のお知らせを受け取りたい方や、ステッカー配布などの一時的なボランティアをやってくださる方。

Twitter   @shinshu_action
Facebook @shinshu.chinjo.action
note https://note.com/shinshu_action

サポート(カンパ)大歓迎です!いただいたサポートは選択的夫婦別姓についての勉強会開催などの活動に使わせていただきます。