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【vol.29 私のアナザースカイ】

【8月に格闘技ジム作ります】

トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。

オーストラリアに来るのは、以前、チームがなくなった時以来だ。
リフレッシュを兼ねて訪れたオーストラリアでは素晴らしい出会いがあった。それについてはヒストリー第19話に書いてある。

オーストラリアに再び訪れたのは2018年冬。目標から遠ざかり自分の目指している方向がわからなくなっている時だった。

この大会には自分に勝ったジェイク・マシューズ選手やアメリカで一緒に練習した選手も出たりしていた。
ついこの間までは同じ舞台で戦っていたのに、もう今は戦えないと思うと本当に悔しかった。

もちろんまた戦績をあげてUFCにチャレンジできれば、それに越したことはない。しかし、UFCに出るだけが目標ではない。目指していたのはチャンピオンだ。

ここまで今まで自分ができる最大の努力を重ねてきたと思っている。それでも、今の自分ではUFCで戦うことはできない。それならば、他の目標を探さなければならないと思っていた。

試合に負けてから半年間、命を賭けて目指してきた目標の代わりを探していたがそう簡単に見つかってはいなかった。

頭でいくら考えても、決断できる肝心なものがいつも何か見つからなかった。
しかし、このオーストラリアで見つかった。オーストラリアの選手が元チャンピオンと壮絶な戦いをしている。荒い戦いながらも、攻め続け観客を魅了していた。結果として負けてしまったが、自分が中学生の時見たK-1の試合と同じ感動があった。

目の前の相手に挑み、全力で前に出る。そんな姿に自分は魅力を感じていたんだと思う。
これから目指す先に、今は、UFCという文字はないが自分が全力で戦う姿をこれからも皆さんに見てもらいたい、そして大好きな格闘技を楽しんでほしいと思った。

帰りの飛行機に乗る前には来る時のようなモヤモヤしたような気持ちはなく、また前に向かって邁進していこうという気持ちでいっぱいだった。


『最終回、これから』


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