【刺さる】キャッチコピー・肩書の付け方の教科書
本記事を読んでほしい人
この記事の対象者
✓ 情報発信を始めたばかりの人
✓ 自分をブランディングしたい人
✓ 自分の商品のキャッチコピーを作りたい人
✓ 印象に残る肩書の作り方を知りたい人
本記事では、印象に残るキャッチコピー、肩書の付け方について解説します。
自分の商品や自分自身のブランディングをしたいという人にうってつけの内容になっています。
「肩書これでいいのかな」という方に、一つの判断基準を添えられればと思って書いています。
主にツイッターなどのSNSでの肩書、キャッチコピーの付け方に沿って解説します。
筆者の実績
◆筆者の経験
✓ 元食品企業の商品開発担当
✓ 120品目の商品の開発。商品企画パッケージや販促物の考案を経験
✓ ツイッター企画「あなたは何者?」で総勢73人の肩書命名を完遂
私は、食品の商品開発の経験を活かして、ツイッターで肩書をつける企画を行いました。
この企画で、総勢73名の方の肩書をつけさせていただきました。
以下が肩書全てです。
付けた肩書に対して、ありがたいお言葉もいただきました。以下一部掲載しますね。
この他にも、たくさんの喜びの言葉をいただきました。
「喜ばれる肩書」を意識して作らせていただきました。
記事の内容
◆記事の内容
✓ 印象に残るキャッチコピーの作り方の基本
✓ ツイッター上の企画で、私が73人の方に肩書をつけた全手順と思考回路
本記事では、印象に残るキャッチコピー・肩書を作ることに焦点をあて、その基本となる部分を解説していきます。
前半部分では、印象付けられるキャッチコピー・肩書の基本を解説します。
後半部分では、実際に私が企画で肩書を付けた具体的な手順について解説します。
少しでも多くの方が、無意味なキャッチコピーのまま空回りすることがないようにすることが本記事の狙いです。
ぜひ、チェックしてみてください。
キャッチコピー・肩書が必要な理由
そもそも肩書が必要な理由は
✓ あなたは何者?という問いに端的に答える
ためにあります。
人間は、自分にとって意味をなさないものは理解するのに時間がかかります。「あの人の名前なんだったけ?」「番号は何番だったっけ?」と思ったことはありませんか。繰り返し見たり読んだりしてようやく覚えることができます。
一方、ただ、名前は思い出せなくても、
「〇〇をやってる人」
「〇〇会社の人」
「〇〇の地域で会った人」
くらいには思い出せる場合は多くありませんか?
自分がよく知る意味のある言葉と、その人とのひも付きがあると、記憶に残りやすくなります。
肩書は、「相手にとって意味のない言葉」を、相手の記憶に留めやすくするための手段です。逆に、肩書がないと何をやってる人か分からないため、印象に残りにくくなります。
「カレーパン」と「神戸牛カレーパン」だったらどちらに魅力を感じますか。より特徴を表現してる「神戸牛カレーパン」の方が印象に残ると思います。
私は「しん」という名前で活動していますが、「しん」だけだと同じ名前の人がたくさんいて、何をしている人なのか全く伝わりません。
なので、ただの「しん」ではなく「〇〇のしん」という肩書で、周りに何者かわかりやすく伝える必要があります。
私の場合は、
エンジニア夫婦
という肩書を使っています。「エンジニア夫婦」の夫の方と呼ばれることもままあります。
「エンジニア夫婦」という肩書だけで、私には妻がいて、私も妻もエンジニアであるという情報を、見た人に一瞬で伝えることができます。
このように、コピーや肩書には、その人やものの情報、特徴を一瞬で伝える力があり、記憶にも残りやすくする力があります。
魅力的な肩書を付けられるようになれば、自分自身や自分の商品のPRに使えます。(一瞬で意味が伝わるコピーは、伝える効率が良い点でコスパよしです)
さて、肩書をつける意味を抑えたところで、次は、この肩書の付け方について基本的な部分を見ていきましょう。
印象に残るコピー・肩書の基本パターン
肩書をつけようにも、ただありふれた言葉を使っていては印象には残りません。
例えば、「会社員」という肩書。「会社員」に該当する人が世の中に多すぎて、自身を表す特徴としては物足りなく、印象に残りづらいです。
せっかくなので、印象に残る肩書を付けたいですよね。肩書にはある程度パターンがあります。
代表的なパターンとして、以下のものがあります。
基本パターン
・造語を作る
・有名な言葉からもじる
・関連した言葉をかけあわせる
一つずつ解説していきますね。
◆造語を作る
肩書を作る代表的なパターンとして、言葉を組み合わせて造語を作るという方法があります。
「造語」とは、これまでにない新しい言葉です。
造語(ぞうご、英: 動詞 to coin a phrase、名詞 coined word, neologism)は、新たに語(単語)を造ることや、既存の語を組み合わせて新たな意味の語を造ること、また、そうして造られた語である。新たに造られた語については、新語または新造語とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャッチコピーや商品名を作るときには、
よく知られてる言葉+よく知られてる言葉
を組み合わせた造語を用いられる場合が多いです。
みんなの知ってる言葉同士を組み合わせて、それが何かを特徴と合わせて表現します。
「造語」を使った具体的な例
・エンジニア夫婦
・やわらかクッキー
・サラリーマンラジオ
などが挙げられますね。
私の肩書「エンジニア夫婦」はこの造語を用いたパターンです。「エンジニア」と「夫婦」という言葉をあえて続けて、「エンジニア夫婦」という造語で表現しています。
逆に、「夫婦×エンジニア」ではダメです。「夫婦」と「エンジニア」という言葉がそれぞれ独立してしまって、肩書としては印象が残りづらくなります。「エンジニア夫婦の~」と印象づけることを意識して付けています。
肩書を一つの単語として呼び名のように呼んでもらえるようになれば御の字です。
造語は、商品名でもよく使われる手法です。例えば、「やわらかクッキー」という商品で考えてみます。
○ やわらかクッキー
× やわらかいクッキー
「やわらかいクッキー」だと、「クッキーの中でもやわらかいもの」として、頭の中では整理されてしまって、商品そのものの独自性からは遠のいてしまいます。商品そのものを「やわらかクッキー」と呼んでもらえて、1語にまとめてしまうと、特徴の表現された独自性のある表現ができます。
このように、自分が知ってる言葉同士を組み合わせて新しい造語を作ることで、オリジナリティがあり伝わりやすいキャッチーな肩書を付けられます。
SNSで発信している人は、自分のプロフィール文や趣味、特徴から単語を抽出して組み合わせてみてください。あなただけの肩書が見つかりますよ。
◆有名な言葉からモジる
みんなが知ってる言葉の一部を変えて作ってみるパターンです。みんなが聞きなじみのある言葉を、自分の特徴を組み合わせてみると、印象づきやすい言葉ができます。
聞きなじみのある言葉 + 特徴
私が作成した肩書の中だと、例えば以下の肩書があてはまります。
有名な言葉からもじった例
・朝活の女
・我が子とゆく
・ママ、システム極めるってよ。
「~の女」というフレーズは「科捜研の女(ドラマのタイトル)」
「さそり座の女(歌のタイトル)」等でも使われています。広く知られた言葉なので、みんなが聞いても馴染み深い響きがあります。
「我が子とゆく」は、司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」をもじってみました。
「ママ、システム極めるってよ。」は有名なドラマ「桐島、部活やめるってよ。」をモジったものです。
印象づけやすい言葉やキャッチコピーのパターンはありふれてるので、それらを参考に、自分や商品の特徴と合わせて使ってみるのがよいでしょう。
◆関連した言葉をかけあわせる
かけことばをうまく使う方法があります。歯医者さんの電話番号が「64874」(虫歯なし)のように語呂合わせを使われるパターンもこれに入ります。
言葉と言葉をかけて使うことで、意味が伝わったときに「ああなるほど」と思わせれば、強く印象づけることができます。
私が付けた肩書の中だと、以下のものがあてはまります。
関連した言葉をかけあわせる
・Java淹れがJava書きに
・自由のビルド
同じ「音」の言葉で別の意味の言葉をうまくかけ合わせたものです。
これには、謎掛けと同じように考えますね。
富士山の頂上とかけまして、秋口のインナーの袖とときます。
その心は、どちらも眺め(長め)がよいでしょう
と同じように考えて、掛詞をうまく肩書に取り入れます。(さっき思いついた謎掛けです)
1つ目の例の「Java淹れがJava書きに」という肩書についてですが、これは、元珈琲店勤務でプログラミングを勉強してるというプログラミング言語のJavaと、ジャワコーヒーのJavaをかけ合わせました。
コーヒーとプログラミングから、共通するワードJavaを抜き出しました
(Javaという言葉に至るまでの思考回路と手順は、別項で解説しています)
2つ目の例については、「ビルド」という言葉を、建築業界とIT用語の2種類をかけ合わせています。
(実は、この2つの分野から共通する言葉(この場合は「Java」「ビルド意」)を見つけるのが少しむずかしいのですが、後半部分で解説しています)
◆その他の印象付ける肩書の特徴
今回は代表的なパターンを挙げましたが、それ以外にも印象づけるための手段はあります。以下のような手段は、人間の心に残りやすいと言われています。
・数字を使う(奇数の方がベター)
・韻を踏む
・感嘆、疑問等、感情に訴えかける(コピー)
耳に残る肩書やコピーを思い浮かべてみると、意外とどれかのパターンに当てはまってる場合が多いです。肩書を考える際は、パターンに当てはまってるかはきちんと検証したいものですね。
悪い肩書の例
せっかく肩書を作ってもキャッチーな表現ができていないともったいないですよね。
ここではあまり良くない肩書について紹介しますね。
・要素をたくさん詰め込み過ぎのもの
動画編集×プログラミング×ブログ
推しが多すぎて何が特徴か分かりにくいパターンです。欲張りな人が付けがちですね。
✔要素が多すぎて何者か伝わりづらい。
✔言葉の羅列だけでは頭に残らず印象に残らない。
✔何を期待したらよいか分からない。
何をやってるかが伝わりづらいので、印象に残りづらくなります。少なくとも3要素の中で、より重要なものを選んで表現しましょう。
あるいは、これら3要素を組み合わせて生み出したものがあれば、その生み出したものを書くのがよいでしょう。
・初心者感が出ているもの
・プログラミング初心者
・駆け出しエンジニア
・初心者ブロガー
「初心者」感を訴えるのは、印象に残りづらいです。どの分野でも、初心者層というのが圧倒的に人数が多く、熟練になればなるほど人数が減ってきます。なので、「初心者」と言う言葉はほとんどアイデンティティがないんですよね。
初心者の話に耳を傾けられるほどみんな暇ではありません。どうせなら面白いものや役に立つものをみたいですよね。
初心者の人は、「初心者」という肩書よりも、自分のモットーや特徴をうまく表現するのがよいでしょう。
・具体性の足りてないもの
積み上げ継続中
チャレンジ精神
特徴を表現できていないパターンです。努力をしてる人はたくさんいるので、その中で自分の特徴を出さないと、自分のファンは増えづらいですし印象にも残りづらいです。
同じ「努力をする」「積み上げる」にしても、「いつどこで何をどうしてるか」で考えてみると、自分の姿の特徴がでてくると思います。自分の特徴を分析して表現してみましょう。
・社名・組織名だけのもの
・株式会社〇〇
・〇〇.Inc
肩書を会社名にしているパターンです。社名の知名度が低い場合は、社名を載せても魅力は伝わりづらいので控えたほうがよいでしょう。あくまでコピーや肩書は、何をやってるか伝わりやすいものがよいです。
社名はあくまでパット見何をしてる会社か分からなければ、会社名よりも会社のコンセプトを書いた方がよいでしょう。会社名は、SNSであればプロフィールなどで書きましょう。
ただ、「社長」という存在はみんな馴染みがある言葉なので、名前社長などと表現するのも選択肢としてはアリです。
基本のまとめ
改めて基本をまとめますね。
基本パターン
・造語を作る
・有名な言葉からもじる
・関連した言葉をかけあわせる
これらのパターンを意識して考えてみると、比較的手軽に印象付けられるコピーや肩書をつけることができます。
次に後半部分に移りますね。後半部分では、私が実際に肩書を付けた手順について解説します。
後半部分は以下の人を対象にしています。
後半部分の対象の人
✔ ポイントは分かった。具体的な手順を知りたい
✔ 自分でキャッチコピーを考えられるようになりたい
✔ 自分の肩書を考えてみたけどなんとなく気に入らない
後半部分では、私が実際に行っている肩書を付ける手順について解説します。主に、今回ツイッター上で募集した総勢73名の方につけた肩書を手順についての内容になります。
プロフィールやツイッター上の普段のつぶやきから、肩書を考えましたが、そのキーワードの抽出方法も書くので、おそらく後半部分を読んだら、人にアドバイスができてしまうくらいにはなるかと思います。
私が肩書をつけることができたのは、「たまたま語彙力があったから」ではありません。語彙力がなくてもできる方法を行っています。(いろいろな分野の人がいる中で考えるのは、いくら語彙力があっても足りません汗)
後半部分を私が、見ず知らずの自分以外の人の肩書を付けた手順が分かります。これから自分をブランディングしたり商品を作っていく人にとって、役立てる内容になっています。
購入いただいた方の特典として
私があなたの肩書を1案ご提案させていただきます。(2020年10月限定)
また、noteの内容をTwitter上で取り上げていただきた方は、私がリツイートします😁(取り上げる場合は私 @shinshin4n4n のメンションをおつけください)
それではどうぞ。
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