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クレジットローンと学生ローンが危ない?

去年の暮にこんなnoteを書いていた。

ザックリ言えば、米国のクレジットカード会社が、お金を貸し渋りはじめているようだ、という話。貸し手から見た将来の景気は良くないので、今はちゃんと返してくれそうなお客さんにも貸しづらい状況なのかもしれない、という内容のnoteを書いた。

どうも、その通りになってきたっぽい。

クレジットカードローンと学生ローンの残高と延滞比率を心配している記事だ。

この記事に何度か登場する【90日以上の延滞比率】というキーワード。

どうして90日なのかというと、1-2ヶ月の延滞というのは「ごめん、忘れちゃってた(*ノω・*)テヘ」というのが多いらしいが、3ヶ月以上延滞するとその7-8割はもう返ってこないのが借金業界では常識らしい。

つまり3ヶ月お金を返せない人は、もうお金を返す意志がないというのが、どの先進国でも共通した数字なんだそう。だから、90日以上延滞比率というのが重要視されるそうだ。

このロイター記事は、もう一つ心配な内容を含んでいる。

「自動車ローン、住宅を担保とした与信枠(ホーム・エクイティ・ライン・オブ・クレジット、HELOC)、住宅ローンなど他の借り入れでは90日以上の延滞比率が低下」しているというのだ。

つまり

* 家や車を買えるような、信用力が高い人たちはお金が返せる
* クレジットカードローンを組んじゃうような、信用力が低めの人達がお金を返せない

という事態になっているようだ。

失業率も低く、他の国に比べたらGDPも高い米国において、この事態はかなり不気味だと思う。


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