WHOの信用失墜‼ 新型肺炎感染力、想定以上の「再生産数」分析相次ぐ WHO推定より大きく 現在のWHO機関のレベルは信じられない程、低い‼ 信用に足りない‼ 中国で流行が続く新型コロナウイルスによる肺炎について、ウイルスの感染力は1人の感染者からうつる人数の目安となる「基本再生産数」が当初推定より大きいとする分析結果が世界の研究機関から相次いでいる。いずれも3程度としており、世界保健機関(WHO)が見積もる1.4~2.5を上回る。

国内では中国との関連がはっきりしない感染者が増えており、専門家らは国内感染の広がりを防ぐ態勢作りを呼びかけている。 香港中文大学などは基本再生産数を約3.6と算出した。独ハイデルベルク大学やスウェーデンのウメオ大学などの研究チームは、各地の研究グループが報告する基本再生産数の平均は3.3であると明らかにした。米フロリダ大や北京微生物流行病研究所などのチームは、およそ3.8との計算結果をまとめている。いずれも新型コロナウイルスの性質自体が変化しているのではないという。 基本再生産数は病原体が持つ感染力を比べるための指標の1つだ。病原体への免疫を持つ人がいない場合、1人の感染者からどれだけの人数に感染が広がるかを示す。疫学的なデータから得られる、流行期間中の感染の広がり方や感染者が他の人に病原体をうつす感染日数などをもとに計算される。 今回のどの結果も感染力の強い麻疹などには及ばないものの、09年に国内推定2000万人の感染者が出た新型インフルエンザの1.4~1.6を大きく上回る。 新型コロナウイルスについて、日本の専門家の間でも感染の広がりが速そうという懸念が出始めた。東京医科大学の浜田篤郎教授は「今までに経験したことのないスピードで広がるかもしれない」と警戒する。 2009年に流行した新型インフルエンザでは散発的な国内感染例が見つかってから本格的な流行までに数カ月の時間があり、第1波、第2波と流行が拡大した。「医療態勢を整える時間的な猶予があった」(浜田教授)。一方、新型コロナウイルスでは「十分な準備が整う前に広がり始めている」とみる。 すでに国内では、和歌山や愛知など全国の6都道県で、中国との接点や感染経路がよく分からない感染者が見つかっている。東京慈恵会医科大学の浦島充佳教授は「感染の拡大は避けられない段階にきている」と指摘する。長崎大学の安田二朗教授も「市中感染の初期に入るかどうか、という状況だ」と話す。 市中感染は一度始まると感染の拡大を止めるのが難しい。09年に流行した新型インフルエンザでも感染経路の不明な患者が見つかり、その後国内での流行は食い止められなかった。 一方、WHOは、最新の知見として新型コロナウイルスの致死率は約2%だとする見方を示している。中国から提供された感染者約4万4000人分のデータに基づいており、致死率は重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に比べて低く、「致命的ではない」としている。

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