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脳内のリソースは「動作」「思考」「恐怖」

noteで記事を閲覧していた時に興味深い記事を2つ見つけた
そしてその2つを悪魔合体して、トレース能力(≒処理速度)の正体について書こうと思う

筆者の方が(速度が重要な)清掃のバイトを始められて、動作凸のエミュレートが少しできるようになったというお話
「マインドフルネス」「脳で考えるのではなく目で考える」
要するに思考のリソースを落とすことによって動作に充てられるリソースを一時的に増やすことに成功しているということだろう

「貧すれば鈍する」と言われたりするが、あれは本当だと考えており、少し拡大解釈すると何らかの要因で躓くとそれ以外の生活にも悪影響が及んでしまうという事であろう。次の進路が見えず、恐怖に苛まれている瞬間は脳のリソースがどうしてもそちらに取られてしまうので、思考力が鈍るし、アウトプットの質も下がってしまう。

2つの記事を合体させると何が言えるか

脳のリソース(メモリ)は、主に「動作(処理)」「思考・内省」「恐怖(不安)」の3つで成り立っており、後者2つが膨らんでしまうと、動作に支障をきたす(処理速度に相当するものが落ちる)

ということがいえそうだ(他にもあるのかもしれないが)

図解するとこう

で、高学歴社会不適合者にありがちな、「思考はできるけど動けない」タイプはこのような表にすることができる

思考にリソースをつぎ込んでいるから頭脳明晰なのだが、その分動作性能を犠牲にしており、動作が最も重要である仕事には向かない
どんくさいという感じになる
運動音痴な高学歴の予後が悪いという話がXでよくあるが、リソースをすべて思考にふりきってしまった、この手のパターンが多いからだろう
東大に発達障害が多いなどといわれるが、実際に多いのは発達障害というよりはメモリが思考に偏っているタイプなのだろう
思考に偏っている人は特有のクセが出るので

もちろん、パーセンテージを動かすことは理論上できる(1つ目の記事参照)
が、動かしやすさにかなりの個人差があると考えられる

高学歴でも思考のリソースを開放して動作に割り当てるということを自然とできるタイプであればシゴデキであろう

虐待児は脳内の「恐怖」要素が大きくなる

2つ目の記事の「思考力が鈍る」は上記の表の「思考・内省」の部分を恐怖に置き換えれば成り立つ
不安がメモリを占めているためにアウトプットの質が鈍ってしまう
うつなどもそれに近い。もちろん、ガチの病気なのでそれによって動けなくなるのだが

動作性凸の脳内

一方、頭は悪いけど動ける人間の脳内のリソースはこんな感じだろう

思考に割くリソースが少ないので勉強はできないが、動ける
トレース能力も高い
頭で考えるというよりは、動いて身に着けることを主体としている
実は受験や資格の勉強までなら、動作で勉強をする方法はなくもないぽい(自分がこのタイプでないのでやり方の言語化はできないが)
「勉強はできないけど仕事はできる」人の代表例がこのような感じになると思う
≒動作性凸 といえる

勉強の出来と仕事の出来は関係ないという人がいるが、この2つのケースを比較するとそういえるという感じだろう
思考で頭が埋まっている高学歴よりは、動作部分がしっかりしている人のほうが仕事ができるということはざらにあるわけだ

雑記

もちろんメモリ量が先天的に少なく、動作、思考内省のどちらもできない人はいるだろう
メモリ16GBだけど15GBが思考に奪われている人と、
動作が主体だがメモリが1GBしかない人の両方がいるということ

16タイプのSNの違いって、思考・内省中心なのがN型で動作中心なのがS型って感じなんだろうな
要はメモリの使い方の違い

器用にある程度の柔軟性をもってリソースを割り当てられる人が一番有能なんだろうが、数としては多くないと思う
どうしてもクセというのがでる

思考・内省が居座っていることで動作が抑圧され、仕事ができない人が発達を疑って病院にかかり、診断されている人が一定数いるのではないかと思う
発達にN型が多い(というか診断されやすい)のはその辺の関係もあるだろう

特にIN型は自分の中(脳内)に意識が向くために思考・内省を肥大化させやすい(=その分動作が犠牲になる)と思われる(筆者もその手のタイプである)
※概ねT型が思考を肥大化させ、F型は内省を肥大化させる

個人的には、狭義の発達障害を伴わない知的障害単体では
SN比は一般とほぼ同じだとみている
(じゃないとN型の平均IQが高いとはならんし)

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