#みの編マフィア小説 【第6夜】独白
「諸君。楽しんでいるようで何よりだ。」
突如、部屋正面のモニターに光がともる。
映し出されたのは、#FR2 のパーカーを着て、フードを目深に被った人物。胸には「死ぬカス」という金字の刺繍が施されていた。
「ボス…! 」「おぉ…ボスだ!!」
「ユノワ!ミノワ!ユノワ!ミノワ!」
部屋中が熱気に湧く。
ボスが静かに語り出した。
「諸君の働きのおかげで、我らの組織は順調に拡大している。出版、放送、音楽、神社…数えればキリはないが、もはや、我らの息のかかっていない業界の方