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クイズ「双極性障害の治療〜心理療法〜」

こんばんは。

ネット心理教育の布団ちゃんと、クイズ担当大臣のぶるーです。

ネット心理教育のライブ配信では、毎回の内容についておさらいできるクイズをご用意しています。

この記事には、2020年9月20日(日)21時~のYou Tube LIVE「双極性障害の治療~心理療法~」のクイズの問題と答え、解説を載せています。

ライブ配信を聞くだけでなく、是非、クイズに挑戦してくださいね。
知識の定着につながると思います。

クイズは毎週出しています。お楽しみに~😊

【問題1】

最近の電気けいれん療法では、麻酔などをして、けいれんを起こさないように行っている。
はい・いいえ

はい

【解説1】
電気けいれん療法は、電気を頭に流しけいれんを起こすということから、怖い方法というイメージがありました。しかし、最近では、麻酔と筋弛緩剤を用いて通電するため全くけいれんの起きない、「無けいれん性電気けいれん療法」を行う施設が増えており、安全に行えるようになっています。

【問題2】

双極性障害の再発のきっかけは、①生活・社会リズムの乱れ、②ストレス、③薬を飲まなくなることである。
はい・いいえ


はい

【解説2】
そのとおりです。双極性障害の治療中の患者が新たな気分の波(躁やうつ)を再発するきっかけは①生活リズム(社会リズム)の乱れ、②ストレスを伴う、特に対人関係上の出来事、③薬を決められた通りに飲まなくなることがあるといわれています。この3点を改善するためのものとして、心理療法があります。

【問題3】

心理療法を中心的にする際には、薬物療法をやめてもよい。
はい・いいえ

いいえ

【解説3】
双極性障害では薬物療法は治療の中心であり、それを補う形で心理療法を行います。心理療法を併用することで、薬物療法の効果を更に高めることや、薬物療法を続けることの手助けになります。しかし、いくら心理療法に効果があるといっても、薬物療法をやめてもよいというわけではないので注意です。

【問題4】

対人関係・社会リズム療法での「社会リズム」とは、社会(他の人)とに関係するリズムのことである。
はい・いいえ 

はい

【解説4】
社会リズムとは、社会で暮らす生物である人間が、社会(他の人)と関わるリズムのことをいいます。起床から就寝まで、一日をどのようにして社会(他の人)と関わってきたかを指します。
私達の一日は、朝起きて夜寝るというリズムだけでなく、初めて他の人と会った時間や、他の人が居る中で食事をした時間や仕事を開始した時間など、社会(他の人)の関係するリズムがたくさんあります。

【問題5】

心理療法は日本ではまだ広まっていないので、自分に合うと思った要素について、主治医と一緒に考えていくのが現実的である。
はい・いいえ

はい

【解説5】
ライブ配信で主にお伝えした「対人関係・社会リズム療法」を始めとする心理療法は、日本ではまだまだ普及していません。本格的にこの治療を受けられる施設や、この治療を行うことのできる医師・心理士(師)は少ないのが現状です。
現時点では、本などを使って自ら学び、役に立ちそうな要素を、主治医と相談して活用していくのが現実的でしょう。

クイズで出た部分をおさえておけば、今回の配信で伝えたかった重要な点はOKです。
是非実生活にも活かしていってくださいね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
また来週お会いしましょう。

ネット心理教育は全てボランティアスタッフで活動しております。サポートしていただいた分は今後の活動にいかしていきます。これからも応援をよろしくお願いいたします♪