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胸郭出口症候群

首から出ている神経が首や胸の筋肉などに圧迫されて腕や手に痺れや痛みの症状を出します

腕神経叢や鎖骨下動脈・静脈が胸郭の鎖骨や肋骨や斜角筋や小胸筋などに圧迫や牽引の力が加わり痛みやしびれの症状が現れます

4つのタイプがあり
斜角筋・過外転・頚肋・肋鎖症候群があり、斜角筋が問題になっているか、小胸筋が問題か、鎖骨・肋骨部で問題が起きている別れる

症状

頚・肩・背中の硬結や凝り、肩・腕・手にかけて痺れやだるさなどの症状が出ます。
特に斜角筋にの硬結が強いことが多く、頚椎の前弯少なくなっていることが多い。

日常生活・仕事上での姿勢が問題になることが多く
頭部前方姿勢の頭が前に出ている姿勢、いわゆる猫背が頭部前方変位・頚椎の前弯減少・胸椎後湾を起こし首への負担が強くなります。
仕事ではデスクワークの方がこの姿勢になってしまうことが多く注意が必要です。
あとなで肩で、肩や鎖骨の位置が低く首が長く見える様な方は首の筋肉に牽引ストレスが強くかかってしまい症状がでてしまう可能性が高くなります。

治療・施術

基本的には日常での姿勢指導になると思います
特にデスクワークの方は猫背になっているので気を付けるように指導し、ストレッチや体操で頭部前方姿勢・胸椎の後湾を改善させます。
首の筋肉、斜角筋・肩甲挙筋・小胸筋のストレッチの指導
肩周りの筋肉強化をして負担を減らすようにエクササイズの指導
なで肩の方は肩甲骨が下がらないように僧帽筋や肩甲挙筋の強化を図ります
あとは首・肩・背中・胸部周りのマッサージです

投薬療法として鎮痛炎症剤を用いるようですが筋肉の緊張で神経が圧迫されている場合、効果は低いようです。神経の緊張のために筋緊張が起こっていることも多いために抗うつ剤や抗不安剤などの神経の緊張を緩めるような薬は一定の効果が認められるようです
あとは神経のブロック注射で痺れや痛みを抑える方法もあります

胸郭出口症候群はやはり日常での姿勢が原因になることが多いと思います。
そのために普段から姿勢を気を付けることや普段から体操やストレッチや運動をして予防することが大切です。

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