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【仕事術】その顧客視点、間違っていませんか?

ビジネスでは「顧客視点」が重要視されています。
「顧客視点」とは、顧客の立場で見たり、考えたり、使ったりすること。
この視点を持つことで、顧客のニーズに適した商品やサービスを、より提供しやすくなります。

とくにクリエイティブな商品は、作り手のこだわりを顧客に対して一方的に押し付けないようにする為にも、顧客視点は欠かせません。

ゲームの開発でも顧客目線は不可欠

ゲームの開発現場でも、「ユーザー目線」や「プレイヤー視点」という言い方で、顧客視点を持った物作りが行われています。
ただし、注意しなければならないのは、顧客視点が2種類ある点です。

その2種類とは「顧客視点」と「自分が顧客だったら視点」。

「自分が顧客だったら視点」は、かつて自分が顧客だった時の体験に基づいた視点です。この視点は、顧客の心情を深いところまで理解できるというメリットがある一方で、個人的な好みに偏りやすいというデメリットもあります。
だから、一見、深く理解していると思えても、大多数の顧客とズレが生じることもあるので、扱いには注意が必要です。

顧客視点はターゲットを意識して使おう

「自分が顧客だったら視点」を顧客とズレないよう活用するためには、どんな顧客をターゲットにしているのか、きちんと押さえておく必要があります。

例えば、学生時代にアクションゲームにはまったことがあれば、その体験をアクションゲーム開発時に顧客視点として活用することができます。
ただし、開発するゲームが「遊ぶ時間の限られた社会人」をターゲットにしたアクションゲームだった場合、学生ならではの「豊富な時間を前提とした体験」は意識して活用を避ける必要があります。

反対に、これまでアクションゲームにハマった体験がない人であっても、ターゲットである「遊ぶ時間の限られた社会人でアクションゲームを好む人」の顧客情報を集めることで、「顧客視点」を持ったゲームを開発することができます。

様々なゲームを楽しもう!

様々なゲームを体験するほど、「自分が顧客だったら視点」は増えていきます。
あらゆるゲームを体験することは不可能に近い荒業ですが、様々なゲームを体験することは、決して無駄にはなりません。

興味の赴くまま、沢山のゲームを楽しんで下さい。

ちなみに、若い人がスマホゲームに詳しいのは普通な感じですが、ボードゲームに詳しかったりすると普通じゃない感じがします。

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