タイセツナモノ
夕暮れどき 窓から心地よい風が入る穏やかな時間
木々の揺らぎと鳥の鳴き声と
雲の間から西に傾く陽の光
しばらく目を閉じてみる
心の奥の奥に隠してしまった大切なモノ
そこは真っ暗な暗闇だから 光を当てて探してみた
「そんなところにいたんだね もう隠れなくても大丈夫 出ておいで」
忘れていた大切なモノと 忘れようとした大切なモノ
でも本当は一番忘れていなかったモノだから
心の奥の奥にしまっておいた大事なモノ
またいつかのあの場所に
しまっておいた大切なモノを届けにあの場所に
待っててくれているかしら
まだ間に合うかな
いつかのあの場所まで届けにいこう
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