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家計簿つけてみた その1

家計簿をつけようという何度目かの決意


7月から家計簿をつけている。
理想はづんさんのような美文字で書くカラフルな家計簿。
いまから7,8年前書店でづんさんの本に出会い、手書きで家計簿をつけてみた。当時はまだづんの家計簿も発売されてなくて、彼女がやっていたのと同じように無印のルーズリーフ(方眼)に手で線をひき、たどたどしく、美文字とは程遠い文字で細かくつけていった。
このとき生まれて初めて色とりどりのボールペンで賑やかにきれいに手帳をつける楽しさを知った(今でもだけど、普段は黒と赤、せいぜい青しかつかわないジェットストリームラバー)。
3月から繁忙期に入るので、半年ほどしか続かなかったけれど、なんと毎月3万円も月の支出を減らすことができた。すごい!  
づんの家計簿もいいけれど、MUJIの方眼罫のルーズリーフに書くのが楽しいよ。

あの頃より仕事が忙しくなり、残業が増えた。そうすると収入も少し増え、使えるお金も増え、家計簿はやめてしまっていた。

老後まであと5年


がしかし、老いの問題がある。老後がいつ始まるのかわからないのに、貯金ゼロ。
気づいた。毎月手取りで17万(閑散期)から25万(繁忙期)ももらっているのに貯金ゼロ。楽観がすぎないか? 
なるべく見ないようにしている問題だったけれど、わたしを節約に走らせたのは同僚女性の言葉だった。
「まずは30万だよね」
は? 家計に興味があるかたならご存知と思うけれど、まず最低でも貯金は給料の3か月分。多ければ多いほどいい。生存が伸びる。
全員が30万の貯金がないという。
カメラという金のかかる趣味のせいかもしれないけれど、私の周りは当然100万単位で貯めているというか持っている。
目先の30万がないひとはいない。わたし以外ね。
fireした若いYouTuberの話をすれば「なにその自慢」。
1000円で株が買える話をしても「面倒じゃん」
色々異次元だった。写真も絵も読書も博物館も何も興味がないひとがいるんだ……。
流されないぞ。
とりあえず家計簿をつけてどれだけ無駄遣いをしているかを視覚から入れようと思った。


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しのき美緒
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