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青函トンネル記念館のケーブルカーに乗る

乗り鉄対象路線の中でケーブルカーに乗るのが骨が折れるという話を以前書きました。

その中の1つが本州最北端にある青函トンネル記念館のケーブルカー、竜飛斜坑線です。

これは実際に青函トンネルの工事で作業員の移動や物資の輸送に使われていた設備が観光用に整備されたものです。ケーブルカーが行き着く先は旧 竜飛海底駅。以前はこの海底駅で降りられる列車もありましたが、新幹線の開通に伴って駅も廃止され、いまはこのケーブルカーでしか行くことができません。


青函トンネル記念館への道

このケーブルカーに乗りに行くのはなかなか大変です。まず、そこまで鉄道で行くことができない。

最寄り駅はJR津軽線の三厩(みんまや)駅ですが、これが1日5往復しかない。しかも朝イチで三厩に向かう列車を逃すと、次は昼まで1本もない。なかなかシビアです。

しかも三厩駅に着いてもそこから青函トンネル記念館までは10km以上。

このルートを支えてくれてるのは町営の循環バスです。ありがたいことに津軽線の到着に合わせて龍飛埼灯台までのバスが走っています。しかも100円。

僕が言った頃(2012年)はまだこのルートしかなかったんですが、町営バスの時刻表見ると、いまは新幹線の奥津軽いまべつからも来ることはできるみたい。ただ、三厩駅で1時間以上待たないといけないのでちょっとつらいかも。こう言っちゃなんですが、何にも無いですマジで。


町営の循環バスですが僕が行ったときは確かハイエースが来たような覚えがあります。ハイエースに「降ります」ボタンがついてた。地方のコミュニティバスあるあるです。


坑道体験がセット & 冬は閉館

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さて、苦労してようやくたどり着ける青函トンネル記念館。乗り鉄の人であればとっととケーブルカーに乗って、目的地に着くやいなや乗ってきた車両で即トンボ帰りといきたいところですが、実はこの竜飛斜坑線はそれができません。

これに乗るためにはケーブルカーで地下の体験坑道まで降り、30分くらいの坑道体験するところまでがセットなので、往復1時間くらい時間をみておく必要があります。→ 時刻表

ちなみにこの坑道体験はガイドさん付きで説明をしてくれるんですが、警備が厳重でガイドさんより先を行くことは許されず、100mくらい後から駅員がついてきて常に見張られてる状態。いろんな意味で緊張感あります。

さらに重要なのが冬は閉館してて乗れないということ。例年4月から11月頭くらいまでしか開いてないようなので、予定を組む場合は要注意です。


カッコよすぎる風門開扉

という感じでなかなか乗り鉄泣かせな竜飛斜坑線なんですが、それでもオススメしたいのはなんと言ってもカッコいいから。

山に登っていくことが多いケーブルカーの中で、これは海底に潜っていくタイプですが、トンネル内の気圧とかの関係で発車直前まで閉ざされた風門が徐々に開いていくところがシビれます



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