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【のだめプレイリスト】第5巻 ラフマニノフ·ガーシュイン·モーツァルト

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第5巻は学園祭!千秋とシュトレーゼマンがついに共演!

千秋らの通う大学は学園祭の季節を迎え、皆それぞれの出し物の準備に取り掛かる日々。千秋は本祭での公演でシュトレーゼマンとピアノ協奏曲で共演すべくリハーサルを重ねていた。一方、のだめ・峰達はSオケで前夜祭に仮装して出演することに。

「千秋はぜ〜んぜん自分がわかってまセーン!」と観客への魅せ方に対しての態度をシュトレーゼマンから指摘される千秋。「なんでそんなことが大事なんだ・・・?」と悩む千秋が前夜祭で観たものとは・・・?そして、千秋とシュトレーゼマンの演奏を聴いたのだめが行動を起こす!

第5巻登場曲

華やかなシーン盛りだくさんの第5巻!登場曲は以下の通り!

ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 op.18

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 K.588第1幕第11曲ドラベッラのアリア
「狂おしいばかりに」

ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー

Sオケが学園祭で演奏した曲。ドラマ版のテーマ曲にもなっており、本作の中ではベートヴェン交響曲第7番と並んで有名な曲。

ガーシュインの名を一躍有名にした曲でもあります。ジャズ・バンド編成用の「オリジナル版」とオーケストラ・大編成用の「改訂版」があり、現在よく用いられるのはオーケストラ版。
ピアノとオーケストラの協奏曲形式で書かれた曲で、作中ではピアノがピアニカにアレンジされています。

ピアニカバージョン

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 op.18

千秋が本祭でシュトレーゼマンと演奏した曲。前巻では曲名が登場するのみでしたが本巻でようやく登場。のだめはこの共演を観て衝撃を受けるわけですが・・・
ラフマニノフの代表曲です。本人による演奏も残っています。

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 K.588第1幕第11曲ドラベッラのアリア「狂おしいばかりに」

学園祭後、声楽科の授業で多賀谷彩子(千秋の元カノ)が歌う場面で登場。
モーツァルトのこの作品は18世紀のナポリが舞台。自分の恋人自慢をしている二人の男が「女の貞操どこあるものぞ」と哲学者の友人から挑発を受ける。二人は恋人の貞節を確かめるため哲学者の言うとおり芝居を打つことになるが・・・
という、女性から苦情が来そうな作品。実際、作品の内容が問題となって20世紀に入るまで演奏の機会も少なかったという。

ドラベッラとは恋人の名前(もう一人はフィオルディリージ)。このアリアは恋人が戦場に行ってしまった(という嘘)ことにショックを受けたドラベッラが気も狂わんばかりに嘆き悲しむ心情を歌う場面。

↓直前の場面から。アリアは1:14〜

彩子は初め、この役の勘所がつかめず先生から指摘を受けますが、その後の千秋とのやり取りや、同級生の菅沼から自分がどう見えていたのかをある時陰で聞いてしまうことによって自分の想いを認識します。そしてそれを吹っ切ることによってこのアリアを自分のものとします。

この場面、個人的には結構好きなところです。詳しいことは是非本編をお読みください〜。

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