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MATCHAが「徹底したネイティブ目線」にこだわり続けるために伝えたいこと

MATCHAは、自治体や企業様のインバウンド向けのプロモーションをお手伝いする仕事をしています。

社内には英語、中国語繁体字、タイ語、それ以外の言語を統括しているML(マルチランゲージ)の4つの編集チームがあります。それぞれの編集部が、日本在住・海外在住問わず、外部のライターさんや翻訳者の方と協力しながら、徹底したネイティブ目線にこだわって、記事を作っています。


クライアントワークを進めるなかで、ちょっとしたズレを感じることがあります。それはネイティブが書いた訪日外国人向けの記事に対して、日本人が日本語で日本人目線の修正をしてしまう構造についてです。

クライアントが内容を確認するためには、日本語で読まないことには確認ができないので、日本語に1度翻訳をしているのですが、

「日本人が日本語で日本人目線の修正をするのなら、ネイティブである私が客観的に書く意味は何!??」

とよく聞かれて、言語的障壁とか社会的慣習とか色々考えて「まぁまぁ落ち着いて」と言うしかないのですが、本質は何かを考えさせられます。

当然、クライアント様にお金をいただいてお仕事をさせていただいているので、修正に応じないということはあり得ません。記事の中で事実が誤っている箇所も当然修正する必要があります。

しかし本質は、その地域や商材の訪日外国人にとっての魅力が最大限に伝わることだと思うのです。

そしてその内容は、日本に長らく住む日本人や、その地域に長らく住む地元の方々が一方的に発信したい内容ではないことが往々にしてあるのです。

私たちの仕事は、クライアント様がもしかしたら気づいていないかもしれない魅力を、外国人目線で掘り起こして伝えることでもあります。

極端な例かもしれませんが、〇〇神社について紹介する記事があった場合、「私たち」が発信したい内容は「〇〇時代に〇〇大名の家臣が建てた〇〇式の建築様式で...」かもしれませんが、訪日外国人にとっては「この神社の狛犬は他の神社と比較して目がくりくりしていて可愛いです」かもしれないわけです。

そしてそれこそが彼らが切り取る神社の魅力なわけで、日本人的目線で一方的に発信したい内容に書き換えてしまっては、取り組みの意味が薄くなってしまいます。

とはいえ、「では今からあなたたちを信用して全てお任せします」と言っていただくためには、きちんとヒアリングをする仕組みだったり、確固たる実績と信頼関係が必要で、それを実現するために今日も頑張っているわけですが、

「訪日外国人にとっての」魅力を伝えるという本質を貫き、発信する側とされる側、そして読者の三方にとって満足度が高い仕事を、たくさん作っていきたいと思うのです。

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▼引き続き採用しています!

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