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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

今借りている本。シーラッハの小説『コリーニ事件』、手塚治虫のエッセイ集『ガラスの地球を救え』、岩壁茂編著『カウンセリングテクニック30』、水樹和佳子の漫画3冊。『樹魔・伝説』『月虹』はSF、『グレイッシュメロディ』は現代ファンタジー。専門書から漫画まで幅広く読みます。本は面白い!

がんばりすぎないお昼ごはん*アーリオ オーリオ+ベーコンのパスタ たっぷりバジルのせ

 シンプルなパスタが食べたくなり、アーリオ オーリオにベーコンをプラスしてつくってみました。  アーリオはニンニク、オーリオは油、これに唐辛子が加わると、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノになりますが、唐辛子を切らしていたので、ベーコンにしました。  パスタをゆでながら、フライパンにニンニクとベーコン、オリーブ油を多めに入れて弱火でじっくり炒めます。ベーコンとニンニクがカリッとしたらいったん火を止め、ゆで上がったパスタを投入。しっかり塩を加え、ゆで汁とオリーブ油を適量足して

「赦し」は神さまの仕事 ~人間は完璧じゃなくていい。「赦さなくては」という気持ちを手離したら、楽になりました

「赦し(ゆるし)」とか「赦す(ゆるす)」という言葉が、キリスト教のキーワードのひとつであることは、ノンクリスチャンの方々もご存知だろうと思います。  昨日の記事で書いた「主の祈り」のなかにも、「我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、我らの罪をもゆるしたまえ」という一文があり、聖書の有名な箇所にも、こうあります。 人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人(つみびと)だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そう

「主の祈り」を知ったのは、クリスチャンになってよかったことのひとつ ~日常的に使っています

 日本にも、キリスト教系の幼稚園や学校はけっこうあるので、「主の祈り」をご存知の方は多いかもしれません。「天にまします我らの父よ……」のように始まる、キリスト教の代表的な祈祷文です。  プロテスタントの場合は、お祈りは基本的に自分の言葉でするのですが、主の祈りは大切にしていて、礼拝でも用いています。少なくとも私がおじゃましてきた教派では、そうでした。 (プロテスタントは教派がたくさんあり、それぞれ異なる部分がありますから、全部がそうとはかぎりません)  毎回、礼拝の最後の

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ある日の猫*とこしえに安らかな信頼

ちょっとがんばった晩ごはん*鯵のなめろう

 昨夜は夫のリクエストで、鯵(アジ)のなめろうをつくりました。  なめろうは夫の大好物。近所のスーパーで鯵が特売になっているのを見つけ、「ぜひとも、なめろうを!」と熱烈なリクエストでした。  ちなみになめろうは、房総半島の沿岸部が発祥の郷土料理らしいです。生の青魚の身にお好みの薬味野菜と味噌をのせてたたき合わせたもの。  わが家の場合は鯵を使うことが多いですが、ほかにサンマやイワシでもつくります。薬味は、生姜、大葉、ミョウガをトリオで使うのが好きです。  生姜、大葉、ミョ

暑中見舞いとクリスマス・グリーティング ~それは〝渇いた喉に冷たい水〟

 今年も暑中見舞いの季節になりました。EメールやSNSが普及して、ハガキや手紙を出す機会が減った現代ですが、私は暑中見舞いとクリスマス・グリーティングを、いまもハガキで出しています。数はそんなに多くはないので、手間ではありません。  私はクリスチャンなので、クリスマス・グリーティングは年賀状のかわりです。「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」のハガキをクリスマスまでに届くように出しています。  使うのは市販の絵ハガキです。異なる柄の絵ハガキを、気がついたときに購入し、ス

ゴーヤチャンプルーをつくりました。夫が庭で育てて収穫したゴーヤです。しっかり苦味のある実でおいしかったです。〈食事をするのは笑うため。酒は人生を楽しむため。銀はすべてにこたえてくれる。〉(コヘレト10:19 聖書新共同訳)聖書にもこんな俗っぽい言葉があると思うと、ほっとしますね。

ハイビスカスの一番花が咲きました。〈ナルドやサフラン、菖蒲やシナモン、乳香の木、ミルラやアロエ、さまざまな、すばらしい香り草。〉(雅歌4:13-14 聖書新共同訳)聖書といえば荒れ野の印象がありますが、植物は意外に出てきます。当時の人も季節の花や木に心を和ませていたのでしょうね。

ある日の庭*ゴーヤの収穫(と猫)

 夫が庭で育てているゴーヤに、立派な実がつきました。 「今年はマメに肥料をやってみた。鉢植えでもけっこう大きくなるものだね」と夫。ミニトマトと一緒に本日1本、収穫しました。  さっそくチェックしに来た猫。  これは何かな。まずは匂いをかいでみて……。  匂いが大丈夫なら、ちょいちょいしてみる。  そして、僕は何もしてませんの顔。  残念ながら、猫には食べられませんよね。   人間のほうは、今夜はゴーヤチャンプルーにしようかな。  わが家のグリーンカーテンには、2番

至福のひととき ~猫をひざにのせて本を読む

 夫が畳の上であぐらをかくと、茶白の子がいつもすすーっと寄ってきて、ひざの上にのるそうです。和室で毎日、繰り広げられている光景とか。  和室は夫の部屋なので、なかなか私は目撃できなかったのですが、ついにその瞬間に遭遇。ちょっといい雰囲気だったので、コンデジを出してきて撮ってみました。  平和なひとときですね。 たとえ、千年の長寿を二度繰り返したとしても、幸福でなかったなら、何になろう。すべてのものは同じひとつの所に行くのだから。 (コヘレトの言葉6:6 聖書新共同訳)

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ある日の庭*朝顔が咲きました

「祈り」の力に救われる ~誰かのために祈ること。自分のために誰かが祈ってくれるということ

「祈」という漢字を知ったのは、10歳のときだった。  雑誌のカラーページの見出しに出ていた文字だった。1978年、アニメーション映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の告知ページで、雑誌はたぶん、同年に創刊した『アニメージュ』(徳間書店)だったと思う。  青い宇宙空間に、金髪の美少女テレサが、両手を組み合わせ、ひざまずいて祈りを捧げるポーズで浮かんでいる。彼女は裸で、光に包まれており、目をつぶっている横顔しか見えないのに、とてもきれいだった。  そのカラーページの、記憶

安らいで眠る猫達。似たような写真になるのに何度でも撮ってしまいます。2匹とも元保護猫で、それぞれ縁あってわが家に。〈主は助けを求める人の叫びを聞き、苦難から常に彼らを助け出される。〉(詩編34:18 聖書新共同訳)猫達のおかげで癒されて、幸せを与えられているのは私たち夫婦のほう。