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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

晴佐久神父と片柳神父の対談の一部が、キリスト新聞の記事でWEB公開 ~文字で読むと、あらためて素敵な内容です

 今年5月31日のペンテコステに、カトリックの晴佐久昌英神父と片柳弘史神父のZoom対談が、上智大学のホームカミングデイの企画のひとつとしてライブ配信されました。テーマは「不安な時代をどう生きるか」。  その対談の一部を、キリスト新聞さんが文字化して、記事にしてくれています。 ↓同社のWEBサイトで公開されていて、誰でも閲覧できます。  私は対談の当日にライブで視聴して、いいお話を聞けたなあという感想と、アーカイブ(録画)が公開されている情報をこちらの記事↓で書きました。

6月29日は聖ペトロ使徒と、聖パウロ使徒を記念する日 ~自分の罪を背負って回心の旅路を歩み続けたふたり

 カトリックの聖人カレンダーによれば、本日6月29日は、聖ペトロ使徒と、聖パウロ使徒の記念日です。新約聖書に登場する、どちらも有名な人。このふたりが同じ日なんて、なんだかすごい日ですね。 ↓女子パウロ会のサイトにある聖人カレンダーのページ。月ごとや50音順に見ることができ、説明もわかりやすいです。  私はプロテスタントのクリスチャンで、所属している教派には聖人を記念する習慣はありません。でも、家にカトリックのカレンダーをかけていて、毎日見ています。キリスト教のおもな行事が

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ある日の猫*小さな箱でぐっすり眠る

リネンが好き(50代になると、優しい肌触りのものがいい……) ~聖書の時代から愛されてきた布地

 50歳をすぎてから、肌触りのいい衣類を好むようになった。ホルモンのバランスが変化してきて、筋肉がふわっとやわらかくなり、肌が刺激に弱くなってきたのを感じている。  たとえば、以前は気にならなかった洗濯タグ(衣類の裏側についていて、洗濯表示が出ている小さなあれ)が、チクチクと肌にあたる感じがしたり、そのまま我慢していると皮膚が負けて赤くなってしまったり。  タグは取り除いてしまえばいいけれど、そもそも布地自体にも、肌に優しい風合いを求めるようになってきた。若いときはデザイン

「イエス・キリストのみ名によって」と祈るとき ~回心の旅路

 一日のうちで、私は何度かお祈りをする。習慣になっているのは食前の祈りで、朝、昼、晩のごはんの前に、声に出して祈る。ひとりのときもそうするし、たいていは夫と一緒なので、ひとりずつ順に、声に出して祈る。10年とすこし前にキリスト教の洗礼を受けてから、これは毎日続けている。 ↓食前の祈りについて、詳しくはこちらをどうぞ。  それ以外にも、悩み事があるときや、誰かや何かの無事を願うとき、神さまに感謝したいことがあるときなどに、ひそかにひとりの時間をもって、黙想したり、小さな声で

わが家の猫はブラシが好き。1匹をブラッシングしていると、もう1匹も来て並びます。〈人の子らに関しては、わたしはこうつぶやいた。神が人間を試されるのは、人間に、自分も動物にすぎないということを見極めさせるためだ、と。〉(コヘレト3:19 聖書新共同訳)むしろ、私は猫のしもべかも……

「赦し」は罪の結果をナシにするのではなく、その重さを背負いながら、頭を上げて生きていく助けとなるもの ~来住英俊著『ゆるしの秘跡』

 教会の小さな部屋で、神父に自分の罪を告白する。映画などでそんなシーンを見たことのある人は多いだろう。一般には懺悔(ざんげ)という言葉で知られていると思う。私もノンクリスチャンだったころは、懺悔と言っていた。  実は、キリスト教のなかでは必ずしも懺悔と呼ばれるわけではない。カトリックでは、かつては告解とか悔悛の秘蹟と呼んでいて、現在は「ゆるしの秘跡」と呼んでいる。大切なサクラメント(儀式)のひとつだ。  ちなみに私が所属しているプロテスタントの教派では、洗礼と聖餐以外にサクラ

やっとドライイーストが手に入り、夫が焼くパンが復活。やっぱりおいしい!〈わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。〉これは聖書にあるイエスさまの言葉(ヨハネ:6:35 新共同訳)。心に与えられるパンにも感謝です。

夫ががんばってくれたおやつ*じんだ餅(ずんだ餅)

 買い出しに行った夫が、「枝豆が安かった!」と大喜びで束を抱えて帰ってきました。  土つきの立派な枝豆でした。これはおいしそう。  山形県育ちの夫は、「じんだにするからね!」と大張りきり。じんだとは、枝豆でつくった緑色の餡のことです。全国的には「ずんだ」で知られていますが、夫の周辺では「じんだ」と呼んでいたそう。  枝からはずす作業も、夫がやってくれました。茶白の子は葉のほうに興味津々。 ↓けっこうな量です。  まずは、もちろん塩ゆでに。ふたりともお酒を飲まないので、

Q「私は親にとって要らない子だと思ってしまう」…信田さよ子さんの名回答がYouTubeで公開中 ~大人にもおすすめ

 10代のための相談窓口まとめサイト「Mex(ミークス)」が、ZoomとYouTubeを使ったオンライン相談会を始めました。6月は、「親が重い。逃げたい。親との関係どうしたらラクになる?」をテーマに2回開催されます。  ゲストは、公認心理師・臨床心理士の信田さよ子さんです!  MCは、太田尚樹さん。あらかじめサイトに寄せられた質問に信田さんが答える形で、YouTubeでライブ配信されます。どなたでも視聴OK。 ・第1回(6月19日)は、ライブは終了しましたが、現状では録画(

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ある日の庭*トマトの収穫(と猫)

今借りている本。来住神父の『ゆるしの秘跡』、森有正『生きることと考えること』、ヘッセ『愛することができる人は幸せだ』ほか3冊。〈あなたの心を諭しの言葉に、耳を知識の言葉に傾けよ。〉(箴言23:12 聖書新共同訳)。本は諭しと知識の宝庫。雨音を聴きながら読書するのは気持ちいいです。

晴佐久神父と片柳神父の対談(録画)がYouTubeで公開されています ~ペンテコステにライブを見逃した方はぜひ

 今年5月31日(日)のペンテコステに、カトリックの晴佐久昌英神父と片柳弘史神父のZoom対談が、ライブ配信されました。上智大学のホームカミングデイのイベント「Net de ASF 2020」のプログラムのひとつとして企画されたものです。テーマは、「不安な時代をどう生きるか」。 ↓私もこちらの記事で告知に協力させていただきました。  このなかでも書いたとおり、晴佐久神父と片柳神父は、おふたりとも著書をたくさん上梓している、いわば日本の東西の人気司祭です。  私はライブで対

梅シロップが、いい感じになってきました ~漬けてから2週間とすこし

 5月31日に漬けた青梅の瓶を見てみたら、いい感じで梅エキスが出てきていました。 ↓漬けた直後の記事はこちら。 ↓2週間とすこしが経過して、現在はこんな様子です。  まだちょっと瓶の底に砂糖が残っているけれど、そろそろ梅シロップとして味わえそうな状態。白砂糖で漬けたわりにはうまくいきました。あとすこし待ってみて、青梅がもっとしわしわになったら取り出して仕上げます。  出来上がった梅シロップは、水や炭酸水で割ったり、オン・ザ・ロックにしたりして楽しむ予定。  実は、北海