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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、… もっと読む
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2020年2月の記事一覧

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神保町の青空(虚と実)と『鬼滅の刃』

3.11の夜、知らないキリスト教会に泊めてもらった話

 2011年の3月11日、私は東急東横線で移動している最中に、地震に遭遇しました。東日本大震災です。  乗っていた電車は、ちょうど大きめの駅に入ったタイミングで停車したので、車両に閉じ込められることはありませんでした。やがて大きな余震があり、車両が左右に大きく揺れて、あちこちで悲鳴も起こりました。  その後はわりとみなさん冷静に運転再開を待っていたのですが、スマホで情報をつかんだ人から、東北で大きな地震があったらしい、首都圏の公共交通は全線止まっているらしい、という話が伝わ

がんばりすぎないお昼ごはん*レタスと卵のチャーハン

 前夜に炊いた玄米ごはんの残りを使って、たまにお昼にチャーハンをつくります。  気をつけているのは、具材の種類を増やさないこと。  玉ねぎは必ず入れるとして、あとはタンパク質ひとつ、野菜ひとつ、くらいに絞ります。それでさみしければ、薬味をプラス。生姜を刻んで入れたり、大葉を仕上げにのせたりしてアクセントをつけます。  具材の種類を絞る理由は、そのほうが個性がはっきりするから。  今日はレタスと卵、次は豚肉ときのこ、その次はしらすと小松菜というふうにすると変化がついて、ロー

ある日の庭*ローズマリーの花

私も夫も図書館が大好き。月に3~4回通います。写真はいま私が借りている本。『キャメロット~』は名作「フロストとベータ」(面白い!)を収録したSF短編集。『科学者は~』の三田一郎さんは物理学者でカトリックの助祭。ほか竹宮惠子さんの懐かしい漫画と、長田弘詩集、マラマッド短編集。

クリスチャンはいろいろ、教会もいろいろ。行ってみるときのご参考に。

 ひと口にクリスチャンといっても、信仰のしかたは人それぞれ。考え方も生き方もいろいろあるということは、前に↓こちらの記事で書きました。  教会もいろいろです。同じ教派でも、雰囲気がまったく異なる場合もあります。  それは特別なことではなく、どんな集まりにもいえることだと思うのです。たとえば、テニスサークル。同じテニスをする集まりでも、サークルごとにプレーのレベルや楽しみ方、きまりごと、厳しさなどが異なります。さらにいえば、集まっているメンバーによっても雰囲気が変わります。

昔「好きな動物に生まれ変われるなら何がいい?」と聞かれたことがあります。私は「鳥」と答えました。聞いた当人は魚かイルカ。お互いに「地上とは違う世界を見たい」という同じ理由で、空派と海派に分かれました。人っていろいろだなあと思います。写真は根岸森林公園で見たヒヨドリ(たぶん)。

がんばりすぎないお昼ごはん*アボカドのパスタ

 アボカドがお安く手に入ったとき、必ずといっていいほどつくるのが、このパスタです。  シンプルだけどおいしいので、私も夫も気に入っています。  パスタをゆでている間に、皮をむいたアボカドをざくざく切り、にんにくのすりおろしとマヨネーズ、醤油を加えて適当につぶします。けっこう熟しているやわらかいアボカドを選ぶのがポイントです。つぶし加減はお好みで。私は完全にペースト状にするよりも、ほどほどに固形を残してつぶ感を出すほうが好きです。  そこへゆで上がったパスタを投入し、全体に

エッセイを書くとき、私が心にとめていること

 エッセイについて考えるとき、思い起こすのは高田宏先生のことです。高田先生は編集者であり、大佛次郎賞など数々の受賞歴を持つ作家であり、そして随筆の名手でした。  著書はたくさんありますが、いまでも手に入れやすそうなものをひとつ紹介しておきます。『木のことば 森のことば』(ちくまプリマー新書)↓  私がはじめてお目にかかったのは、先生が選考委員をなさっていた、ゆきのまち幻想文学賞の授賞式でした。いま思えば、私の作品を私以上に理解してくださっていた先生です。  ゆきのまち幻想文

がんばりすぎないお昼ごはん*汁ビーフン蒸し鶏のせ

 前夜の残りの蒸し鶏を使って、汁ビーフンをつくりました。  ビーフンはゆで時間が短くてすむ細麺を使用。麺をゆでるのと並行して、汁をつくります。  適量の水(わが家の場合は2人前で800㏄くらい)に、玉ねぎのスライスと食べやすく切った白菜を入れて煮ます。鶏がらスープの素と塩で味付けし、白菜に火が通ったら、ナンプラーで香りづけ。  ゆでたビーフンをどんぶりに盛り、玉ねぎ&白菜入りの汁を注いで、蒸し鶏をのせれば出来上がり。この日は仕上げに白ごまをふりました。  写真で見えてい

山口はるみさんのイラストが、素敵なコラボで ~渋谷パルコ「2G」で展示中『HARUMI'S WINTER』

 きのうは仕事で渋谷に出たついでに、渋谷パルコ2Fのギャラリースペース「NANZUKA 2G」で開催されている展示「HARUMI'S WINTER」を見てきました。 「2G(ツー・ジー)」は、ファッションや雑貨のショップにギャラリーを併設した新しい形の店舗。洗練された店構えで、並んでいる洋服も素敵でした。  店舗のなかを進んで行くと、奥にギャラリースペースがあります。  開催中の展示『HARUMI'S WINTER』は、イラストレーターの山口はるみさんと、アートディレク

仕事で渋谷のAbema Towersに行きました。右の上のほうにアベマくんのマークがついています。今日は快晴! 気持ちのよい青空でした。そこは宇宙だとわかっていても、空の上に神さまがいるような気がしてしまいます。

カトリックのカレンダーを見る楽しみ

 わが家では今年、サンパウロが出しているカトリックのカレンダーを壁にかけ、毎日眺めています。(↓こちらです)  サンパウロは聖パウロ修道会の事業体。昨年の「クリスマス見本市&キリスト教ブックフェア」に出展していました。ブースをのぞいたらサンプルのセットをいただいて、そのなかに入っていたのが、このカレンダーです。  (イベントの模様はこちら↓)  私はプロテスタントのクリスチャンなので、カトリックのカレンダーはとても新鮮に感じます。プロテスタントにはなじみのない祝日や、聖人

寒い季節にたまにつくるのが、豚バラとキャベツの蒸し鍋。玄米味噌にコチュジャンとにんにくなどを合わせた味噌ダレを肉に絡め、キャベツと一緒に少量の酒と水で蒸し煮にします。仕上げに黒胡椒を挽いて。味噌ダレをつくる手間だけかければ、あとは簡単。ピリ辛で温まる土鍋料理です。