せこく生きるべし! 新見正則
せこいって 『みみっちい』 とか 『ずるい』 とかの意味だよ
昔は貧乏な時期もありました。
そんな中、母は凜として『みみっちい』ことも『ずるい』こともしませんでした。
小学校の頃、親が出場するパン食い競争で、他の親は吊ってあるパンを手で口に誘導してそのままゴールしていました。
母は真面目に手を使わずにビリでゴールしました。
「かーちゃん、みんな手を使ってるんだから、そうすればいいのに!」と言うと
「みんなが破ってもルールは守るんだよ」と言っていました。
本当に凛とした母でした。
みみっちいことはキライ
お金が定期的に入らずに、御用聞きに居留守を使ったこともありました。
それでお金を踏み倒したことはありません。
余分なお金が入る月は、お布施として、お寺に寄付をしていました。
母も父も『みみっちい』ことは性に合わないようでした。
そんな血を受けて、自然と僕も、僕の家庭も『みみっちい』こととは縁遠いようです。
それは贅沢をしているとはちょっと違います。
僕のタクシーの乗り方
タクシーのメーターは上がる直前に棒のようなマークが並びます。
最後のマークが出るとメーターが上がる直前で目的地の手前でも車を止めて、
そこで支払をする人がいます。
僕は、目的地でそんなマークに気づくと
「もうすこし走れば、料金上がるから、ちょっと先で止まって下さい」
と言います。なんとなく気持ちがいいですよ。
心付けって知ってる?
行きつけのお店で、お寿司屋さんのように料金が出ていない場合、
想像よりも安いときは、想像通りの金額を置くようにしています。
すると、次回、また自然とよくしてくれます。
これもお互い様と思っています。
お互いがハッピー
ちょっと高級なレストランでは、
昼のランチメニューの代わりに夜のコースを頼むことがあります。
夜なら、ちょっと高額な料理やお酒を注文します。
お店も商売です。利益率が高い物を注文してあげたいのです。
お互いがハッピーな方が、なんだか気持ちがいいのです。
仕事 = プライベートでトクする
『ずるい』意味合いでの『セコイ』では、
複数の仕事を持っている利点から、
他の仕事をしていることにして趣味を行うことは確かにありますよ。
大谷翔平見たさに渡米するようなことです。
僕のワークとライフは融合しているのです。
ワークライフバランスという言葉は僕にはピンときません。
ワークとライフはバランスするものではなくて、一緒なのです。
いつも働いていて、いつも遊んでいるイメージです。
だから、ワークとライフの融合のために
『セコイ』こと、やっている可能性はありますね!
限られた時間、セコくしなきゃ
ちょっと人に迷惑を掛けながら人に助けてもらって
いろいろなことをやっています。
いつも「ヘルプ」と叫んで、一緒に仕事をしてもらっています。
限られた時間を上手に使うことを『セコイ』と言うなら、
僕は『セコク』生きる天才かもしれませんよ。
みんなが得することは強力にお勧めします
新興医学出版社からたくさんのモダン・カンポウシリーズの本を出版しています。
西洋医が漢方を使うのに、漢方診療や漢方理論は不要という立ち位置です。
漢方診療をしても、しなくても、ほぼほぼ同じ結果なら
面倒臭くないほうがいいという考え方です。
患者さんが楽になるなら、
すぐにでも漢方を処方できた方がみんなが得をするという理屈です。
時間の省エネを僕は大切にしています。
余った時間で他のことに興味を持った方が楽しいからです。
そんな意味での『セコイ』行動はこれからも率先して皆さんにお勧めしますよ。
効率的な漢方勉強法!
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