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本当にやりたいことをやろう、いま!  新見正則

不妊治療に自粛なんてムリですって

僕は同級生の不妊症のクリニックでお手伝いもしています。僕はとってもこのお仕事、気に入っています。

コロナショックで日本生殖医療学会より不妊治療の自粛勧告が出たのは4月1日でした。その後、患者さんは減りました。耳鼻咽喉科や小児科で外来患者数が激減したそうですが、不妊クリニックは3〜4割減程度でした。たとえ不妊治療の自粛勧告が出たとしても、35歳以上、特に40歳以上では、時間との戦いです。簡単に「自粛勧告が出たからちょっと不妊治療は休憩しましょう」とは思えない人もいるのです。

アビガン投与、妊婦さんにはとっても不利

4月ごろ、新型コロナウイルス肺炎の特効薬としてアビガンがメディアで紹介されていました。アビガンには崔奇形性があるため、もしも妊娠中の方が新型コロナウイルス肺炎に罹患しても特効薬が使えず、相当不利益が生じると思われていました。ところが、アビガンの有効性自体に疑問符が付き、新型コロナウイルス肺炎も死亡数も現状では季節性インフルエンザの1/10ぐらいであることなどから、やや楽観ムードになりました。

少しウィズコロナに慣れてきた!

中国とは違って、国の力で新型コロナウイルス肺炎を封じ込めることができない日本では、ある程度は新型コロナウイルス肺炎と一緒に生活するのは致し方ないことですね。何年先に収束するかわからない新型コロナウイルス肺炎に怯えてばかりもいられません。ウィズコロナで生活していくことが必要になります。

中国と日本、中国のほうがスゴイよ

中国の大連では、40人の新型コロナウイルス肺炎が数ヵ月前に発生し、なんとその後4日で約800万人の市民のPCRを敢行し、そして新型コロナウイルス肺炎陽性者や陽性疑い者はすべて病院に隔離する処置が取られました。そうすれば、大連市からは新型コロナウイルス肺炎は数週間で全くいなくなります。そんな国の力で封じ込めることができるのが中国です。日本は人権重視で強制力を伴わないお願いの範囲を出ない自粛ですから、封じ込めには当然に限界があります。

適当な日本が好き。適当に頑張れる日本が好き。

ちなみに、僕は新型コロナウイルス肺炎が蔓延しても、国家の力で強制的になにかが行われる中国よりも、国家が強制しても、ある一定層はそれに逆らうことができる日本が大好きです。さて、ウィズコロナにも大分慣れ、というか新型コロナウイルス肺炎から逃げ回っているだけでは倒産しかねない業種が多数現れ、補助金にも限度がある以上、医療崩壊に至らない程度に、新型コロナウイルス肺炎が流行し、そして経済を回すことが最善と思っています。

不妊治療に患者さんが戻ってきたよ!

不妊クリニックもプレコロナの頃の1〜2割減程度にまで患者さんが戻って来ました。新型コロナに怯えるよりも、新しい命を授かりたい人の熱意が徐々に高まっているのを感じます。

面倒にもサッサと慣れて、新しいバランスで生きよう

マスク嫌いの僕ですが、同級生の不妊治療のクリニックではしっかりとマスクをしていますよ。マスクをしていないと濃厚接触者にカウントされることがあるからです。また、僕が万が一感染していると、同級生の院長先生にご迷惑をかけるからです。マスクは、僕はエチケットと思って着用しています。ですからまわりに人がいないときは当然に外しています。暑くて面倒だからです。新型コロナウイルス肺炎に怯えすぎも問題ですが、まったく問題視しないのもちょっと困ります。微妙なバランスで生きていこうと思っています。他の人の迷惑にならないようにね。新型コロナウイルス肺炎はまだまだ続きそうですね。そんなパラダイムシフトをある意味楽しみましょう。嘆いてばかりでは面白くありません。

今晩21時は、YouTubeライブ漢方Q&A! 
ここのところ、賑やかな回が続きましたが今日は新見先生お一人みたいです!
先生方、落ちついて質問するチャンスがきましたよー!

本当にやりたい臨床って、何ですか?
患者さんが喜んで医師もうれしい、そんな臨床を応援します!


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