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私の失敗

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「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧くださ… もっと読む
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駆け出しの頃、辺境の地にて

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。 そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:堀部安嗣 1967年神奈川県生まれ/1990年筑波大学芸術専門群環境デザインコース卒業/1991〜94年益子アトリエ/1994年堀部安嗣建築設計事務所設立/現在、京都造形芸術大学大学院教授/2002年「牛久のギャラリー」(『新建築』0108)で第18回吉岡賞受賞/主な著書に『堀部安

長い時間を見据えたぶれない判断

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。 そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:千葉学(建築家) 1960年東京都生まれ/1985年東京大学工学部建築学科卒業/1987年同大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了/同年、日本設計入社/1993〜2001年ファクターエヌアソシエイツ共同主宰、1993〜96年東京大学工学部建築学科キャンパス計画室助手/1998

時間の流れを読み解く

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。 そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:竹原義二(建築家) 1948年徳島県生まれ/1971年大阪工業大学短期大学部建築学科卒業後、大阪市立大学富樫研究室を経て、石井修/美建・設計事務所/1978年無有建築工房設立/2000年大阪市立大学大学院生活科学研究科教授/2013年〜大阪市立大学大学院生活科学研究科、大阪大学大学

想像力ー自らのイマジネーションを駆使して思い描くこと

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:古谷誠章(NASCA) 目次 ●建築を巡る失敗について ●「魔が差し」てしまう ●想像を尽くすこと 建築を巡る失敗について仕事の経験もそれなりに長くなってくると、建築を巡る失敗は実はたくさんあって、ディテールをしくじってのっけから手直しをしたり、竣工時には気付かなくても年月と共に不

立場を尊重し合う人間関係──幸福感を得る家づくり

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:川口通正(建築家) 1952年兵庫県生まれ/独学で建築を学ぶ/1983年川口通正建築研究所設立/2006年〜工学院大学非常勤講師/2008〜10年NPO法人家づくりの会代表理事/現在、NPO法人家づくりの会理事、家づくり学校副校長/1992年「草絲館」(本誌9108)でUD賞都市建築

着地点を見据えた挑戦

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください! 執筆者:宮本佳明 (建築家) 1961年兵庫県生まれ/1984年東京大学工学部建築学科卒業/1987年同大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了/1988年アトリエ第5建築界設立/2002年宮本佳明建築設計事務所に改組/大阪芸術大学准教授を経て、現在、大阪市立大学大学院教授/1996年第

バリアフリーという失敗

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください! 建築家の失敗は、あまり表沙汰にならないことが多い。 私が坂倉準三建築研究所にいた時代、建設会社の優秀な技術者が、怪しいディテールを施工図段階で修正してくれたり、失敗もカバーしてくれるケースも多かった。最近は、施工図を他の設計事務所に外注したり、技術的なチェックがなされず施工されたりして、「困

オンドル式空調の無垢のベイマツ幅広フローリング

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください! 私の失敗を書けという実に困った宿題がきた。 ネタがないということではない。失敗なら山ほどある。われわれの作品はすべて一品生産であるから、それぞれの作品すべてについて大なり小なり失敗が付録のように付いている。ただ、施主側にとっては笑ってすまされる事項ではなく、われわれの方としても施主に気付かれ