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どうせ死ぬんだから今死んでも

人はどうせ死ぬんだから

「両親(大切な人たち)が悲しむから」「生きたくても生きることができなかった人の分まで生きるべき」「命は尊いものだから」
これらは「人はどうせいつか死ぬ、それなのになぜ今死んではいけないのか?」この問いかけに対する一般的な答えです。
どれも「なんとなく」理解できる理由です。しかし「なんとなく」なのです。「なんとなく」だから自殺志願者の心に響くことはなく、そのまま自死を選ぶのです。
だから思うのです。これらのキャッチフレーズをなにも考えずに垂れ流すのはそろそろ終わりにしてほしいと。薄っぺらい標語は「落胆」となり自殺者の決断を後押しする、そのように今一度考えてほしいです。
落胆は積み重なります。積み重なった落胆は失望と共に実行に移るのです。それが自死です。
生きることが辛い人に「生きていれば良いことがある!」という上っ面の言葉をかけること、それは追い討ちです。
「あなたはダニとか蚊とかたくさん殺してるからこのまま罪を償わずに死んだら死後に凄まじい苦痛を永遠に受けることになるよ。今の苦しみの何億倍の苦しみが永遠に続くよ。だから今死なない方がいいよ。ダニや蚊を殺した罪を生きてる間に償うことをおススメするよ」
あ、そりゃ嫌だな。自死で楽になれるとおもったら今の何億倍の苦痛が永遠に続くのか。今より苦しくなる選択しようとしてるじゃん!じゃあやめよ。ってなりますよ。どこかユーモラスです。そして優しいです。だから大好きです。

愛あるあなたの心に平穏を。あなたはひとりではありません。ひとりは嫌ですよね。だから優しくありたいのです。