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noteの書き方~持続可能なnoteを書くための、ゆるやかな手引き。~

こんにちは。桜小路いをりです。

先日、なんと私のnoteのフォロワーさんが400名を突破しました……!

400名ということは、そこらへんの公立中学校ひとつ分くらいの人数……!? と驚いています。

みなさま、フォローやスキをいつもありがとうございます。

今回の記事では、いつも私の記事を読んでくださるクリエイターさんに少しでも恩返しをするべく、私のnoteを書く手順をご紹介。

これでも投稿数500近く書いてきているので、何かしら、どこかしら参考にできそうなコツを網羅して書いていきます。

私のnoteから、参考にできそうな過去記事のリンクも貼っておきますので、お役立ていただけたら嬉しいです。

ぜひ最後までお付き合いください。


【はじめに】ネタ集めは気楽に構えて

noteをやっていると避けて通れないのは、やはり記事のネタ集め。

ネタが切れると焦ってしまう気持ち、私もめちゃくちゃよく分かります。

でも、あせるとかえってネタが見えなくなってしまうので、まずは落ち着いて周りを見渡してみてください。

今、目の前には何があるでしょうか?
今日はどんな天気でしょうか?
今はどんな気分でしょうか?
今、好きなものや、気になっているものはありますか?

あなたが「なんでもないこと」「どうでもいいこと」と思っていることでも、読んでくれる方にとっては「知らなかったこと」や「新たな気づき」かもしれません。

「みんなが知っているだろうと思うこと」でも大丈夫です。あなたが書きたいものを、ぜひ書いてください。

参考noteはこちら ↓

①思いついたことはnoteの下書きにメモ

私はいつも、記事のネタを思いついたら下書きのタイトルに打ち込んで保存しています。

なので、私のnoteアプリの「つくる」を押すと、出てくるのは、これから記事の種になってくれるかもしれない「ネタ帳」です。

このときのタイトル部分の役割は、いわば「テーマにしたいことの可視化」。

先日のこの記事を例にしてみると、これを思いついた段階では、タイトルに「時には心に毒を忍ばせて」と打ち込んでいました。

自分が分かればいいものなので、この記事なら「教養悪口 心に毒を」など、キーワードだけを打ち込んでおくのでも大丈夫です。

むしろ、後から見返して「あれ?」と思うくらい不親切に書いたほうがいい場合もあると思います。

もし、「このネタで何を書こうとしてたんだっけ?」と思うことがあったら、それはその程度の重要でないネタだったということ。
保留にしておいて、いつかそのネタから書けそうなことをまた見つけたら掘り起こす……というのもアリだと思います。

そんなときも、「タイトルにネタを打ち込んでおく」という方法なら、すぐに本文に書き始められるのでおすすめです。

②誰に向けて、何を伝えたいか決める

ここで書くうえでの要である「誰に向けての文章か」を決めます。

先ほど例に出した『ときには、心に銀の針を忍ばせて。』の記事は、その前の記事(『言葉は、「私」をつくる。』)と地続きの記事です。

『言葉は、私をつくる。』では、私は言葉への美意識と、使う言葉が内面にまで影響を及ぼす、ということを書いています。

そして、『ときには、心に銀の針を忍ばせて。』は、この記事に対して懐疑的な気持ちを抱いた方に向けて、というテーマを軸に執筆しました。

というのも、『言葉は、私をつくる。』を読み返して、思うところがあったからです。

「言葉への美意識のために、負の気持ちを抱いたら、それを表に出さずに我慢しなくてはいけないのか」と、感じさせかねない記事になってしまったかも……と。

前者の記事で書いたことに嘘はないけれど、綺麗な部分だけを強調し過ぎてしまったな、と。

そこで、それを補足するために、そして、「言葉への美意識は妥協せず、でも負の気持ちも押し殺さず発散する」という手立てを紹介することにしました。

先程の項目でちらりと、タイトルを変更したこと(「時には心に毒を忍ばせて」→「ときには、心に銀の針を忍ばせて。」)について触れましたが、テーマ自体は変わっていません。

「毒」から「針」に変えたのは、「使う言葉は内面にまで影響する」と前の記事で書いていたためです。

「毒」からは、そこから悪い影響を受ける(「毒される」という言葉はまさにそれです)というニュアンスを感じるけれど、「針」はそうではないから。

また、記事内で紹介している『教養悪口本』の書名をタイトルに入れなかったのも、あくまで「本の紹介」はサブテーマだったから、でした。

もし、テーマが「『教養悪口本』をもっとたくさんの人に知ってほしい」だったとしたら、タイトルは恐らく「『教養悪口本』~心に針を携えること~」などに変わって、記事の趣向も違うものになっていたと思います。

参考noteはこちら ↓

③思いついたことはとりあえず全部書き出す

ここから記事の執筆に入っていきます。

みなさま、もう薄々お分かりかと思いますが、私は記事のプロットとか、構成とかは考えません。

思いついたこと、考えたことは、とりあえず片っ端から書いていきます。

この段階では、話の流れや脈絡はあまり考えません。
推敲することを前提として、筆の向くまま気の向くままキーボードを打っていきます。

これは、こういうことだよね。
でも、こういうときはこうだよね。
いや、こういう人もいるかも。
ということは、これはもっとこう……。

話はどんどん展開していくし、時々誤字脱字もするけれど、誰かとお話しをするみたいに書くこの時間が、私にとってnoteの醍醐味のひとつ。

たとえ今回の記事では使わなかったとしても、別の記事で流用できる一節が生まれたり。
どんどん話が脇道に逸れていく中で、見つけられるネタもあったり。

それに、ちょっと話が回り道するくらいのほうが、人間味があって温かい感じの文章になる気がします。

短くしたり、削ったりするのは後からいくらでもできるので、真っ白なページに自由にペンを走らせる気持ちで、がしがし書いてみてください。

ちなみに、このときの個人的なコツは、一文書いたら改行して、一行分のスペースを空けてから次の一文を書くこと。

ページをゆったり使うほうが推敲するときに読みやすくなるし、誤字や主語述語の不対応にも気づきやすくなると思います。
(こことここの文は、改行せずひと塊にしたほうが伝わりやすいよね……というところも、後で直せば大丈夫です)

④推敲前に心と頭をリセット

書いているときって、私は頭と心がほんのり熱っぽくなるような気がします。

それだけ情熱をもって書いているということなので、「推敲もこの勢いでやり切りたい」と思ってしまいますが、ここで、ちょっとクールダウンするのが大切。

YouTubeのショート動画を数本見るか、お気に入りの曲を少し聴くか、軽くストレッチするかして、さっきまで書いていた文章のことは忘れてください。

ちなみにストレッチは、ついでに肩こりも予防できて一石二鳥なのでおすすめです。

⑤推敲は「他人」のように

もはや私があえて書く必要もないほど言われ続けているコツですが、やはり、推敲は「他人の文章を直す気持ちでする」のが大切。

情が湧くのもすごくよく分かるし、私自身も、そのせいで推敲が進まないこともあります。

でも、noteで文章を読んで感動してくれるのは、いつも自分以外の誰かです。

「この心苦しさを断ち切った先に、誰かを感動させる文章がきっとある!」と信じて、分かりにくいところ、伝わりにくいところは削っていきます。

さっき勢い余って書いてしまった全く関係ない話は削って、時には段落の順番を入れ替えたりもして。

例えば、もし自分の経験を絡めて書いているなら、実体験のエピソードは思い切って冒頭付近に持ってきちゃったりして。(そのほうが、読み手さんはぐいぐい読み進めてくれます。)

イメージとしては、始めから終わりまでが一本の線になるような感じ、でしょうか。
多少脇道に逸れたとしても、最終的には書き始めたところと一直線上の場所で終わると、全体がまとまって引き締まって見える気がします。

このとき、泣く泣く削ったところは「いつか使うかもしれない」というもったいない精神を発揮して、どこかにコピペしてメモしておくのがおすすめです。こればかりは、本当にいつか突然、使う日が来たりします。

できれば、noteの下書きに「memo」などと適当な記事をひとつ作って、そこに溜めていくのがおすすめ。ネタ切れのときの救世主として孵化してくれるかもしれないので、ぜひ温めておいてください。

⑥タイトルは分かりやすく、素直に

記事の内容、タイトル、見出し画像は、ぜひリンクさせていきたいところ。

奇抜で素敵なタイトルを付けるのがお得意な方もいらっしゃいますが、私の場合は、わりとストレートなタイトルにすることが多いです。

便利な言葉は、「〜に思うこと」「〜を聴いて」「〜を読んで」「〜に出会って」など。迷ったらこれで結んでおけば、大概どうにかなると思っています。

読み手を惹きつけるタイトル、というのであれば、効果てきめんなのはやはり、固有名詞。

人の名前や場所の名前など、共通認識のあるものは読者の方に興味をもってもらいやすいかなと思います。

私の個人的なこだわりは、タイトルは記事のどこかの一文とリンクさせること。

同じ言葉を使ったり、時には、一文まるまる抜き出して、そのままタイトルに据えることもあります。
逆に、タイトルを付けてから、それをもじった一文を本文に挟み込むこともあったり。

この辺りの匙加減は完全に好みだと思いますので、あなたが思う素敵な言葉を、ぜひタイトルとしてあげてください。

⑦見出し画像が実はいちばん悩むところ

実はすごくすごく大切なのが、見出し画像。

特に、私は記事の最後に見出し画像を選んだ理由を書いているので、記事の内容に合わせて毎回吟味しています。

音楽や小説の紹介だったら、作品の中からキーワードを抜き出して、それに近い花言葉をもつお花を逆引きして探したり。

抽象的なことを書き連ねる記事だったら、空の写真や抽象画っぽい絵を選んだり。

個人的なポイントは、「その記事その記事に合ったひとつを選ぶこと」です。

もちろん、統一感のあるクリエイターページにするために見出し画像の系統を揃えるのも、大切かもしれないけれど。

私がまず大切にしているのは、記事ひとつひとつを開いたときの見映えと、タイトルとのつながりです。

クリエイターページの見映えに関しては、「私の趣味で選んだものだったら、なんとなく雰囲気はまとまるもの」と割り切ってしまっています。

中には、その記事ひとつだけの一期一会で終わってしまう読者の方もいらっしゃると思うので。

クリエイターページは、見出し画像以外の要素(アイコンやヘッダー、マガジン画像など)で外観の統一感を出すのがいいんじゃないかなと感じています。

参考noteはこちら ↓

⑧投稿するときは自信をもって

いよいよ投稿ですが、ここで、いちばん大切なことを書いておきます。

それは、「自分のnoteのいちばんの読者もいちばんのファンも、自分自身だということ」です。

ぜひ、他でもないあなた自身が「読みたい」と思えるような記事になるまで、納得いくまで仕上げてください。

重視すべきは、完成度ではなく「思い入れ」の度合い。

愛着と自信をもって投稿できることが、何より大切だと私は思っています。

参考noteはこちら ↓

【まとめ】ゆるやかに、持続可能に

私のnoteのルーティーンは、このような感じです。

もうお分かりかと思いますが、私はnoteに対して、かなりラフに、気ままに構えています。

もちろん、言葉の吟味は怠りませんし、「色々な方の目に触れる」つもりで日々内容を考えてはいますが。
ゆるやかに、とにもかくにも「続けること」を大切にしています。

続けていれば、絶対に誰かの目に留まります。

続けていれば、ある記事がアイデアを呼び、また新しい記事を書けるようになって、それが新たなネタを呼ぶ……と、「書きたい」がぐんぐん広がっていきます。

私がnoteをやっていくうちに身をもって知ったのは、「続けていくことで得られるものがたくさんある」ということでした。

だから、あまり堅苦しく考えすぎず、「書きたいことを、好きに、書きたいように」が、今の私の信条です。

一応毎週投稿は継続しているのですが、それでも「動画」の記事や「つぶやき」でお茶を濁すこともしばしば。(それらも毎回丁寧に考えて書いているので、記事と併せて「投稿数」に数えるようにしています)

自分が苦しくならない範囲内で、でも、自分の表現欲が満たされるように書くこと。

その「心地よいペース」「心地よい書き方」を模索していくうちに辿り着いたのが、この記事でご紹介したnoteの書き方です。

なので、この記事でご紹介した「noteの書き方」は、フォロワーさんが急激に増える書き方でもなければ、アクセス数が一気に跳ね上がる書き方でもありません。

自分らしく、「楽」にnoteを続けるための、私なりの書き方です。

同時に、「コツコツ続けていくことで得られるもの」を確実に掬い上げていける書き方でもある、と我ながら思っています。

こんなふうにゆるやかにnoteと付き合っていたら、いつの間にか、本当にたくさんの方がフォローボタンを押してくださいました。

そのご縁に感謝しながら、これからも桜色のアイコンを目印に、「桜小路いをりのnote」を育てていきたいなと思います。

この記事を読んでくださっているあなたへ、改めまして、本当にありがとうございます。

400人以上のフォロワーのみなさまをはじめ、フォローするほどではないけれど、時折私のnoteを訪れてくれるみなさま、このnoteで初めて私の記事に出会ってくださった方も。

私はどうしようもなく書くことが好きなので、たぶん、どなたかお一人でも読んでくださる方がいらっしゃる限り、何かしらをずっと書き続けると思います。

ぜひ、これからもよろしくお願いいたします。

今回お借りした見出し画像は、お花を手の中で大切に育んでいくようなイメージのイラストです。このイラストの中のお花が、私にとってのnoteの存在と重なって、選ばせていただきました。個人的には、「持続可能」という言葉に植物のイメージをもっているので、タイトルにもぴったり。即決でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。