見出し画像

武蔵新城で暮らすってどう?〜単身ひとり暮らし編〜

こんにちは!新城マガジン編集長の外山です。このご時世になってしまったため、一旦お店のインタビュー記事はお休みをさせていただき・・・すっぴんな新城をお伝えしよう!と第一弾では単身ひとり暮らし、第二弾では子育てファミリーでリアルな暮らしについて対談をしてみることにしました。

今回はこちらの3名による対談(雑談)をお送りします。

鹿島義之さん(40歳):高校の英語教師。趣味は音楽。
中村文香さん(33歳):フリーランスのキャリアコンサルタント。趣味はスープづくり。
外山友香(26歳):IT企業の会社員。ライターの経験を活かして、新城マガジンを運営している。

新城に住み始めたきっかけは、大家さん。

ゆ(外山):みなさんはなんで武蔵新城に住み始めたんですか?

ぶ(中村さん):熱海の街づくりのプロジェクトで、今の大家さんである石井さんと知り合ったことがきっかけです。そのときは伊豆に住んでたんだけど、仕事の拠点を首都圏に移そうとしていたときに、石井さんに家貸してあげるよって言ってもらえて。

私、人間観察とか実験が好きで今の仕事をしているので、住むならコミュニティがある町がいいなと思ってて、石井さんの話を聞いているうちに、新城いいなーって思ったんです。今実際に、本業のキャリアコンサルタントでの経験を活かしながら、ワークショップを手伝ったりしています。

か(鹿島さん):以前一緒に働いていた先生から新城が面白いって話を聞いていて、飲み会に参加したときに石井さんと知り合って、面白い大家さんだな〜と。変な家に住むのが好きで、今まで古民家やマンション屋上の隅っことかに住んでたんだけど、川崎には面白い物件がなかなかなくて。であれば、大家さんが面白い物件に住もうと新城に引っ越してきました(笑)

同じマンションの住民と石井さんと飲み会をしたこともあるんですけど、大家さんがそれくらい近くにいるってなかなかないですよね。

画像5

▲その飲み会の様子

ゆ:ふたりともやっぱり石井さんきっかけなんですねー。という私もコミュニティのある町に住みたいですって知り合いに言って、紹介してもらったのが石井さんでした。大家さんが近くにいるありがたさは何度も感じていて、鍵をなくしたときとか家の前の電球が切れたときとか、石井さんにメッセンジャーで連絡するとすぐに対応してくれたり、なんとなく安心感がありますね。

近すぎず遠すぎず、ほどよい距離のご近所付き合い。

ゆ:新城の好きなところを教えてください!

ぶ:地元というか第二の故郷っぽさがあって、ひとり暮らしでも寂しくないよね。

画像4

▲「四季の春」(2020年3月に閉店)のオーナーさんと、近所のファミリーと。

ゆ:私も知り合いが増えて、道端で会ったときに「おかえり〜」って会話したりするとホッとするんですよねー。こういうシーンがほしくて、引っ越してきたので。

ひとり暮らしが寂しい人はシェアハウスという選択肢もあると思うし、私も前に住んでたんですけど、プライベートゾーンが狭くて私はちょっと辛かったですね。だから、私みたいにマイペースに暮らしたいし、だけど、知り合いが近所にいて話したいときに話せる人がほしい人にはちょうどいいと思います。石井さんや文ちゃん(中村さん)の家とは徒歩5分という近さだし、月一回この辺りに住んでいる人と朝活やっているのもすごく好きで。

文ちゃんとはしょっちゅう散歩行ったり、銭湯行ったりしてるしね(笑)

か:うんうん、距離がちょうどいいですよね、近すぎず遠すぎず。台風のとき、石井さんがFacebookグループを作ってくれて「大丈夫?何かあったら言ってね」って投稿してくれたのは、すごく助かった。そういうときは近くなるし、普段はほっといてくれるのはいい。

ぶ:防災の観点でいいよね。今はまだないけど、インフルとかコロナにかかったとかで外出れません、みたいなときにご近所に知り合いがいると、食料をドアにかけておいたりとかできるし。今どきのネオご近所付き合いだね。

ゆ:ちなみに、おふたりは前どこに住んでたんですか?

か:神楽坂・早稲田辺り、東中野と新井薬師の間くらい、その後は鎌倉駅の海側に住んでいました。こういう近所付き合いはあまりなかったかなー。

ぶ:私は中学2年生から23歳くらいまでずっと北海道のハズレの町に住んでて、北関東の国道沿いを想像してもらったらわかるんですけど、大型のチェーン店とかファミレスが並んでる感じで。基本車移動だったし、商店街とかも見たことなかったな〜。ご近所付き合いもなくて、回覧板がまわってくるくらい。

社会人になってから一時期市が尾に住んでいたけど、東急ストアと成城石井とスポーツジムとかしかなくて、ドライな印象がありましたね。

ゆ:確かに、この新城の『ザ商店街』っていいですよね〜駅の周りに商店街は8つもあるし!中央線沿いっぽい感じもしますね。

画像6

▲「あいもーる」の中にある和菓子屋さんと花屋さん

ゆ:私は22年間、海から徒歩5分のところにある茅ヶ崎の実家に住んでいました。町の雰囲気でいうと、サーファーが多くて、ゴールデンレトリバーを飼っていて、シュッとした感じ。そのあと、学芸大学に住んだんですが、ハイソって言葉がぴったりで、碑文谷だったので、近くにキムタクが通っていたらしいゴルフ場があったりしました。街中を歩くときは背筋をぴんっとする感覚で、新城みたいな脱力〜な感じではなかったですね。

ぶ:このへんだと・・・パンチ佐藤が住んでくらい?真田広之と手塚さとみがパン屋さんに来てたらしいよ。

ゆ:福山雅治も若い頃に住んでたんですよね。新城にそういうハイソ感が漂ってない理由ってなんですかね?

か:古い建物が結構残ってたりして、昭和っぽさがあるよね。南武線沿いというのもあるのかな。

商店街、銭湯、居酒屋・・・レトロな町並み。

ぶ:あと、スーパーが充実しているよね、駅前に西友、まいばすは駅から徒歩10分圏内に3店舗くらいあるでしょー、クリシマが2店舗、あと路上販売している農家さんもあるし。

飲食店でいうと、このコロナの影響で色々なお店がテイクアウトを始めてるから、選ぶのが楽しい。昨日もテイクアウトしたよ。

ゆ:どこですか?

ぶ:のむら食堂!人と会わないから、ネギを食べても臭いとか気にしなくていいし。

画像3

▲のむら食堂のネギ焼き。

ゆ:私も一回食べに行ったことあります!ネギ巻みたいなのが美味しかったです。私も最近週一の楽しみとしてテイクアウトをしていて、しましょくメサ・グランデのお弁当を食べました。しましょくは普通のお弁当が530円っていう驚きの安さ。新城は全体的に飲食店のクオリティが高くて、でもお会計すると思ったより安い!ってなるから、満足度が高い。

ぶ:飲食店の種類、一通りあるよね。洋食、イタリアン、フレンチ、ラーメン、焼き肉、焼き鳥、魚、本格インド、和菓子、パン、ケーキ、服以外、酒屋・・・。お花屋さんは4店舗くらいあるし。雰囲気もよくて、青山フラワーマーケットに負けてない。

か:沖縄料理もあるよ。がちまやーってところ。

ゆ:がちまやー行ったことあります。あの渋めな外観が好きです(笑)それもひとカテゴリーに2店舗ずつくらいあるから、選ぶのが楽しい。まあ、スタバ、ターリーズ、無印、ユニクロとかはないけど、隣の溝の口か隣の隣の武蔵小杉にあるし。

ぶ:そうそう、私はアラサー女子としてはおしゃれな洗練されたものがほしいときがあるので、そういうときは自転車で多摩川を越えて二子玉川に行きます。汗かいてハイソな世界へ。

か:汗かくけどハイソな世界(笑)

ぶ:あと、銭湯もゆかちゃんとよく行くよね。

か:千年温泉?行ったことないんだよねえ。僕は、商店街を歩いているだけで楽しい(笑)お店の人の顔が見えるというか、個性があるのがいいよね。僕、魚フェチなので、魚を見るとなんともいえない幸福感で満たされるんですよー。なので、魚屋さんがあるのはうれしい。

ぶ:あいもーるの端っこにある魚屋さんめっちゃ有名らしいですよ。この前行ったんですけど、氷がしゃーってひいてあって、それこそ市場ーって感じでした。ひっそりマグロ屋もありますよね、サンモールの奥の方。

ゆ:私は居酒屋めぐりを楽しんでいますね。前に1000ベロ※の話をnoteに書いたら、友だちが何人か来てくれました。見つけたお店をGoogle mapでブックマークして、行ったことないお店を開拓しています。全然食べログに載ってないから、行ってみないとわからない未知の世界な感じが好きなんですよね〜。
※1000ベロ:武蔵新城では年に3回開催されている、飲み歩きイベント。参加している店舗には1000円のメニューが用意されている。

画像7

▲外山のGoogle マップ

ぶ:新城ってチェーン店が少なくて、個人店が多いよね。個人店は入りづらいイメージあるけど、新城だと入りやすいのがいい。1000ベロみたいなイベントに参加したりして、オープンでよそものに対して寛容というか。

知識や人脈をシェアして助けてくれる、温かい人たち。

ぶ:「ふらっと武蔵新城」もいいよね。お店の人が宣伝したり個人の方がお店の感想を投稿したり、「こういうお店探してます」とかの投稿にもみんなコメントくれるし。「お花咲いてました〜」みたいな投稿もあって、なんかほっこりする。
※新城に少しでもかかわりのある方々の情報交換の場。約5000名くらいが入っている。

ゆ:土日に色々イベントが開催されているから、結構にぎやかですよね。新城テラスでマルシェ、Shinjo gekijoでコンサートやパサールベースでお笑い、季節のイベントのお神輿とか獅子舞とかもあるし。

か:イベントでいうと、前にNAYAで学校の生徒がイベントやったんですよ。そのとき周りの大人が手伝ってくれて、人の温かさを感じました。人脈も知識も自分の持ってるものを惜しまず出してシェアして、楽しくやろうという人が集まっていると思います。東京とかに出て面白いもの持ってきて、それを新城の中で活かす、みたいな閉じていない感じがします。僕は、沖縄でエアビーを運営していた経験を活かして、新城の物件を手伝い始めました。

画像2

ぶ:このあたりもともと農家さんが多いからか、村っぽさもあるよね。だけど、閉じず新しいものを取り入れる、流動的村社会、ネオムラ社会的な。

か:あと、高校生に楽器を触ってほしいと思って、楽器体験会をパサールベースでやりました。ドラムセットとか本格的な楽器を持ち込んで。そういうのがさくっとできちゃう場があるのがいいですよね。

ゆ:ちょっといいところばっかり言い過ぎたんで・・・(笑)あわよくば、これが欲しいとかここはちょっとな、みたいなところありますか?

か:夜とかはやっぱり川崎感ありますよね。酔っぱらいが(笑)

ゆ:一応川崎ですもんね。川崎に住んでるっていうと「治安大丈夫?」って言われますけど、今のところ治安面で何か嫌なことってあまりないですね。私引っ越してくる前に「武蔵新城 治安」でめっちゃ検索したんですけど、よくないコメントは全然見かけなかったです。武蔵小杉の恩恵を受けてるのかな。あ、また褒めてしまった。ぶんちゃん、なんかありますか?

ぶ:うーん、やっぱり夜は酔っ払いが出現するところくらい?ゆかちゃんはある?

ゆ:私は大きな公園がほしいんです。芝生がばーーーってなってる公園。運動したいときは遊歩道とか細い川沿いを走るんですが、大きな空を見たりピクニックしたい。さすがにわがままかw

等身大で過ごせて小さな実験を始めやすい、脱力感。

ゆ:新城はどんな人におすすめですか?

ぶ:地方出身の人とか住みやすいと思うんだよね。庶民的な温かさ&東京へのアクセスのよさもほしい20〜30代とか。私は友だちに勧めてて、引っ越し検討してくれてる人もいるよ。

ゆ:私も友だちに「めっちゃいいよ!!!」って言いまくってます。やっぱり東京の方がアクセスはいいし、商店街のある街もありますけど、やっぱり新城は家賃が抑えられるのがいいですね。来てくれた友だちは、ほぼみんな「いい町だね〜」って言ってくれるのに、なかなか引っ越してきてくれそうな人はいない。。。

ぶ:都民を捨てられないのかな・・・。

か:ひとり暮らしがしたいけどほどよいつながりが欲しくて、町をこれからつくっていく感じが好きな人とか。石井さんを始め住んでいる先輩たちのおかげで、やりたいことをやらせてもらえる環境がありますよね。なので、やってみたいことがあるとか自分の持っているものを活かしたい、みたいな人は始めやすいと思います。

ぶ:小さいことから実験的に始められますよね。朝ごはん会は私が早起きをするためと趣味のスープづくりをなんかに活かしたいなと思って始めて、1年以上続いています。

画像1

▲朝ごはん会の様子。新城に住んでいる人だけでなく、横浜や三茶から来てくれる方も。

か:あ、そういえば、沖縄に模合っていう食べたり飲んだりすることでチャリティ活動になるシステムがあって、それでミャンマーに学校作ろうって活動をやってました。こっちでやるのは難しいなーとか思ってたんですが、新城で石井ビル飲み会とか楽しく飲んだり食べたりしている中で、ここなら模合に近い活動ができるんじゃないかなーと思ってます。

ぶ:やりたいことを探したい人もいいと思う。やっぱり色々な刺激・材料が揃わないと、やりたいことって出てこないしね。新城は老若男女、色々な人が住んでいるから、材料を集めやすいんじゃないかな。

ゆ:そうですね。東京を中心に暮らしていたとき、知り合う人の仕事とか年齢とか、興味関心が偏ってしまっていて。新城だと、年齢も幅広いし仕事もお店をやっている人や先生、占い師さん、パパママも多いので、私はこっちに来てからの方が刺激が増えた気がします。

ぶ:東京ほど背伸びしたり気張らなくていいというか、みんな等身大で自然体って感じするよね。

〜〜〜〜〜〜〜

いかがでしたか?新城の暮らしのリアルが伝わっていればうれしいです。今新城界隈でオンラインイベントも開催しているので、興味のある方はFacebookで私までご連絡ください💁🏻‍♀️
https://www.facebook.com/yuka.toyama.25/

他の記事も読んでいただくと、新城の雰囲気やよさがよりわかると思います。次回はファミリー編をお届けします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?