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空の住人

空に浮かぶ心地よい雲は私をもう1つの世界へといざないます

そこには重さを感じずに浮かぶことが出来る雲が存在していました

真っ白な雲の上にはまた別の雲が点々と浮く青い空が広がっています

私は一人だけど、それをすがすがしく感じていました

すると向こう側から笑顔で手を振る青年を見つけました

彼もまた雲の上の旅を楽しんでいるのでしょう

彼は他にもたくさんの人たちがいることを教えてくれました

私はそれを聞いた途端、人恋しくなり皆の場所に案内してもらいました

彼と過ごす雲の上の時間はとても居心地がよく
笑顔しかないってこういうことなんだぁと実感しました

空は青に黄色と薄ピンクがが交じり始め
ほどよいコントラストを生み始めました

彼は笑顔で遠くに眼をやり
私に会った時の様に大きく手を振りました

そこには空の色が黄色とピンクに変わった雲の上に
多くの人たちが笑顔で手を振っていました

私は更に喜びが増しました

走りたい気持ちを抑えて
彼と一緒に速度をちょっとだけあげて歩き続けました

見知らぬ顔に混じり
見覚えのある顔も混じっています

「良く来たね。」

彼らの歓迎ムードは私の気持ちをより一層明るくしました

「生きているって最高」

私はピンクの空の住人になりました

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