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くじらキャピタル創業記:「人を幸せにする資本」への挑戦

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「人を幸せにする資本」「世界を素敵な会社で埋め尽くす」を理念に立ち上げた新しいバイアウトファンド、くじらキャピタル。創業理念や日々の戦いをリアルタイムに発信していきます。
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2018年6月の記事一覧

「100%デジタル」で会社を立て直す(1/2)

くじらキャピタルの特徴の1つとして、「100%デジタル」を通じた事業再生、という考えがありま…

「100%デジタル」で会社を立て直す(2/2)

前回はこちら ややシニカルに書きましたが、まとめると: 1)デジタル変革は全社横断、部門…

その場で決めるのが経営。

経営者が経営者たり得る基本的な要件は、「その場で決められる能力・権限」だと思います。 課…

「なぜ、それをするのか?」

会社を根本から変えるような大変革の実施にあたっては、「なぜ、それをするのか?」「なぜ、こ…

「組織に閉じ込められたまま 海に沈んでいく人を助ける」

くじらキャピタルの構想を練り始めた頃、世の中の会社や経営者に対して感じていたもどかしさを…

ベンチャーファンドではなく、ファンドベンチャー

「くじらキャピタルは、ベンチャーキャピタル(VC)なの?」と聞かれることがありますが、くじ…

「デジタルxグローバル」で事業を再生

くじらキャピタルの特色は、「100%デジタル」「最初からグローバル」という切り口で経営不振企業の再成長を果たそう、と考えていることです。 中堅中小企業の再生を専門にするファンドはたくさんありますが、私の知る限り、このような思想を明確に掲げるファンドは他にないと思います。 コスト削減に関しては誰がやってもその内容は大差ありませんが、「どう成長させるか」に関しては対象企業ごと、産業分野ごと、局面ごとに打つべき手が異なるため、どの再生ファンドもなかなか体系だった成長手法が確立で

全てを失って気付いたこと

2008年は、どん底でした。 春先に、自らの力不足が原因で、自身が立ち上げた会社を追われまし…

なぜ事業再生にリストラは不要なのか?(1/3)

「事業再生に人員削減は不要」「リストラは価値創造につながらない」という揺るがぬ信念を持っ…

なぜ事業再生にリストラは不要なのか? (2/3)

「リストラは不要、無益」という揺るぎない信念を持つに至ったのは、これらの苦しみだけが原因…

なぜ事業再生にリストラは不要なのか? (3/3)

実は、この会社の利益が出なかった最大の理由は、「個別プロジェクト収支の管理ができていない…

「リーダーとは希望を配る人」という話

ナポレオンの言葉のようですが、出典の真贋は別にして、大好きな言葉です。 赤字を撲滅し成長…

まず利益。そして成長。(1/2)

赤字企業の再建に当たっては、「まず利益」、次に「売上高(トップライン)成長」という順序で…

まず利益。そして成長。(2/2)

なぜ売上高の成長は難しいのか。(前回はこちら) それは、自社のサービスを買うも買わないも全てお客様の胸一つで、提供者である自分たちの都合で決定できることは一つもないからです。 苦境に陥った原因が自社製品・サービスの質の低さであったならば(そして残念ながらほとんどのケースでそれが原因なのですが)、まずそれを直し、再びお客様に選んでもらえるようになる必要があります。これは並大抵の努力では無理です。 競合が安い類似商品を出した、時流に乗り遅れた、産業分類ごと衰退した、別の