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小山伸二
2018年2月18日 23:39
1 猟犬の遠吠えが山彦になって 尾のながい小鳥のさえずり 向日葵の種がならぶ切り株 空は夜の支度をはじめて 気のはやい星々がちらちらとひかりだす 頬をなでる風のつめたさ からだのなかを流れる 血液のせせらぎの音が聴こえる気がする 遠い村 どこまでも広がる 深い谷と聳えあがる崖を眺めていると 何万年ものときを刻んだ この星を抱きしめたい 生まれきて 潰えた命を い