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小山伸二
2016年10月31日 19:57
1曇り空に飛ぶ鳥の名前は知らない歩くひとは読むひとでもあり待つひとは考えるひとになる いくつもの町を渡っていくひとは鳥にもなる種が地面に落ちてからはじまる謎異国の花を咲かせて居ないひとの声に耳をすませる鳥になるだれもがひとりだ だれもがそれでも待つことができるきみを待つ鳥の影になってきみを待つことができる 2重力を感じているきみの秋にうごきまわって
2016年10月3日 03:07
喧嘩でもしているのかなそっぽを向いているふたり世界はどうなっているんだ手のひらの機械をいくらいじっても死者には接続できないこども時代は終わりヒーローだって誰も救いにいけない どんな危機が迫っているというのだ確認できない事象つまりガッジーラということ女の子が嘯いている赤坂見附のきついカーブのあたりもう仲直りしてそっと手まで握りあっている きみはひとり読みさしの本を閉