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音楽を鳴らすじんせい

僕は、生業の音楽を作ることとは別に友人とお店をやっています。
ある程度の年齢になったからこそ出来る本当の友人というのがあると思うのですが、僕にとっては恐らく彼のことになると思います。
彼はコーヒー屋、僕は音楽家、でもふたりとも音楽が大好きで、
音楽が鳴ってる場所が大好き。
そんな二人で始めた GINZA MUSIC BAR
その前段階に代々木ヴィレッジミュージックバーのプロデュースがあったものの、バーの経営なんてやったこともなくともかく必死で存続させることに注力してきました。
銀座という日本一地価の高い場所で夜しか営業しない(しかも所謂銀座のクラブでもなく)バーで僕ら全員の生活がまかなえるとは思ってもいませんでしたし、実際そうではありません。
しかしながら、この店で食べていってるような情熱をもって経営に取り組んでいるから今があるんだと思います。
そしてなんと6年近くも銀座という街で音楽を鳴らし続けています。
関わってもらった(もらっている)全てのかた、お客さんに感謝しかありません。

さて、諸々割愛します。
そこへこのコロナの打撃。うちは他のお店が営業を止めるよりも早く止めました。なぜだか理由は明確ではありませんでしたが、僕も鳥羽くんもここは一致。いまでも後悔はありません。
少なくともうちのお店が媒介になって感染が広がることだけは止められた自負があります。
そして、止めた日からずっとinstagram liveで音楽を鳴らしつづけています。
正直それが何につながるとか、何のためとかいまでもわかりません。
でも、ミュージックバーが音楽を鳴らすのは鳥が空を飛ぶことと同じです。
飛ばないなら鳥じゃない。

そんな売上を生まないミュージックバーの営業が長くつづくなか、
他の音楽バーやクラブ、ライブハウスなどがクラウドファンディングなどでのサポートを募るのをみつつ、我々のすべきことをずっと模索しています。
いまでも明快な答えはありませんが、このへんで僕と鳥羽くん二人でマイクを取り、我々がどこに向かうべきかを皆さんと共有する機会を今夜設けたいと思います。是非コメントから参加していただければとおもいます。

www.instagram.com/ginzamusicbar

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