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「レイドローねぶた」制作エピソード

「レイドローねぶた」制作エピソード

2021年12月11日、アークス浦安パークで行われた練習試合vs三菱重工相模原ダイナボアーズ戦グラウンド入り口に突如現れ、ファンを驚かせ楽しませてくれた「レイドローねぶた」。

これは、セカンダリーホームである東北・青森県の若手ねぶた制作集団「ねぶた屋.com」に所属するねぶた師、北村春一氏が制作してくださったもので、試合終了後にグラウンドで贈呈式が行われました。

来る1月22日に行われる、「N

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いつまでも、どこまでも、ワクワクを求めて。ーWTB 山田章仁

いつまでも、どこまでも、ワクワクを求めて。ーWTB 山田章仁

インタビューを終えて自ずと浮かび上がって来たのは、山田は子供の頃から自分の感じることを信じて道を切り開いて来たに違いないということだ。彼は、時に周りや世間の人々を驚かせながら、時に批判を受けながらも、敢えて居心地のいい場所に居続けないように自らを仕向けてきた。そして、ラグビー選手として、またアスリートとして「プロ」の自覚を強く持ち、自らがロールモデルになろうとしているようにも感じる。子供の頃から一

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…だけじゃない、ラグビー選手の生き方―SO喜連航平

…だけじゃない、ラグビー選手の生き方―SO喜連航平

社員選手として、仕事とラグビーの両立はもちろん、それだけに収まらない活動を続けている。今シーズン、目崎啓志選手から選手会長を引き継いだ。高校・大学ラグビー部ではキャプテンを務め、チームリーダーとしての役どころは身についているのかもしれない。大学卒業までは順調と言って良いラグビー人生だったが、シャイニングアークスに入部してからは様々な試練が待ち受けていた。だが、それが成長の糧にもなっている。一プレー

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スクラムの流儀ーPR 上田 竜太郎

スクラムの流儀ーPR 上田 竜太郎

2013年度入部。今シーズンで9年目を迎える。東福岡高校から早稲田大学へと進んだ経歴からは、小さい頃からラグビーエリートの道を歩んできたように見えるが、ラグビーを始めたのは高校から。小学生の時には空手に打ち込み、全日本選手権で優勝した経歴もある。今でもやんちゃ坊主の面影を残す。試合会場のスタンドからでもテレビ観戦でも、ファンからは一見わかりづらい、スクラムの見どころやこだわりを語ってもらった。

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「二刀流」プレーヤーの矜持ーSH/WTB 鶴田 諒

「二刀流」プレーヤーの矜持ーSH/WTB 鶴田 諒

2011年入部。今シーズンでチーム在籍11年目となる。通称、つる(さん、ちゃん)。いつの間にかチーム在籍期間最長選手になった。スクラムハーフとウィングの2つのポジションをこなす、ユーティリティ・プレーヤー。闘志を剥き出しにするタイプでは無いが、そのプレーでもキャラクターでもチームに落ち着きを与える。ベテランの域に差し掛かった今だからこそ見えてきた、チームの課題や自分のプレースタイルなどを語ってもら

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鶴谷昌隆選手 ラストメッセージ

鶴谷昌隆選手 ラストメッセージ

先ごろ退団した兄の知憲(ハルノリ)と共に、双子のラグビー選手としても知られるFL 鶴谷昌隆。通称、マサ。2013年度入部以来、社員選手として8年間を過ごしてきたが、7月末日をもって、シャイニングアークスを退団することとなった。同時にNTTコミュニケーションズも退社し、チームを移籍して今後はプロラグビー選手として活動を続ける。

トップリーグが終わり、新リーグとなって日本ラグビー界が大きく舵を切った

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池田悠希選手ラストメッセージ

池田悠希選手ラストメッセージ

2018年度入部以来、初シーズン開幕戦からから試合出場を果たし、着実に実力を付けてきたCTB 池田悠希選手。通称、池ちゃん。入部4年目となる今シーズンの本格的なチーム始動を前にして、退部しプロラグビー選手として移籍することになった。

先に鶴谷昌隆選手が7月いっぱいで退部することが決まっていたので、チームとしてはまたしても大きな損失になるが、本人がその先の人生をも考えた上での決断であるので、個人の

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2年間の選手会長職を終えてー目崎啓志

2年間の選手会長職を終えてー目崎啓志

『選手会長』という肩書は、プロ野球などではよく耳にするが、たぶん多くのラグビーチームでは、その対象者を外に向かって発表していないのではなかろうか。そして、おそらく社会人チームならではの制度であり、会社側と選手側との接点に立つ。目崎は、2年前に栗原大介選手会長から指名されて引き継ぐ。それまでは、選手会長が現役プレーヤーを引退する時点で次の選手会長へと引き継がれていった。栗原の代から、選手を続行しなが

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ルーキーイヤーの大怪我を乗り越えて

ルーキーイヤーの大怪我を乗り越えて

2021年4月25日、プレーオフトーナメントvsキヤノン戦、後半24分、ついにその男がトップリーグ公式戦の舞台に立った。大学4年時の2019年12月8日の大学選手権で負けて以来、実に約1年4ヶ月ぶりの試合出場となった。練習試合も経験せずに、まさにぶっつけ本番のトップリーグデビューである。その男の名は、竹内柊平。ルーキーイヤーに突然襲われた大怪我から復活までのストーリーを辿っていく。

“トップリー

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