吉澤しんご

ただの会社員

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最近の記事

天職という言葉への抵抗感

noteの募集記事で天職についての内容を書くテーマがあがっていたので、わたしも書こうかなと思ったが、色々と思うところがあり、天職についてのハッシュタグはつけずに、わたしの想いをここに綴ろうと思う。 天職とは、文字から意味を考えると、天から与えられた職業のこと。 つまり「わたしはこの仕事をするために生まれてきたのだ。この仕事が楽しくて仕方ない」というものだと思うが、この天職に辿り着くためのハードルはかなり高いと感じている。 わたしはいま、不動産の開発をする仕事をしており、

    • 十五夜を終えて改めて日本の良さを感じた

      8月が終わって約10日。 午前5時半に外に出るとしんとした雰囲気が漂い、8月にはなかった冷気が自分の体を通り抜ける。 先日の9月10日はいわゆる十五夜だった。 独身の頃は十五夜なんて気付かずに通り過ごすイベントのひとつだった。十五夜の時期かと感じるのはマクドナルドの月見バーガーの広告を街で見かけたときだけ。ああ、今年もお月見の時期なのか月見バーガー食べたいなあと思う程度。 そもそも十五夜ってなにという問いから始まるのだが、 とのこと。初めて詳しく調べた。 しかし今

      • noteへ久しぶりに投稿する理由

        noteへの投稿は久しぶりです。かなり期間が空いたのですが、その間はひたすら色々なことを模索していました。 会社に入ってすぐの頃は、会社の仕事に慣れるのがいっぱいで特に不満足もしていませんでしたが、仕事に慣れてくるとこの会社生活がこれから40年続くのかと思うと急に絶望してしまいました。 そこで改めて自分のしたいことを見直したときに、物書きの仕事がしたい(たとえばコピーライターとかいいよね!)みたいな漠然とした思いをもち、とりあえずクラウドワークスとかランサーズとかの1文字

        • 白く光った桜

          曇天の中、白く光る桜の下で由紀は恭介が来るのを待っていた。駅前に植えられた桜は三月後半の八分咲きを迎えている。休日ということもあり、駅周辺には私服の若い人たちがひっきりなしに行き交い、都会の喧騒をさらに盛り上げていた。 「遅かったね」 由紀は恭介が到着するなりそう言った。 「5分前に着いたし、むしろ時間ぴったりの行儀の良いサラリーマンだよね」 由紀は待ち合わせの15分前には必ず到着している。待つのが好きらしい。恭介も最初は由紀に合わせて15分前に着くように来ていたが、

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