Chill Guitar Book

先日初めてソロギターのみのCDをリリースしました。
『Chill Guitar Book』という名前の5曲入りの短い作品です。

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ちなみに”Chill Guitar(チルギター)”ってなんでしょう。
僕もよく分かってないんですが... きっと自分が弾いているようなチルな(ゆったりした)ギター全般を表す言葉なんだと思います。
3年くらい前からインスタグラムなどでギターを弾く動画を定期的にアップするようになったんですが、その時に海外の方から「おまえのギターはChillだ」「This is so chill!!」というようなコメントを沢山もらって、そうか、こういうのをチルと言うのかぁと思い、それから自分でも「Chill Guitar」と呼んでみることにしたのです。

僕のギターのスタイルは音色やハーモニーはジャズギターから来ていますが、リズムは主にネオソウルなどのブラックミュージック寄りで、しかしながらメロディーは結構ふつうというかポップなものなのかなぁと自分では感じています。そういう長ったらしい説明を「チルギター」という言葉がひとつにまとめてくれている気がしていて、いつの間にか気に入って使ってしまっているのです。

最初の頃は動画をアップしても正直あまり反応がなかったけれど 笑
少しずつ興味を持ってくれる人が出てきて、気がつけば沢山の方がフォローしてくれていて、海外のミュージシャンとも面白いコラボが出来たり。
また今年は自粛期間中にも毎朝動画を撮ってアップして...というライフワーク的な習慣が自分の気持ちの面でもプラスの効果をもたらしてくれたかなぁと思っています。

そんな感じで少しずつ続けてきた動画の中から5曲を選んで一つにまとめたのが今回の『Chill Guitar Book』です。1曲3分弱、全部通しても14分に満たない短い作品。プラスの意味を込めて自分では短編集と言っていますが...

どの曲もいわゆるふつうの楽曲に比べて展開があまりなくコンパクトなサイズなのは、そもそもがSNS用に作っているという成り立ちにあるかなぁと思います。それもそれで今の時代だからこその曲かなと思うし、短いけれどこうして5つ並べた時にお互いを補完しあって一つの物語になっているのも面白いのではないかなと... 今までと違った作品になればいいなという思いものせて形にしました。

*『Chill Guitar Book』1曲目の「Cherry Blossom」

ちなみにこの5曲は一日の流れをイメージして曲順を決めていて、最後の「Good Morning」で夜が明けるような構成になっています。

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デザインは少し遊びの要素を入れてみました。
上は10年以上前に初めて自主でリリースした『vusik』という作品です。

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そして今回このCDは僕が所属するorigami PRODUCTIONSが運営するグッズショップ origami STORE での限定発売ということで、僭越ながら全ての(今作ってある分の)CDのジャケット内側にサインを入れさせていただきました。
なかなかこのコロナ禍でライブの物販に立つのも難しくなっているので、一律で申し訳ないんですが全てに書かせていただきました。

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時代は配信・ストリーミングですが、こうして物としても音源を届けられるというのはやっぱり嬉しいですね。日常のふとした時に聴いてもらえたらそれに勝る喜びはありません。またこの作品をきっかけに、ギターやソロギター、もちろんチルギターにも興味を持ってもらえたら幸いです。

さて、来年のチルギターはどうなっていくのかなぁ。
自分でも楽しみです。

目指せ書籍化📓✨ いつかライブ会場のグッズ売り場にエッセイ集を平積みにしたいと思います。