学生に身につけてほしい『ゴール⇨今』の考え方【逆算思考】
前回は「自分の人生設計書」として、自分年表の作成をしていきました。
達成したいことやなりたい未来の自分像を書き出すことで、いわゆるゴール的なものを明らかにするというのが目的でした。
やってみるとわかるんですが、そもそも自分がどこへ向かおうとしているのかを実は自分自身がよくわからずにいるなんてことは少なくはありません。
親や友人や先生に言われてから「その通りにした方がいいのだろう」と思い、本当はやりたいことは別にあるけど、気付かずに進んでいたり。
やりたいことは明確なはずなんだけど、頭の中で思い描いているだけで書き出してみると「実は微妙に違った」なんてことがあるかもしれません。
自分の中の宝の地図を発見する作業というのが自分年表の作成でした。
というのが前回のおさらい。
まだ読んでないと言う人はぜひ読んで、実践してみてください。
もちろん今回のパートから始めてもらっても構いません。
ゴールはわかった、次は行き方だ
年表で作成したのは自分の中でのゴールです。
ただダラダラと生きるよりはいいですよねきっと。
書き出すだけでも、自然と意識がそちらに向くようになるのは本当なので、年表を作成する作業だけでも十分な効果があるはずです。
ただ、その状態では目的地の設定はしたけれど「南東です」って方角しか教えてくれないカーナビみたいなもんで、多分めちゃくちゃ遠回りするハメになってしまいます。
生きていく上で、現実にある車のカーナビに比べるとかなりポンコツなので、細かいところの設定は自分でしなきゃいけないのが面倒な部分です。
#助けてドラえもん
というわけで、今回はゴールが明らかになったことが前提で、そこまでの行き方について一緒に考えていこうと思います。
”ゴール”から”今”を考える
というわけで今回はこんなシートを使います。
まず、自分が年表に書き込んだゴールを一番上(太枠部分)に書き込んでみましょう。
使い方はこうです。
ゴールが10年後なのであれば間に入ってくるのは「7,5,3,1年後」
ゴールが半年後なのであれば間に入ってくるのは「5,3,1,半ヶ月後」
みたいに、設定したゴールまでの年数に対して小さいゴールを作ってみましょう。
例えばこんな感じで書くことができます。
逆算思考と積み上げ思考
今回のワークはゴールから今必要なことを記入していく流れとなっていましたね。
このプロセスを「逆算思考」といいます。
設定したゴールに到達するための要素を、ちょっとずつ小さくしていくことで、今やっておいた方がいいことがそれとなく明確になるものです。
おわりに
「こうなりたい!」という夢がはっきりしているのはとても素晴らしいことです。
「なんとかなるだろう」のノリで闇雲に突っ走って生きていた20代の僕が一番知りたい思考法の一つでした。
実際、エネルギーに溢れている20代は大抵のことは「なんとかなる」で乗り越えることができるのですが、プラスで今回の逆算思考のクセがあると、きっと武器…とまではいかずともお守り的な役割にはなってくれるんじゃないかなと思ってます。
もちろん!今はそこまで明確な目標がないけど、目の前のことをやってみたらちょっとずつ見えてくるような積み上げ思考がダメなわけではありませんよ。
特に僕たちの美容師という仕事は、技術を身につけることが必須で、それをするためには積み上げていく以外の方法はありません。
コツコツも大切にしていきましょうね。
ではまた。
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