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保育園では出来るのに・・・何でお家ではやってくれないの?

保育園では、1歳児・2歳児クラスになってくると、少しずつ自分の身の回りのことに興味を持ち、自分でやってみようとする時期になってきます。
トイレ・手洗い・うがい・お着がえ・支度・・・・・・等々

しかし、

「保育園では身の回りの事を自分でやっていると聞いても、家では自分からやってくれない」

「どうすれば自分でやってくれるようになりますか?」

と聞かれる時があります。
保育園での集団生活を頑張りすぎて、お家では甘えん坊さんになってしまう時もあると思いますが、お家でも出来るようになっていきたいですね。



今日は、身の回りの事をお家でも進んで出来るようにお話ししていこうと思います。

~子ども自身に次の行動を決めてもらう~

日常生活では、各家庭で決まった流れやルーティンがあると思いますが
朝起きてから家を出るまで、夕方家に帰ってから寝るまでの間
ある程度同じことをしていると思います。


例えば、朝起きたら

①トイレに行く
②顔を洗う
③お着替え
④朝食

というように、各家庭によって決まった流れ(ルーティン)があると思います。夕方以降も同じです。
ルーティンが出来ていない場合は、決まったルーティンをつくりましょう。幼児である子どもが生活習慣を身につけていくには、やるべき事をいつも同じ順番で行うようにするのが1つのポイントです。そうする事で習慣化し、出来るようになっていきます。


ルーティンが決まっていても中々やってくれない場合は声掛けの仕方を変えてみましょう。
例えば、朝起きてトイレにいってほしい時、「おはよう。トイレ行ってきてね!」 ではなく

・「おはよう。起きたら何をするのかな?」
・「次は何をするのかママに教えてくれる?」

というように、問いかけるようにしましょう。そうする事で、子ども自身の口から次の行動を言ってもらうのがポイントです。
自分の口で言えた時は「ちゃんと分っていて凄いね!」など、褒めてあげましょう。褒めてもらえると子どもは嬉しいですし、自分で分かっている、出来る!と前向きに行動していきます。自分で考え、口に出し、行動し、認めてもらえるという良い循環が、子どもの主体性を養っていきます。言い方を変えるだけで、子どもが受け取る印象も変わり自主的に行動していくように促すことが出来ます。

また、寝起きが良くない、気分が乗らない等のそぶりが見える時は、
「○○ちゃんどうしたの?どうしたい?」
と問いかけ子どもの口から「手伝って」と言えるように促してあげましょう。「手伝って」は本来自分がする事だけど、上手くできないから助けて欲しいというポジティブな意味の言葉です。自分でやりたい気持ちを持っている証拠ですので、手助けをしてあげると良いと思います。


「出来ない!」「ママがやって!」と癇癪を起す時は、「やりなさい!」と言わずに、落ち着くまで待ってあげましょう。少し時間が掛かっても、自分から行動するように続けていくのが大切です。
ママに「早く○○して!」と言われると、ママが次の行動を決めたことになりますね。子ども自身がやるべき事に気づいて、やってみよう!という気持ちになるようにしてあげましょう。子どもの成長には親の我慢も必要です。

先程も言ったように、出来た時はきちんと褒めてあげましょう。言葉にして「○○ちゃん一人で出来るの?凄いね」「○○ちゃん上手に出来るのママ知ってるよ」と伝えることで、自分でできる!という自信に繋がり、これから続けていく意欲も増します。

言葉一つで子どもは大きく変わります。

~保育園での1歳児・2歳児クラス~

身の回りへの自立が見られるようになってきました。

「うがい・トイレ・着替え・午睡」

のルーティンが確立できていますね。
先生から「何するのかな~?」の問いかけに「うがいする~」「トイレ行ってくる」と自ら進んで行う事が出来るようになってきました。

身につけさせる・教えるというのは時間の掛かる事です。
1人ひとりを十分に認め、出来たことや気づいたことを褒める。その積み重ねが子どもの自己肯定感を持たせ意欲へと繋がっていきます。

~まとめ~

身の回りの事をお家でも出来るようにしていくポイントは

・子ども自身に次に何をするか決めてもらう。
・子どものやるべき事の流れ(ルーティン)を続けて習慣化する。いつも同じ順番などをつくってあげる。
・子どもが自分から次にやる事を口に出せるように問いかけてあげる。
・出来た、気づけた時にしっかりと褒めて認めてあげる。

ちょっとした、接し方や投げかける言葉が子どもの成長に寄与します。
子どもが自信をもって自立していけると良いですよね。
意識して試してみて下さいね(^^♪

記事を読んでいただき有難うございました。
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