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デリアゴンザレス RELEVEE

デリアゴンザレスの12インチリミックス集。2006年のリリースで、BM-SOHOと書いてある張り紙がされているからたぶんロンドンのソーホーあたりのレコード屋さんで買ったのだろう。よく覚えてないけど。久しぶりにこういう曲をDJでかけてみようかなと思って棚から取り出して聴いてみた。

2枚組4曲のレコードなのだが、特にCサイドのカールクレイグリミックスが印象に残る。アルペジエイターで奏でるシンセベースのイントロがじわりじわりと質感を変えてワンフレーズで展開を構成していく。フィルターのフリークエンシーやレゾナンスを絞ったり開いたりするだけなんだけど、それでこれだけの構成をつくるんだからおもしろい。しかもよく聴くと何種類かのシンセがレイヤーされており、聞くたびに新しい発見がある。

イントロだけでもイケそうなんだけど、中盤からはビートが入り、後半にはパッドのコード進行や、ストレンジなピアノの演奏、リバーブの効いたスネアなどが入り一気に名曲たらしめる展開を作る。ほんとこのころのカールクレイグはおもしろい。残念ながらSpotifyでこのトラックを探したんだけど、別のバージョンしかなかった。でもこのレコードには入ってないんだけど、この曲のオリジナルがyoutubeにアップされていたのでここに貼っておく。

オリジナルはオリジナルで、うまく空間を感じさせるトラックになっててじっくり聞かせてくれる。でも最近こういう曲あまり出てこないねー。



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