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いつの間にか育っていた多発性子宮筋腫

激痛に苦しんだクリスマス。

その原因は子宮筋腫の破裂によるものでした。


診断を受けた総合病院で後日、MRIを受けることになりました。

MRIを受けたことがある方はわかると思うんですが、あの大きな音を40分〜1時間ほど聞き続けるのってなかなか苦痛じゃないですか?

耳元でずーっとクラクションを鳴らされているような…

そしてそれを長時間じっと耐える、あの検査。

まぁ痛い検査じゃないし頑張ろう、ぐらいの気持ちで検査に向かいました。


いやぁ〜びっくり。

この病院のおもてなし精神に驚きました。


まず、大きな音がするからとヘッドホンをされました。

さらに、閉塞的な空間になるため圧迫感があるだろう、とゴーグルのようなものを装着されました。

そのゴーグルは車のルームミラーのようになっていて、奥(頭側)の壁が見えます。

壁には、草原にちょうちょが飛び回っていて、雲と気球がゆっくりと風に乗って流れていく映像が映し出されていました。

ヘッドホンをしていてもあの大きな音が完全に遮られたわけではないのですが、それでもかなり精神的負担は軽く、MRIに対する苦手意識が一気に半減しました。

(今はそのようにしてくれる病院も多いようですね。)


さて、MRIの結果です。

子宮に複数の筋腫ができていることがわかりました。

そのため子宮がボコボコいびつな形になっていたのです。

その内の1つが破裂し筋腫内に血液が溜まっているため、他の筋腫と併せて取り出すことをすすめられました。

手術の方法や、それぞれのメリット・デメリットの説明がありました。


筋腫核出術

子宮を温存し、筋腫のみを取り除く方法。

・メリット・・・妊娠が可能である

・デメリット・・・再発の可能性がある


子宮全摘出術

子宮をまるごと摘出する方法。

・メリット・・・根治

・デメリット・・・妊娠することができない


出産願望があるので、迷わず【筋腫核出術】を選びました。


次に決めるのは、【開腹手術】か【腹腔鏡手術】か。

できれば傷も負担も少ない腹腔鏡手術がいいなと思っていました。

それに今後妊娠し出産することになったら、開腹手術痕があると普通分娩ができないのではないかという心配があったからです。

そのことを伝えた上で、先生からは開腹手術をすすめられました。

理由としては、

・開腹手術の方が小さな筋腫も見落としがない

・腹腔鏡では大きな筋腫を砕いて取り出すため、悪性のものがあったとき体内に残骸が残ってしまう

・どちらを選んでも出産する時は帝王切開になる

ということでした。

それを聞いて、開腹手術の方が間違いないなと感じ、お願いすることにしました。


その話があったのが今年1月中旬。

予約可能な手術日は最短で3月上旬でした。

スケジュールは、

・手術前日から入院

・入院期間は10日間(予定)

・安静期間は退院後10日~14日(推奨)


少し先にはなりますが、職場への病状報告や仕事の引継ぎも考えると、そのぐらい時間に余裕がある方が助かるなと感じました。

ちなみにこの時には下腹部痛はほとんど改善していて、気分もいつも通り元気でした。

元気すぎて、本当に手術が必要なんだっけ?と自分を疑うほどでした。

たぶん周りもそう思っていたことでしょう。


次回は入院、手術のお話。

もうすぐリアルタイムに追いつきます。

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