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AIスタートアップで1年働いた振り返りnote

こんにちは!アダコテックの井上です!
弊社では、製造業の検査・検品を自動化するための画像解析AIソフトウェアを提供しています。

今回は、某大手企業からAIソフトウェアスタートアップに転職して、1年経過したので、その振り返りをしたいと思います!

出会い

以下の記事の冒頭でも触れていますが、前職は光学機器メーカのニコンで、主に社内工場に導入する自動化設備の設計開発を行っていました。

「人生一度きりなんだし、色々な会社を経験したいぜ!」という短絡的な思いから転職活動を始めたのが2019年秋頃でした。画像データ解析的なお仕事だったり、ロボット・ドローン業界を主軸に色々な企業の情報を収集し、2020年1月から各社面接の予定を入れ始めました。

人生初の転職面接が英語で、軽く心折れたのは良い思い出。

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人生2回目の面接がアダコテックであり、「日本語の面接って最高だぁ!」と心の中で思いましたw
Wantedly上の社員紹介記事にも書きましたが、当時の面談時には、アダコテックのもつ技術に対して「こんな優れた技術が日本に合ったんだな・・・」と素直に驚き、興味が強まりました。

また、初回面接の数日後くらいに弊社CEO河邑がICCというスタートアップ登竜門であるピッチに登壇しており、それをリアルタイムで観ていました。
河邑のもつ「HLACという技術を活用して、製造業の検査工程を自動化する」という熱い想いを受け、入社を決めました。

事前に妻(と1歳の娘にも念のため)・妻のご両親・自分の両親にしっかりと自分の気持ちを伝え、納得してもらったうえで井上のスタートアップエンジニア人生が始まりました。

2020年6月 初出社

6月は自分の誕生月でもあるので、自分が加齢するとともにアダコテック歴が増えるので覚えやすいです。

入社1日目は御茶ノ水オフィスでオンボーディングがありました。しかし、当日の記憶があまりないという悲しみ。それというのも、当日はガチガチに緊張していたこと、そして

入社2日目にして「愛知県のお客様のところに出張してきた」こと

が主な原因です!
スタートアップらしい(?)スピード感を160km/hストレートで顔面にぶつけられたくらいの印象強さです。ゆえに大事な1日目の記憶がぶっ飛んでいましたw

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とはいえ、2日目の出張では、お客様に対して自分の得意とする光学条件について提案することができたので、井上の力をアダコメンバーに示すことが出来たと思います。(自分で言うことではない)

最初の1ヵ月は、伊藤・伊部・柿崎のスーパーエンジニア達に圧倒されつつ、サイヤ人の集団に紛れ込んでしまったタラちゃん状態にならないためにも、なんとかクリリンレベルで食らいついていきました。

あと、これはニコン時代からもっていた偏見であり、スタートアップ界隈の人にとっては非常に失礼なことかもしれませんが、

「スタートアップで働く人たちって横文字ばかり使ってそう」

と思っていました。本当失礼ですよね。いざスタートアップで働きだしてみると・・・

コミット、ジョイン、スケール、タスク、ファクト、ベストプラクティス、マイルストーン、・・・etc(50音順)

そんなことありました。
前職はゴリゴリ現場に近い職場でかつミドル~シニア年代が多かった職場でもあったので横文字会話なんて縁がありませんでした。なので、打ち合わせの中で横文字が飛び交うと、どっきりどっきりDON DON!!でした。今はきっと大丈夫。

また、某戦コンの方が一時的にインターンとしてきていた時期があったのですが、横文字もそうですが、ひたすらに優秀すぎて、「上位世界の人間だぁ・・・」と震えていました。でも、この方が作ってくれたレポートフレームワークは今も愛用しています。Big up!!

ちなみにその方のNote記事です。

2020年 7月~12月の思い出

井上の主業務は「お客様からお預かりした画像データの解析」および「光学条件のコンサルティング」です。7~12月の期間は、ひたすらこの2つを繰り返していましたね。

ニコン時代に扱うデータは光学機器系が主でしたが、アダコテックジョイン後に扱うデータは自動車メーカのものが主でした。見た目はもちろん、材質や欠陥種類が異なるので、最初はどうなる事かと思いましたが、ニコン時代に必死に学んできた画像処理経験が活かされ、最適なアルゴリズム構築や検査モデルの作成ができました。

また、光学条件のコンサルティングについても同様で、日々周辺にある物体に対してキズ・汚れを目立たせるための条件をふと考えてしまうくらいの変態なので、お預かりした初見の製品に対しても最適な光学系の提案が出来たと思っています!なかなか大変な作業ではありますが、検出対象を捕捉することができると心の中で自画自賛しまくっていましたw

検証の最後にお客様にレポートするのが一連の流れなんですが、検証結果だけではなくレポートの質に対してもお褒めの言葉をいただくと本当嬉しさMAXになり、「次の仕事をおれにくれぇ!」と気持ちが高まります!
もちろん、上記の上位世界の方が用意してくれたフレームワークが素晴らしいこともありますが、学生時代から教授にしごかれ続けてきた成果かもしれませんw

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他の印象強い思い出と言えば、メディアに露出したことです!

1つ目として、日経産業新聞の見出し写真に私が登場しました。ペンライトで部品の欠陥を探すという謎のポーズですw

2つ目として、BSテレビ東京の番組中でアダコテックが取り上げられ、HLAC異常検知のデモをしているのが私になります。河邑CEOと比べて一瞬ですが、非常に貴重な経験をさせていただきました。このときもガッチガチのガッチガチに緊張していたんですけどねww

プライベートでは、井上、家を買う。なんてこともありました。スタートアップすごい!(関係ないかw)家を買う話はまたいつかお話しします!

そんなこんなでジョインして半年のなかでかなり色濃い経験をしてきました。正直、前職で働いてきた7年間と同等くらいなんじゃないかというレベルです。いや言いすぎでした。でも5年くらいかも。

2021年 1月~6月の思い出

ジョインして半年は経ち、仕事も楽になってきたかも?なんてことはなく、おかげさまで案件を多くいただき、指数関数的に大忙しになっていました。それでも、やりがいはかなり強く感じでおり、「ああ、大変だ!楽しい!でも大変だぁ!楽しい!」という半分キマっている状態でもありました。

アダコテックのカルチャーにある「ムズカシイを面白がれる」「遊ぶように学ぶ」が井上の業務に対する気持ちの根底にあるのかもしれないです!

キャプチャ

1~6月の期間も、画像データ解析や光学条件の提案は引き続き行いながらも、新たに設備導入案件もスタートしました。
検証結果を高く評価していたお客様の中には、検査自動化するための設備自体が存在しないという場合もあります。そういったときは、アダコテックと協力していただいている設備SIer様で、設備の設計開発を行っています。

設備設計開発(主にソフトウェアと光学部分ですが)を行いながらも、他のお客様のデータ解析案件も進めていたので、中々にハードでしたが、やり切りました!そのときのお話は以下Note記事にまとめてあります!

この設備案件が最も濃く、納品日が1年目の最終週という感動的な締めくくりでもありました。

あとは個人的に強い思い出は、2021年4月にアダコテック初の新卒くんがジョインしてきました。その名も井上君。名字かぶりキター!
実は前職時代でも、同じ居室内(50人くらい)に井上さんが自分含めて3人いるという状態でしたw

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この耕太朗さん(下の名前)は、めちゃくちゃ優秀であり、私の井上という名字を全て委ねたいくらいにツヨツヨです。サイヤ人がまた1人増えてしまった。そんな耕太朗さんのNotion記事はこちらです!

半年~1年の間も濃厚すぎました。スタートアップ特有の会社が加速度的に成長していく中で仕事をすることはエンジニアにとって更なる成長ができる最高な環境だと思っています!

以上が運命的な出会いをしたアダコテックにジョインし、1年が経過したので、振り返ってみた思い出となります。

余談ですが、運命と言えば私と妻の関係も運命的です。2人の誕生日は2日違いで、やや運命的ですが、なんと両家の母も2日違いなんです。この時点でまぁまぁ運命的ですが、さらに両家の父にいたっては1日違いで、かつ下の名前まで同じという運命!もはや親父同士が運命!!

2年目の今

2年目を迎え、現在もバリバリに設備案件を対応していますww
このご時世であるためリモート勤務が主ですが、各地域にいるお客様と連携していきながら、アダコテック技術で革新を提供し、期待を超えて期待に応えていく所存であります!

2年目の目標は「マネジメントスキル向上」「Webアプリ開発(最低でもプライベートレベル)」「外部勉強会にもっと露出する」の3本立てでスタートアップライフを頑張っていこうと思います!(もちろんデータ解析もね)

アダコテックに興味がわいた方は、ぜひ採用ピッチ資料をご覧ください!


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