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【お城巡り】松本城


 松本城は絶景です。
 2014年3月に家族みんなで訪れました。

国宝、現存天守

 松本城は、松本市の中心部にある平城です。戦国大名の石川数正が深志城のあとに築いた城で、私がこれまで観た城の中で最も美しいと思った城です。
・堀の水面の
・そこに浮かぶ天守の
・晴天の
・背後に聳える北アルプス雪渓の
月見櫓と埋橋の
松の葉の
 見事な色彩の美しさです。特に北アルプスを借景した先人の美的感覚には感服します。なんと贅沢な城でしょう!
 北アルプス(飛騨山脈)のうち、常念岳あたりがちょうど背景となっていて、標高3000m近い天上の冠雪が絵画のように美しいです。

黒白 朱碧緑
北アルプスの借景が最高です
別名 烏城
渡れない埋(うずみ)橋

 天守の内部に入ると、さすがは現存、長年の歴史を感じさせる柱、床、梁に圧倒されます。
 古さが美しい。
 築城に取り組んだ古えの職人や、その後、修理修復して来た人々、彼らの一生懸命な心意気を感じます。

現存ならではの光です
縦格子窓 武者窓

松本城の城主は歴代様々で、家紋も色々です。

黒門一の門 五七桐紋
桝形太鼓門の巨石

開智学校

 松本城の直ぐ近くに、開智学校があります。昔、歴史の授業で習ったような、聞いたことがある程度しか知りませんでしたが、明治の立派な西洋建築物が大切に保存されていました。
 建物外観はもとより壁、窓、柱、天井の至る所に美しい工芸作品が贅沢に設てあります。当時の教育者たちが真剣に日本の将来を考えていた貴重な資料もたくさん展示されていて、明治時代の新たな学校教育への希望、模索、戸惑いが一緒になった日本の勢いを感じることができます。
 昭和の戦後に全国に建てられた義務教育学校と比べるのは野暮でしょうが、学校建物と教育の質はきっと無関係ではないと思うと、ついつい比較してしまいます。

お洒落な開智学校
ピカピカの廊下
格式高い内装


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