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【初心者向けSEOガイド】メディア運営者が押さえるべきポイントを図解します

WEBメディアを運営する以上、必ずと言っていいほどぶつかるSEO問題

メディアへの流入を検索から得る場合にはSEO対策は必須ですね。

私たちは「for Reader」というサービスを運営しており、オウンドメディアや出版社のWEBメディアなどでコンテンツSEOを提供してきました。

80社以上をお手伝いしている中で、メディアの運営者から「SEOって結局何してくれるの?効果あるの?」という質問をいただくことは少なくありません。

SEOを全く知らなくても、小一時間調べれば「SEOってあれでしょ? 検索結果で上位表示させるためのあれ。Googleのアルゴリズムというのに合わせサイト改善するんだよね。あと結局、いいコンテンツ作っていればいいんでしょ?

くらいは言えるようになります。

ただ、どれだけ記事や資料を読んだとしても「はいはい、完全に理解しました。SEO対策、やっちゃいましょうか!」とはならないんですね。

ノウハウをすべて公開しているSEO業者はいないですし、業者ごとに言っていることが異なる場合もあります。

詳しく書いてくれている記事があっても、内容が難しかったりもしますよね。

そこで、今回は「for Reader」で行っている「コンテンツSEO」を、図を用いながら分かりやすく解説していきたいと思います。

弊社で行っているコンテンツSEOの項目や基本的な考え方を紹介していきますが、コンテンツの書き方やキーワードマーケティングの詳細までお話しすると膨大な量になってしまいますので、今回はメディアを運営する上で必要なSEOの全体像を把握でき、重要なところはしっかりと押さえられるように解説します。

それでも長文になりますので「読む時間が無いよ!直接教えて!」という方は、こちらからお問い合わせください。

この記事はこんな方におすすめです。

・WEBメディアの編集者
・オウンドメディアの運営者
・SEOがいまいちわからない方
・SEOの概要は分かるが何をすればいいのかわからない方

※最後まで読んでいただければ、少なくともSEO業者と話しを進める上で困ることはなくなりますので、途中で諦めず、最後まで読んでください!

そもそもSEOとは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略であり、「検索エンジン最適化」を意味しています。

検索エンジンには「Google」「Yahoo!」「Bing」などがありますが、SEOはGoogleの検索エンジンに最適化することを指します。

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出典:Mobile Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats

日本における各検索エンジンの利用率は、2020年1月時点でGoogleが77.14%、Yahoo!が22.16%です。

「Googleの検索エンジンだけに最適化すると、Yahoo!の22.16%がもったいないのでは?」 

そう思われるかもしれませんが、実はYahoo!はGoogleの検索エンジンを使っています。

つまり、Googleが定めるSEO要件合わせていれば、GoogleとYahoo!合わせて、検索者の99.3%をカバーできることになります。

SEOの種類とは?

Googleが定めるSEO要件は非常に多くありますが、大別すると二つです。

①内部設計
②SEOコンテンツの制作

端的に言うと、内部設計とはサイト内部をSEO要件に合わせて設計すること。SEOコンテンツは、コンテンツのガイドラインに合わせて記事を作ることです。

と言っても、これだけではわかりづらいですよね……。

詳しく見ていきましょう。

内部設計とは?

内部設計とは「テーマ性」「クローラビリティ」「インデクサビリティ」など、Googleが定めるガイドラインに合わせてサイトを設計することです。

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テーマ性

Googleは、テーマが統一されており、専門性の高いサイトを評価します。

コンテンツのカテゴリやタグの設計のなどにより、どんなサイトなのかGoogleにわかりやすくしてあげるのがテーマ性です。

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クローラビリティ

Googleの検索エンジンにはクローラーというものがあり、このクローラーがWEB上に公開されているサイトを回遊してデータを集めています。

クローラビリティとは、クローラーがサイト内を回りやすいようにURL構造を設計したり、関連性の高いコンテンツ間をリンクでつないだりすることです。

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インデクサビリティ

インデクサビリティとは、Googleがサイト内の各ページの内容を正確に理解出来るように、HTML構造を最適化することです。

検索結果に載せる必要のないページをインデックスさせないようにすることも大切です。

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SEOコンテンツの概要

SEOコンテンツとは、Googleの定めるルールに沿って書かれた、検索する人が抱えている問題、悩み、疑問を解決する記事のことです。

「SEO記事=検索エンジンに最適化した記事」として、検索結果の上位表示を狙う手法と紹介されることがありますが、これは正しくありません。

キーワードやサジェストを各見出しにいくつ以上使って、文字数は各見出しごとにいくつで......。

上記のように、Googleが評価するらしいからと言って「多少不自然な記事になってもいいや」と、憶測のSEOに縛られたコンテンツを制作するのは、意味がありません。

SEOとはあくまでもGoogleが定めたルールです。

ルールを守った上で、読者にとってどれだけ有益な情報を与えられるのか、
どうやったら読者を満足させられるのか
を考えて制作するのがSEOコンテンツです。

改めて、SEOとは何か?

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内部設計・SEOコンテンツともにGoogleが定めたルールがあり、そのルールを守った上でサイト・コンテンツを作っていくのがSEOです。

これらができて、はじめてメディア運営はスタートラインに立ちます。

この二つを対策すればサイトをGoogleが高く評価してくれるのではなく、これらが出来ていないサイトはそもそもマイナスからスタートしているのです。

内部設計とコンテンツはどちらがSEO効果があるの?

内部設計は、完了したら基本的にはそれで対策が終わりです。

サイトを運営するのならばできていて当然のものであり、SEO対策としてのインパクトは小さいです。

ただし、SEOコンテンツのポテンシャルを100%発揮するためには必ずやらなければなりません。

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SEOコンテンツは、良いコンテンツを多く作れば作るほどメディアへの流入数が伸びるため、インパクトは大きくなります。

サイト内部をGoogleが定める要件に合わせて設計することでマイナスを消し、コンテンツの量と質でトラフィックを伸ばすのが、SEO対策です。

内部設計って何すればいいの?

SEOの内部要因には、sitemapの最適化やサイト構造、タグの設計など多くの項目があります。

例として、サイト構造・title/hタグについて挙げてみましょう。

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表のように、サイト内部はGoogleが定めるガイドラインに合わせて設計する必要があり、細かく分けると内部要因の項目は80個ほどあります。

要件が膨大なため、内部設計はSEO業者にお願いするのが無難でしょう。

SEOコンテンツの質ってどうやって評価すればいいの?

DAUとは「Daily Active User」の略で、1日あたりの利用者数を表す指標です。

例えば、スマートフォンアプリやWEBサイトの1日あたりの利用人数が1万人だった場合、DAU数は1万です。

SEOコンテンツの流入数は「記事数」×「1記事あたりDAU」で求められます

例えば、1万DAUを作りたい場合、1記事あたりDAUが1のときと20のときには、必要な記事数は以下の通りです。

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DAUの高い記事(質の高い記事)を制作することで、コストパフォーマンス良く流入数を伸ばせます。

そのため、コンテンツの質は1記事あたりのDAUで評価するのです。

DAUってどうやって生み出せばいいの?

DAUは、検索数の多いキーワードで検索結果上位に表示されれば生まれます。

例えば、検索数月間検索数が約165,000の「働き方改革」というキーワードでコンテンツを作るとしましょう。

検索結果は以下の通りです。

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この検索結果で、上位表示いるコンテンツほど、クリックされる確率(CTR)が高くなります。

1位:CTR:21.12%
2位:CTR:10.65%
3位:CTR:7.57%

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出典:Internet Marketing Ninjas

「働き方改革」で記事を制作した時の月間想定DAU数を、表示順で計算してみましょう。

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1位と2位でも、約2倍の差がありますね。

つまり、検索数の多いキーワードでより検索結果上位を獲得すれば、大きなDAUが得られます。

しかし、いくら検索結果上位を獲得したとしても、検索数が少なければDAUはそれほど生まれません。

制作するコンテンツの内容はもちろんですが、DAUを生み出す上ではどんなキーワードを選ぶのかも重要な要素です。

キーワードはどうやって選べばいいの?

検索数が多いキーワードだけ作っていれば良いのかというと、そうではありません。

メディアがターゲットとしている市場・競合性によって選ぶ必要があります。

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内部設計のところでもお話ししましたが、サイトのテーマに合致しないコンテンツを制作しても、返ってGoogleからの評価が下がります。

テーマに合致したキーワードの中で、競合サイトがコンテンツを制作していない、競合性の低いキーワードを選定。コンテンツを制作することで、DAUは効率良く伸びていきます。

キーワードの選定は「キーワードマーケティング」によって行いますが、SEO業者によって質にばらつきがあります。

①「imp数」の多いキーワードを並べるだけの業者
②「imp数」と「競合性」を調査する業者
③「imp数」「競合性」「順位の上がりやすさ」まで調査する業者

多くの業者は②です。①のようにただ「imp数」の多いキーワードだけを並べ、競合性を加味していない業者には注意してください。

弊社の場合は「imp数」「競合性」はもちろん、「順位の上がりやすさ」「競合の順位」「制作の優先順位付け」まで行います。

Googleが評価するコンテンツってなに?

Googleはどんな基準でコンテンツを評価し、検索結果の順位に反映しているのでしょうか。

検索エンジンの変遷から紐解いていきます。

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2011年ごろまで、SEOといえば「被リンクの質を重視」するものでした。

いろんなサイトに、コンテンツへのリンクが貼られていれば検索順位が上がっていました。

しかし、2011年に「Googleのパンダアップデート」というものがあり、被リンクよりもコンテンツが重視されるようになります。

2012年の「ペンギンアップデート」で、リンクを自動生成するといったスパム行為が禁止に。2013年の「ハミングバード」でコンテンツの質が重視されるようになりました。

そして2015年「ベニスアップデート」により、検索結果に地域性が紐付きます。例えば、東京・新宿にいる人が検索で「ランチ おすすめ」と検索すると「新宿にあるランチにおすすめのお店」を検索結果に返すようになったのです。

コアなアップデートをまとめてみましょう。

①ペンギンアップデート:被リンクよりもコンテンツを重視する
②ハミングバード:コンテンツの質を重視
③ベニスアップデート:検索結果に地域性(ユーザ−属性)が紐付く

これらのアップデートから分かるとおり、Googleはユーザーの役に立つ質の高いコンテンツを、ユーザー属性に応じて検索結果に返しています。

つまり、Googleが高く評価するコンテンツとは「それぞれのキーワードに対して、ユーザーの検索意図を正確にくみ取った、読者にとって有益なコンテンツ」です。

3種類の検索クエリ

Googleは、検索キーワードを3種類のクエリに分けています。

①Doクエリ(Action Queries)
ユーザーが「行動する」ことを目的としたクエリ
例:「掃除機 購入」→掃除機を購入する
  「youtube 家事」→動画を視聴する
②Knowクエリ(Information Queries)
ユーザーが「情報を得る」ことを目的としたクエリ
例:「確定申告 方法」→確定申告の方法を知る
  「SEO とは」→SEOとは何か情報を得る
③Goクエリ(Navigation Queries)
ユーザーが「サイトを訪問する」こと自体を目的としたクエリ
例:「日経電子版」→日経電子版のサイトを開きたい

このように「Googleは検索キーワードを3つのクエリに分類していますが、「Doクエリ」「Knowクエリ」はさらに細かく分けられます。

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何故さらに分けたかといいますと、「Doクエリ」「Knowクエリ」の中には、SEOコンテンツとして評価されやすいキーワード、されにくいキーワードがあるためです。

「SEOコンテンツとは何か?」の項目でお話ししたとおり、SEOコンテンツとは「Googleの定めるルールに沿って書かれた、検索する人が抱えている問題、悩み、疑問を解決する記事のこと」を指します。

記事の方の中で、SEOコンテンツとして狙いやすいのは回答・発見・提案型です。

SEOコンテンツには寿命がある?

SEOコンテンツは、公開後に検索結果の表示順位が上がるとともにDAUが伸びていきますが、数ヶ月後に上がりきるとDAUは横ばいになり、その後下がり始めます。

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下がる原因は主に2つ、情報が古くなったか、他メディアがより良いコンテンツを公開したかです。

下がり始めるところを見極めて、コンテンツをアップデート(=リライト)する必要があります。

この寿命を見逃さないためには、公開したコンテンツをモニタリングしなければなりません。

モニタリング

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記事のカテゴリ毎にDAUをモニタリングしましょう。記事の伸び方から、どのカテゴリに注力すれば良いのか、伸びないコンテンツは今後どうするのかを決める指標にもなります。

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DAUをモニタリングする中で、落ちてきたタイミングで対象の記事をリライトし、DAUを高い数値で維持します。

※モニタリングついては、弊社独自のツールを使用しておりますので、詳細はお問い合わせください。

リライトで検索結果順位を戻す・上げる

リライトには「加筆・修正」と「全リライト」の2種類があります。

検索結果上位の記事が下がってきたときに、古くなった情報を修正、新しい情報を加筆するリライト。もう一つが、記事公開後6カ月経過しても検索結果上位に表示されなかった記事の全リライトです。

【加筆修正】
加筆・修正は、表示順位が落ちてきた理由を調査し、そこに対してリライトをかけます。

・情報が古くなっていれば新しくする
・商品紹介の記事では新商品に入れ替える
・新情報があれば加筆する

表示順位が戻るとインパクトが大きいですが、加筆修正した結果、順位が下がることもあります。

リターンが大きい分リスクも大きいため、的確なリライトを行わなければなりません。

【全リライト】
SEOコンテンツは、そもそも検索順位上位に上がらない場合もあります。

 競合性が高いキーワードなのか、ドメインの問題なのか、理由はいくつか考えられますが、メディアにとって必要なキーワードであれば全リライトする、または優先度が低いキーワードであれば切り捨てるのも手です。

結局、SEO対策って何すればいいんだっけ?

SEOについて解説してきましたが、結局のところ、やるべきことは次の五つです。

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内部施策とコンテンツに分けてみてみましょう。

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初期設計後は、各サイクルを回し続けるだけです。

メディアの運営は、これらのSEO対策に加えて「特集記事を制作する」「インタビュー記事を掲載する」「連載企画を走らせる」などで成り立っています。

for Reader」におけるコンテンツSEOの全容を解説してきましたが、「メディア運営者はとりあえず押さえておけばOK!」というものに絞っています。

「SEOコンテンツはどうやって制作すればいいの?」「内部設計の項目をすべて知りたい」「モニタリングの詳細を知りたい」という方、メディア運営・コンテンツ制作に困っている方は以下からお問い合わせください。

どうやって記事を書けばいいのかといったことについては、以下の記事をご覧いただければと思います。

長文、お読みいただきありがとうございました。

この記事が、皆様のメディア運営の助けになれましたら幸いです。

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ありがとうございます!noteを書く意欲になります!!
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出版社に約4年→半年間SEを挟んで、現在はフリーの編集者&マーケッター。 株式会社overflowで「for Reader」の編集長をしています。 forreader.jp
コメント (1)
勉強になりました!!!🙏📖
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