麻雀と起業人生を重ねて
※完全に趣味のブログなので、今回はスポーツの話ほとんどありません。
年末年始、皆さまどうお過ごしだろうか。
私はまとめたい資料が一つあったので、その資料作成以外は2/3くらい麻雀麻雀をしていた。
私は麻雀を愛していて、高校時代に肩を壊してから浪人〜大学2年は1日25時間くらい打ってた
大学デビューとか言って周りの男子が香水や着る服のブランドの話をしている中、盲牌で指にマメができないためにはどうしたらいいか。を検索しているくらい好きだった。
起業した後も、経営者・投資家・前職先輩・高校友人と周りにやる人がいるので月に2,3回は今でもやっていて、年末年始もびっしりだ。
そんな中、昨日こんな一局があった。
少しだけ付き合ってほしい。
南2局西家 持ち点1,000点 ドラ⑦ トップ目が親の44,000点。0点未満は飛びである。0点ちょうどは続行。
ルールは赤3枚。馬10-30。飛びと焼き鳥がかなり大きいルールで、私だけ焼き鳥(あがっていない)
貰った配牌が 一二二六八⑦⑦⑦⑨588東
ここで、第一ツモが二。第三ツモが一。その後すぐにこの形。
一一二二二三⑦⑦⑦88東白 ツモ北
関連牌はほぼ出ていない中、縦(四暗刻や対々和)をだけを見て三を切る。
ここで第一の選択。次巡、上家から一が出る。
どうしてもあがりたい状況ではあるものの、対子に役牌がないこと、一がもう1枚いそうだなと考えていることから、スルー。
ツモ一。三暗刻確定で絶好の手応え。堪えるって大事だなぁと思いながら第二の選択
全て生牌(ションパイ)である東・白・北のどれを切るか。
ただの三択。ミスしても全て結果論と言われるが、ビジネスも同様結果が全て。三を切る選択をした以上その決断をさせてくれた北と白を残し、東は安牌でもっている可能性が多いかなと考え、東を切る決断をする。
七巡目に白が下家から1枚切られる。
これで東ツモったら本当にキツいなと思っている状況で八巡目に光差し込む北ツモ
一一一二二二⑦⑦⑦88白北 ツモ北 ドラは⑦である。
ここで第四の選択。「リーチの有無」
しなければ確実に出そうなハネ満の北だが(全員タンピン系に見える。染めては無し)この状況に必要なのは焼き鳥と12,000点ではなく、役満。大逆転が欲しかった。
「リーチ」
最後の1,000点を出す。
同時に一年前におきたことがフラッシュバックした
(回想)--
「すみません、直前で申し訳ありませんがご一緒出来ません」
下noteでも簡単に記載させてもらったのだが、キャッシュアウトおよそ2ヶ月前に言われたこのセリフ。
たくさんの投資家に断られた。
この投資を信じて、唯一応援してくれた何人かの投資家にお断りを入れた。
その結果、会社が潰れそうな状態になったのだ。もはや流局すら許されない。
既にたくさんの人生を巻き込んでいた。
ここではたくさんの選択があった。投資を断った会社に怒るのか。泣くのか。それとも一緒にやろうと粘るのか。
従業員には伝えるのか。伝えないのか。
自分はこの1秒後から何を優先するのか。
諦めないことで会社を救えるのか。
愚直に向き合い、人を信じることをやめないという選択をした。
結果、今がある。
映像が流れてきてそんなことを考えていたら、気がついたら11巡目私の手には「北」が握られていた。
麻雀も経営も選択の連続であり、ミスをすることも予期せぬ事故もある。
それに対して目を背けず諦めず、真摯に向き合いぶつかっていくことでこれだけ嬉しいことがあるんだなということを1年経って麻雀で思い出した。
サイバーエージェント藤田社長が、「仕事が麻雀で麻雀が仕事」という本を出しているが、選択の連続と向き合い方を指しているのではないかなと思っている。
私自身4〜500半荘/年くらい打つので、それこそ奇跡的な逆転だったりドラマみたいな展開は色々と経験してきたが、それでも格別な一局だった。
この局をアガれる人は無限にいるだろう。
ただ、捉え方や感じ方は違うはずである。
人生を重ねた分、この一局が人生のつまみになったことを喜んだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?