英語で学ぶ子育て⑲Kobe Bryant という生き方 (1)

  昨年伝説のNBA選手コービー・ブライアントさんが急逝されました。その生き様は、今も尚、世界中の人々に大きな影響を与えています。数多くのエピソードがあるが、本人の言葉から一番多くを学ぶことができると考えています。英語を学ぶというより、"どう人生を生きるか"というもっと大事なものを、生きた英語から、学ぶことができます。(引用は下記動画より) 

 英語の勉強は、ある程度のレベルに到達するまでには、苦痛が伴います。興味のない単語や文法を覚えたりする必要がありますよね。いくら基本が大事だとわかっていてもそれを続けるには根気が必要だし、「なぜ勉強するの?」への答えが必要です。自分が中学・高校と、山形の公立校で英語の授業を学んでいた時も、授業自体には興味を持てませんでした。スポーツが好きだったので、彼ら一流のアスリートの言葉を、”生で”わかりたいというのが、自分の英語に対するモチベーションでした。

※訳は意訳となりますので、ご了承ください。


「偉大さの定義は、あなたの隣にいる人を inspire できるかどうかだと思う。それが偉大さというものだし、そうあるべきだと思う。それは一人が生まれ、生きて死ぬというようなものじゃない。君自身が、誰かをinspireできるということなんだ。それが、君が何かを産みだす、創りだすということ、それはずっと続くものだと、僕は考えているんだ。そして、僕たち人間の"挑戦"というのは、いかにして僕たちのストーリーが他の人々にインパクトを与えるかを見出すことにあると、僕は考えているんだ。そして、彼らが自身の素晴らしさ(に気づき、それ)を創り出すのを、ある意味、動機づけしてあげることなんじゃないかな。」

 " I think the definition of greatness is to inspire inspire people next to you. I think that’s what greatness is or should be. It’s not something that lives in dies with one person. It’s how you can inspire the person. To then in turn inspire another person. Then inspires another person. That’s how you create something, I think, it lasts forever. And I think that’s our challenge as people is to figure out how our story can impact others. And motivate them in a way to create their own greatness. "

「僕の学生時代の英語の先生に、Fisk先生という人がいた。彼はこう言ったんだ。"終わってから休みなさい。途中じゃない。" それが、僕の生きる上での座右の銘になっているんだ。僕は、休まずに前へ前へと、今もこれからも歩み続けるつもりだよ。世の中には、僕が答えを持っていないものが沢山あるし、僕が今考えもしない質問すらも、世の中には沢山あるからね」

" There’s a quote from one of my English teachers at Low Merion named Mr. Fisk. He had a great quote that said, Rest at the end, not in the middle. That’s something I always live by. I’m not going to rest and I am going to keep on pushing now. There’s a lot of answers that I don’t have, even questions that I don't have. "

「僕は、歩み続けるんだ。そして歩めば歩むだけ、新しいことがわかってくる。そのようにして、自分の道を築き続けていくんだ。これからも、いつもそうして生きていきたいと思ってるよ。」

" I am just going to keep going. And I will figure these things out as you go. And you just continue to build that way. So I try to live by that all the time. "

インタビュアー「(引退後の)あなたにとっても一番の "joy"(≒楽しみ)は何?」と問われ、

「家族といることだね。この夏はずっと家族と一緒にいたんだ。現役中には出来なかったことを、(ようやく)できたんだ。」

 and what brings most joy to you right now ?
"Being where’s my family, that is the most fun. You know, it’s hanging out with them all summer. Being able to do things that I ordinarily couldn’t do."

「物事が全て思い通りにうまく運ぶなんてことは、決してないんだ。でも" 愛"があれば、辛抱強くやりぬくことができる。もがいて、動いて、さらにもがいて、前へ進むんだ。そして、嵐を通り抜けると、美しい太陽が目の前に現れる。でもね、次の嵐がくるのを、避けることはできないんだ。そしたら、どうするかって? それも同じように乗り切るんだよ。」

(中略) Things are never perfect. But through love, You continue to persevere. And you move from move through. And then Through that storm , beautiful sun emerges. And inevitably, another storm comes.And guess what, you ride that one out, too.

「僕は、そうだな、愛とは、本当にあなたが心から愛する誰か、愛する何かとともに、良いときも悪いときもやり抜こうとする、ある種の "断固たる決意" (スラムダンクの安西先生風) と 粘り強さじゃないかと思ってるんだ。」

 And so I think love is certain determination and persistence to go through the good times and bad times with someone or something that you truly love.

 もし、私が、中学校の英語のリスニングの授業で上記のKobeのインタビュー動画から、英語を学んでいたら、「自分のスイッチ」を完全にONに入れられたのにな、なんて、今思ったりしています。

 子どもには、興味ある分野から、英語学習に自然に入れるような環境を整備したいですね。もっとこの人の言葉を知りたい!と心から思うような。

Kobeは、こうも言っています。

「その"好奇心"を持ちづつけてこそ、そこまで到達できるなんて思ってもいなかった場所までたどり着けるんだよ。」

Through those curiosity, you could reach the level that you did not think was possible.


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