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富山で注目の日本酒「林」を飲む

今夜は富山県朝日町・林酒造場の「林 純米吟醸 五百万石 火入れ」
黒部峡というお酒が基本ですが、この「林」という銘柄は、五百万石・山田錦・雄山錦・美山錦と米ごとに作られる純米吟醸酒。
まず生酒で一部販売し、それからしばし熟成。その上で、杜氏が納得したものでないと火入れで売らないとか。今のところ五百万石しか見てないので、きっと他のは出ないんだろうな。

さて、じっくり味わってみましょう。

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米の旨みをよく感じます。生酒よりやっぱり柔らかいですね。キレがいいんですが、その中でも余韻んを綺麗に残していく。これはさすがです。火入れでこの感触なら、ぬる燗くらいならいけるんじゃないかな。

林酒造場は創業400年以上で富山で最も古い酒蔵ですが、杜氏・林秀樹さんは、富山で最年少の杜氏さん(1988年生まれ)。
今、富山で最も注目されている杜氏と言ってもいいのではないでしょうか。
平成27年に杜氏に着任。初年度から全国新酒鑑評会で金賞を取り、金沢国税局新酒鑑評会でも優等賞(いわゆる金賞)。金沢では毎年優等賞、全国も4回くらい取ってます。

昨年の記録的猛暑で、米は硬く、水を吸いづらいために麹も入りづらく、結果として発酵もしづらいようです。それでもこれだけ綺麗に仕上げてくるというのは、やはり杜氏の技術なんでしょうね。通常銘柄「黒部峡」も、キレがよく飲みやすくて、海の幸の刺身によく合いますよ。

この「林」は富山県外には出しておらず、通販もないと聞いています。コロナもどうにか落ち着いてきたので、ぜひ、富山に飲みにきてくださいね。

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