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ありがとうワイラプ、ありがとうBCリーグ。

はじめに



9月13日 滋賀戦を終え、今シーズンの日程を終えました。

応援していただいた全ての方々へ
感謝申し上げます。


本当に応援ありがとうございました。

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僕に輝く場所をくれた
福井ワイルドラプターズとBCリーグ。

本当にありがとうございました。


ここまでの振り返り

たぶん、
他の選手とは全く違う感覚で、入団した。

みんなは「NPBに絶対に行く」という強い思いの中で、

僕は

「BCリーグで試合に出てヒットを打つ」

なんて小さな目標を持っていた。


僕がここまで小さな目標を立ててきたのは、
これまでの野球【選手】人生に自信が無かったから。

死ぬほどデカい挫折を高校野球の時にした。

僕は上田西高校という長野県内では有力な私立高校出身。
部員は90名とかなり多いチームだった。

中学まではキャッチャーでスタメン。
クリーンアップを打つのが当たり前。

自信満々で高校へ進学したが、
一切、活躍する事は出来なかった


高校2年の8月。

「明日からスコアラーとしてAチームに帯同してくれ」
と事実上の引退を宣言をされた。

これで、僕の高校野球は【選手】としての終わりを告げた。

ここから裏方を1年間やり続け、
【選手】としての自信は皆無になった。



この挫折が、大きかった。大きすぎた。


野球選手なんて諦めてた。

だから、

教員免許取って高校の先生になって
甲子園を目指したいと思ってた。


上手くない自分野球やる価値なんて無い


そう思い込んでいた。


ここから、
長野大学での野球の話。

楽しく伸び伸びと、
三振とエラーは当たり前。
ヒットを打つなんて凄いこと。

こんな環境だった。

挫折してた自分にはこのくらいが、
ちょうど良かった。


勝てないけど、
レベルも高く無いけど、

自分の頑張り次第でドンドン上手くなれる環境。


そして、それを引っ張り作り上げる
先輩たちとコーチと監督。 

その中でSNSも活用しながら、
共に頑張る仲間を見つけ、実力をつけていった。


大学4年の時には、
弱小大学ながら主軸となれた。


だけど、
BCリーグに挑戦できるほどの実力は無かった。

現に、
2球団の練習会に参加させてもらったが
即日で不合格の連絡をもらい、

BCリーグ合同トライアウトも不合格になっている。


12月。
新体制となる、ワイラプが練習生として取ってくれる事が急に決まった。

ここの展開は想像も出来なかった。


まず、入団できたことが奇跡だし
BCリーグに挑戦する権利を貰えてありがたい限りだった。




ここからは、ワイラプの話。

練習生として、入団。
主に配送業を行い、空いた時間で練習をする。

そのような形になり、
月収は15万円が最低となり、最大30万円になる。


そう聞いていたが、
現実はそんなに甘くはなかった。


実際、3月は4万円と少し。4月は8万円と少し。

生活は日に日に苦しくなっていった。

沢山の方に支援をして頂き、なんとか凌いだ。
本当には感謝してます🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️


また、この時期は
一気に野球のレベルが上がって、苦しんでいる時。

ノック中の何気ない送球が捕れない。

送球の精度がずば抜けて悪い。

キャッチャーフライが全く捕れない。

140km/hのストレートが構えたところに来てるのに捕れない。

バッティング練習の速球がファールばかりで前に飛ばない。

野球でも、しっかりと苦しんでいた。


上手くいかない野球、
なかなか稼げない副業、

上手くいかない事が多くて、、、、、

本当に分からなくなっていた。


その時々で、思うこと感じた事は

基本的にnoteにまとめてある。


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また、悩みは変化していった。

5月からはエリア変更があり、
仕事量は多いが給料も多いエリアになり、

しっかり稼げるようになった。

逆に、稼げば稼ぐほど
練習する気力と時間が削がれていく。


ただ、
ここから野球はドンドン上手くなっていった。

気力と時間が無いから、量はこなせない。

効率的な練習をしていかないと上手くなれない、

考えて、習慣化して、新しい自分を作っていった。


バッティング練習では、ミスショットが激減。
シートノックでは、外野送球のカバー率が激増。
キャッチャーフライも問題なく捕れるようになっていった。

これは明らかな変化だった。


時間が無いから、考える。
ギリギリだから、考える。


そして、自分より野球が上手い人に溢れているから
何でも聞く。教えてもらう。お願いする。


とにかく野球に貪欲になれていた。



上手くなっている実感はあるけど、
7月の時点では昇格できず、

ぶっちゃけ諦めていた。

「自分がBCリーグなんて、

無理な事だったんだのなぁぁぁぁぁ」

と。。

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心の叫びツイート。

苦しんでた。



けど、チャンスは貰えた。

8月26日に昇格。 
どんな形であれ、
BCリーグの公式戦に出れるチャンスを貰えた。

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輝く準備はできた。

あとは打つだけ。


そんな思いだった。


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BCリーグでの2打席目。

金沢市民球場がナイターで照らされている中、

「代打、森下」

インコースのストレートをフルスイング。

かなり詰まっていたが、
ライナー性の打球が飛んでいった。

ライト前にボールが落ちた。


ライト前ヒット。




それが僕のBCリーグでの目標達成だった。


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こんなに自分で自分を褒めてやりたいと
思った事はありません。

よく逃げなかった。
よく諦めなかった。
よく頑張った。



他のBCリーガーからしたら、
何も凄くないポテンヒット。


だけど、
僕からしたら人生が変わるヒット。



僕の人生の中でトップクラスに輝けた。
そう思えた一瞬だった。

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その後の試合では、
クリーンヒットもちゃんと打てたし、

成長を実感できた、
最高の最後を迎える事ができた。


9打数3安打1四球
打率.333

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本当に、本当に、本当に、


自分がBCリーグの公式戦に出るなんて、
そして、ちゃんとヒット打つなんて、

想像出来なかった。


これは、自分の技術だけじゃない。


僕がこの環境に入れた事。
僕がこの環境で頑張れた事。
僕がこの環境を辞めなかった事。


ワイラプという環境にとても感謝している。

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福沢さんの指導方針が、
僕にとても合っていて凄く野球がやりやすかった。

鉄平さんの対応の早さが、
副業での不安やストレスを大きく減らしてくれた。


先輩方は気さくで話しやすかった。 
聞けば何でも教えてくれた。

同期もいい人ばっかりだったし、

後輩達はお調子者が多くてそれがまた関わりやすかった。


バッティングの話を無限に出来る、
恭凪さんと寺田先生と藤原くらた。

キャッチャー陣は教えてくれる人ばっかり。

ゆうや、ゆうご、ぬまごん、まなと
ストップもスローイングもキャッチングも。
たくさん教えてくれた。

寮で隣の部屋だから本当によく一緒にいたから。
いろんなことたくさん話した
秋山こうた。



その他、全員。

今年のワイラプじゃなかったら

自分は辞めてたかもしれないし、

野球が上手くなってなかったかもしれない、

ヒットも打てなかったかもしれない。


そう、本当に思う。


心の底からいいたい。


ありがとうワイラプ


同じチームとして、
野球をやり
生活をして
共に頑張れたこと

僕にとって大きすぎる経験になった。


どんなに感謝しても仕切れない。

こんな僕がここまでこれたのは、
ワイラプだったから。


本当にありがとうございました。





そして、
ありがとうBCリーグ。

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ワイラプを含めた西地区は、
来季から新リーグを発足する。

たった一年だけど、BCリーグがあったから

僕は充実した野球人生に出来た。



このBCリーグは
野球をする全ての人のために、
野球を応援する全ての人のために、


あり続けてほしいと思った。


BCリーグよ、永遠に。


そして、新リーグが大盛り上がりすることも
心の底から願っている。


日本の野球界が盛り上がること。

スポーツで社会が盛り上がること。


それは、
本当にたくさんの幸せを生むこと。



全て含めて、本当に、


ありがとうBCリーグ




僕のこれからについて


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僕は、教師として働いていきたい。

本気で教師をやりたい。


だから、
若くて元気がある時から教育現場に入り、
メキメキと力をつけていきたい。  




自分が苦しんだ過去があるから、
伝えられる事がある。


自分は悩みが多かったから、
助けてあげれる人がいる。



教師として、一流になる。



そう心に決めている。



なので、
僕の野球人生は今シーズン限りで終わりです。

野球をする姿を応援してくださった方には、
感謝しています。



今年、野球をやり切ったからこそ、

本気で教師を出来る。


そう思っています。



ただ、
まだ就職先が全く決まっておらず、
本当に来年から教員をやれるかどうかは不明なところが本音です。


社会科(地理専攻)の教員不足でお悩みの学校の方がこのnoteを読んで頂けているのなら、

連絡ください😂
若さと粘り強さとモチベーションなら負けません!!




活力のある23歳の今から、
教員として再出発していきたい。


そう思っているところです。



将来的には、
野球部で指導もしてみたい。
高校野球と関われたら、また伝えられることも多くなるのかな?

なんて夢をみてます😂


まずは、
社会科の知識を学ぶ。

ここからやり直していきます。


目指せ!激アツ本気の教師!!!!!


(これからもSNSでの発信はしていきますので、
よろしくお願いします。)




最後に


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みなさんには、
僕の野球人生がどのように映ったでしょうか?




本気で野球と向き合う。
本気で野球を楽しむ。


その姿が
たった一人にでも勇気を与えられたのなら、

僕は野球選手として、満足して引退できます。


皆さんからの感想を待っています😊




これにて、
森下眞之介の野球人生は終了です。


ここまで応援してくれた全ての方々に

心からの感謝を申し上げます。




本当に、本当に、本当に、


ありがとうございました!!!!!!!!!




これからの森下眞之介の人生も
よかったら応援してみてくださいね😉


おわり




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

少しでも良かったと思っていただいた方、
いいね&シェアをよろしくお願いします😉😉


また、
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(有料noteに出来なかった…)





〜終わりは始まり〜

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