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よくある質問。

商品やサービスのサイトに必ずある「よくある質問」。あれを個人がプロフィール欄に持ったらどうだろう。

まず話の前提として、人のプロフィールは読む気にならないという問題がある。基本的にプロフィールは、全く知らない人が見たときに速度早く信頼構築をすることを想定しているのか、肩書きや実績の詰め込みになりがちだ。(逆にみんなが知っているような人はプロフィールが一行挨拶だけだったり、ブログリンクだけだったりする)そして、そのようなキーワード詰め込みプロフィールから、その人のらしさを知ることは難しい。

それに、本人による自己紹介は聞いていてつまらないという問題がある。それはリアルな場でも同じで、大勢での自己紹介タイムほど退屈な時間はない。他己紹介なら、良くも悪くも面白いエピソードが出がちで、そのやりとりから人間性もよくわかるけれど。そもそも知りたいことが分からない不特定多数に対して、短時間でアピールすること自体、無理ゲーなんじゃないか。

だからって、FacebookやTwitter、ブログのプロフィール欄が今すぐ無くなれと思わないが、別のフォーマットがあってもいいんじゃないかとは思う。+αでも。その一つが「よくある質問」形式だ。僕の場合で、見てみよう。まずは自己紹介形式。(何かのメディア用に作られたやつだと思う。)

1987年、富山生まれ。早稲田大学卒業後、2010年、(株)博報堂に入社。SNSなどを活用したクリエイティブ開発に携わった後、独立。「よるヒルズ」や「リバ邸」などコンセプト型シェアハウスを各地に立ち上げ、ムーヴメントを牽引する。またネット選挙運動解禁を実現した「ONE VOICE CAMPAIGN」などを主導。そのライフスタイルが、NHKなど様々なメディアに取り上げられる。2014年、多様なクリエイターを集め、NEWPEACE Inc.を創業、代表に就任。社会課題からストーリーを組み立てることで、新しい形のブランディングを実践している。

うん、読んでいてつまらない。凄そうな感じに仕立てられているが、僕の人間らしさは伝わらない。一方で、よくある質問形式だと、こうなる。

Q. どうしてシェアハウス作ったんですか?
A. 勢い余って1年で会社をやめてしまい、調子に乗って借りていた少し高いマンションの家賃が払えなくなったから。仕方なく、同じような境遇の奴らを集め、一緒に住もうと思ったのが始まり。5人であれば前のマンションの1/3くらいの金額で、六本木のど真ん中に100平米越えのバブルマンションを借りれることがわかり、その広いリビングを何か活かせないかなと。そこで僕らがそうであったように夜、会社とは別の仕事や企みをする場所がなかったので、深夜は自由に使っていいよ、とオープンスタイルを取っていたら、Facebookで口コミが広まり、沢山の人が訪れるようになった。似たような奴らが集まったから、自然発生的にイベントが生まれ、コミュニティ化していった。

これは極端な例かもしれないが、無駄な情報が多い一方で、ストーリーになっているから人間性が伝わる気がする。聞きたい視点から自分のことを紹介していくことで、コミュニケーションになり、読むエンタメになりやすいんだと思う。

例えていうなら、プロフィール欄での自己紹介というのは広告だ。そういうメディア枠があって、その範囲の中で言いたいことを言える。一方で、よくある質問は、ソーシャルコンテンツだ。見る側の興味・共感の視点から構成されたものだ。言いたいことを言える割合は減るが、その分、納得感を得られやすい。

もちろんその人を知るための全体の情報量が増えてしまうので、よく読まれている質問を自動で上に持ってきたり、カテゴリ検索を用意したり、効率的にする仕組みは必要はあるだろう。ただ、知らない人同士が出会う前に「よくある質問」を見ておけば、無駄な基本情報をやりとりする必要はなくなるかもしれない。

というわけで、誰かにいけてるサービスとして作ってほしいと願うが、よく考えたら、このブログでも機能するか実験することはできる。やってみたい。もしも僕に、「こういう質問おもしろそう」「この視点から聞きたい」みたいなことあれば、コメントやメッセージでください。それをタイトルにして答えを本文に書くので。※エントリが無かったら、お察しください。。

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Visioning Company NEWPEACE代表。“20世紀からの解放”を掲げ、自動運転・シェアリングエコノミー・SDGsなど次世代のビジョン開発および社会浸透を手がける。独自事業として、都市における新たな交流場“サードコミュニティ”を展開。金髪3児のパパ。