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怒らないで聞いていただきたいのですが…ってメールに、こう返信したかったって話

「怒らないで聞いていただきたいのですが……」
って仕事のメールが先週来た。

なかなか見ない文面だなと思った。
たぶん、こう書かれたメールをもらったのは初めてのような気がする。
内容はここ何ヶ月か二転三転してまた一転した仕事のやり直しメールだった。

ただその日はそれよりも仰天するような内容のメールが朝から来ていて、
それがあまりにぶっ飛ぶような内容で、
それに目を丸くしていたら、
次から次にすごいメールが、来ること来ること。
午前中だけで4回くらいはぶっ飛んだかな…。
そんな日もたまにある。

で、最初のメールの文面。
「怒らないで聞いていただきたいのですが……」

これに実際はこう返したかった。
「怒らないって決めてますが…」
ま、もちろんそんなこと書かないけど。

わたしはだいたい怒らない。

何年か前に怒らないって決めた

怒っても損することが多すぎるからだ。

以前は、怒りは表に出さなきゃOKと思っていた。
怒りをエネルギーに変えてがんばる!
ってことを意識していた時期もあった。

怒り吐き出し用の「デスノート」なんていう
誰にも見せないノートをつけて発散していたこともあったけど、
これも効果があったのか疑問だ。

いずれにしろ溜め込んだ怒りってふとした瞬間に爆発しちゃう。

だいたいのことは我慢できていても、
我慢の限界を超えるようなことがあって、
メールだと失礼だと思って電話をかけてきた相手に
メールだと抑えられていた怒りが爆発しちゃって、
せきを切ったかのように文句があふれ出してしまって、
(なので電話は危険だ)
いやー言いたいこと言ってスッキリしたー
・・
・・・・・
って…うそ。
スッキリするどころか、罪悪感しか残らない…。

ほんと瞬間的にはスッとするけど、あとで絶対後悔する。
そのダメージのデカいこと…

そんな失敗が度々あった。

ついイヤミなひと言を書いてメールを送ってしまったり…
投げやりな対応になってしまったり、
かなり慎重に意識しておかないと、
貯めてたものって、
思わぬところでついあふれて出てきてしまう。
その度に、自分の器の小ささと、
悪いことしたなーって罪悪感で苦しくなる。

あるときふと思ったのが、
そもそも「怒るのやめよう」ってことだった。

やり方って言ってもなにもないのだけど、
「怒るのやーめた」ってそれだけ。

それ以来、怒ることをやめている。

これですごく楽になった。

とは言えそんなに感情をコントロールできるのか?
って話なんだけど、
意外に決めちゃえばできるもんだ。
そんな気がする。

そりゃ、ときどき頭に血が上るようなこともあるけど、
「いやーでも怒らないって決めたしなー」
ってワンクッションおくと全然違う。
「で、どうすりゃいいんだっけ?」って切り替わる。
面倒なので、早くやっちゃえ」の方が先にくる。

そもそも相手だって、
怒らせたい、困らせたいと思ってやってるわけじゃないだろうし、
向こうには向こうの事情があるはずだ。
「向こうも大変なんだ」そう思うと、気持ちも少し楽になる。

「整える習慣」という本に

「怒らないと決めておく」だけで怒りの20%は減る

と書いてあった。
「決める」だけで20%減るんだからこれはかなりお得だ。

「え?それだけ?」ってやり方の方がじつはすごく効果があったりする。

これがオススメのやり方なのかというと、よくわからない。
でも怒って損したーって、そこにストレスを強く感じる人は、
やってみてもいいかなと思う。


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