あえて締め切りを破るという禁断の方法を武器にする
最近発見したことがあるんです。
それは締め切りが迫った方が、いや締め切りを過ぎた方が人は力を発揮できるのではないか、ということです。
ヤバい!間に合わないかも!?って、お尻に火が付く状態。
お尻に火が付いた方が、フローと呼ばれる状態、つまり時間など忘れて没頭できる超集中モードを発揮できるのでは?と思ったのです。
火事場の馬鹿力的な力の発揮の仕方です。
お尻に火が付くと火事場の馬鹿力が発動する。
なーんだ、当たり前のことじゃん。
そうなんです。当たり前なんです。
ただ、ある意味でこの「当たり前」の気づきが大事なのです。
締め切りを破ってしまう、破りそうになってしまう。
この状態を意識的に作れれば「火事場の馬鹿力」が意識的に発揮できるかもしれないですよね。
その「フローを生み出す」ために「お尻に火が付いた状態」を意識的に生み出す方法を発見したかもしれないのです。
ここ最近、朝一でやるべきことを全部やるという習慣を始めた。
簡単に書くと「起きたら朝一でやるべきこと全部終わらせましょう」というもの。
わたしの人生の充実度はこれを始めてから爆上がりしたのだけど、もうひとつ気づいたことがあった。
それは朝、仕事をしていると、いつの間にか時間を忘れて没頭して「え!?もうこんな時間?」ってなってる頻度が高いということ。
4時に仕事を始めて、よし!7時半までに全部終わらせるぞ!なんて思っていたら、いつのまにか9時!?え、まずい!!!ってなってることが、やたらと多い。
つまりフロー状態、超集中モードにいつのまにか入ってるんです。
感覚的な話になってしまうけど、デザインの作業をしているとき、黙々と作業を進めているうちに、いつのまにか夢中になっていて、止まらない状態になる。
そうなると時間の感覚も何も全部分からなくなって、ここをこうしたらどうなるか、こうアレンジしたらどうなるか、アイデアがつぎつぎ湧いて、いつのまにか最初は思ってもなかったようなものができあがっていく。
デザインだけでなくて文章を書いているときでも同じで、いつのまにか夢中で止まらなくなる瞬間がくる。そうすると書きたかったことが、別のことと結びついたり、思ってもみなかった気づきが急に湧いてくたりして、文章を書く手が止まらなくなる。
ひたすら流れ出してきて止まらなくなる、それがフロー状態。
フロー状態になれば仕事は終わったも同然。
というか、出し尽くすまで「終わる」感じがなくなる。
「こんなもんでいいか」って妥協しないで気持ちよく終われる。
「よし、出し尽くした!」ってなる。
つまり自分の作ったものへの満足度が上がった状態で終われる。
ただ、フローに入るまでの時間がけっこうやっかいで、ひたすら手を動かしながら「待つ」しかない。
ただ、朝のうちに全部片付ける習慣を始めてから、大体いつもこの状態で終われていることに気がついた。
理由は何だろう?って考えてみて気がついたのは、「制限時間を設定したから」なんじゃないかってことだった。
朝のタスクを始めてから各作業に「制限時間」を設けるようになった。
いくつかタスクをリストとして並べて、一つ終わらせるごとに次の作業の制限時間を書き込んでいくという方法。
制限時間は「この時間までに終わらせたい」というあくまで希望として書いていたのだけど、これがキーになってる気がする。
タイムリミットが近づいてきた頃に、「あ、そろそろ終わらせないとまずいか」って脳があせり始める。
このあせりがきっかけになって「超集中モード」を生み出しているのではないか。
だいたい、制限時間を過ぎた頃に急にアイデアが湧き始める。
つまり仕事が乗ってきて時間の感覚がわからなくなる。
夢中で作業に没頭し始める。
気がつくとかなり時間をオーバーしている。
じゃ、適当に早く制限時間を書けば良いじゃんって思って、試してみたけどダメだった。あまり早い制限時間を書いても特に効果はなくて、あくまできちんと「この時間までに終わらせたい」という本気の希望時間を設定しないとダメなようだ。
確実に毎日そうなるわけではないので、100%そうなるとは言えないけど、かなりの確率で朝の「超集中モード」は発動している。
つまりほぼ毎朝、締め切りを破っているのだ。
自分で決めた締め切り時間をあえて破って集中力を発揮する。
人は追われると力を発揮する生き物なのだ。
あえて時限爆弾を設置して爆発させるような考え方だと思っている。
締め切りは守るものはでなく、超えるためのスイッチ!そう思うことにした。
だからこそ自分で締め切りを自分で決めて早めに設定しておくことがより重要になってくる。
本当に締め切りを破ってしまうと、信用も、仕事も失う可能性がある。
結局、いつも予定時間をオーバーしてしまうので、朝の時間設定がコントロールできなくなってしまっているのだけど、最初からそういうものだと思っておけばなんとかなる(ならないときもあるけど)。
あくまでこれは個人の体感なので何の再現性もないだろうなと思いつつ、ただ、わたしにとっては、すごい発見だったのでここに一応報告しておきます。
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